【カメラ選び】ぼくが「カメラ初心者はニコン・キヤノンを選ばない方がいい」と思う5つの理由

   

FUJIFILM X-T10 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/5.6, 1/13 sec, ISO3200)

日、カメラ初心者の先輩からカメラ選びのアドバイスを受けた話を書いた。

【番外編】初心者向けカメラ(レンズキット)のオススメ(動体撮影あり)
先日、会社の先輩から、 「今度、子供の陸上競技会があるんでカメラを買おうと思っているんだよ、オススメない?」 という質問を...

それ以降、「あれで正しかったのだろうか、もっと伝えるべきことはあったんじゃないか」といろいろと自問自答した結果、

これからカメラを始める人に「ニコン・キヤノン」を勧めるのはあまり得策ではないという結論に至った。

操作がわからないのはどのメーカーでも同じ

ニコン・キヤノンユーザーは、たいてい「長年の蓄積があって操作がわかりやすい」とか「やっぱりニコン・キヤノンはユーザーが多いし評価されている」とか言って勧めてくるわけだが、

「自分が使っているメーカーのカメラの操作方法がわかりやすい」のはあたりまえだ。
それはその人の主観だ。

これからカメラを始める初心者にとってはニコン・キャノンだろうとソニーだろうと富士フイルムだろうと「操作がわからない」ことに違いはない
だから、初心者にとって最良のカメラは、「勧める人間が操作しやすい」カメラではない。
人にカメラを勧める時に、ここは勘違いしてはいけないポイントだ。

選択肢が多すぎて迷う

前回、お勧めする時にいろいろ調べていて思ったのだが、ニコン・キヤノンは同じようなカメラが多くて、非常に迷う。 キヤノンのエントリー一眼レフを例として見てみよう。

  • EOS Kiss X80
  • EOS Kiss X7
  • EOS Kiss X8
  • EOS Kiss X9
  • EOS Kiss X9i
  • EOS 900D

エントリーだけで6モデル。型落ちモデルがあることもあって異様にラインナップが多い。 くが初心者でこれを見たら確実にうんざりしてやる気がなくなる。
ちなみにニコンも似たようなものだ。D3000番台、D5000番台が乱立。しかもナンバリングがめちゃくちゃでわかりにくい。

正直、このレベルならどれで撮っても大して変わらない。
差がないものに、選択肢は必要ない。

価格吊り上げのためにモデルチェンジを繰り返す商法の弊害だろう。

特徴がない

この2大ブランドのカメラはとにかく特徴がない
「プロが仕事で使うので、奇をてらって実用性を損なってはいけない」という言い訳はフラッグシップモデルだけで十分だろう。

まあ、とにかくつまらない。形も同じ。白とか赤とか出せばいいってもんじゃない。

それに比べると他メーカーはわかりやすく独自の路線があり、特徴的である。

フルサイズでミラーレス等、革新的な技術を盛り込むソニーのαシリーズ。
レトロな外観とおしゃれな配色で女子人気が高いオリンパスPENシリーズ。
クラシックカメラスタイルで同時路線を貫く富士フイルムXシリーズ。
小型化と性能を両立させて、特徴的なスタイルの一眼レフを作るペンタックスK。

ニコン・キヤノンはこういう特徴的なブランディングができていないので、はたから見ていてどこに向かっているのかよく分からない。
(発売中止になったニコンのDLシリーズとかNikon 1とかはそれが顕著だった。)

「安心感」が売り、という意見もあるが、別に他のメーカーに「危険感」を感じたことはない。

最近の一眼レフ離れ、ミラーレスへの流入の原因の一端はこういう部分にもあるんじゃないか。

みんなとおなじ

そうは言ってもやはりみんな日本人。
一眼レフ離れが進んでいる昨今でも、ニコン・キヤノンの一眼レフはやっぱり初心者、ママさんパパさんカメラマンや、年配のカメラマンを中心に人気があり、大多数を占めている。

つまり、今からニコン・キヤノンのカメラを買っても、最初は「みんなと同じカメラを使っているその他大勢」にしかなれない

そのカメラで写真を撮ることが面白いと思えるかどうか。
自分の道具に希少性を感じたり、それを使うことで目立ったり、「個性的だ」と自分で感じられるか。
そんな単純なことで、思いのほか人のモチベーションというのは上がるものだ。

写真を趣味にしていると、ちょっとしたスランプがあったり、忙しくて写真を撮りに行けなかったりして、カメラをやめたくなることもある。
そんなときに、所有しているだけでモチベーションが上がるカメラの存在は大きかったりする。
そういうチカラは「みんなと同じあのカメラ」にはない。

それになにより、「初めてのカメラはシグマdpシリーズでした」とか、インパクトがあって面白いし、話のネタにもなるじゃないか。
ぼくはdpシリーズを使ったことがないので無責任なことは言えないが、なんかすごいらしいよね。使いにくいみたいだけど。

ファッションと両立しにくい

大きすぎて、という意味ではない。
最近のエントリー一眼レフは結構小型化していてすごいと思う。
でもあれだ、ぜんぜんかっこよくない

もう、ぜんぜんかっこよくない。

「操作性を優先〜」とかは聞き飽きた。
ぼくはオリンパスのPENを持っていた時も、今の富士フイルムXも「操作性が悪い」と感じたことはない。
僕がニコンの一眼レフを買ったのは「一眼レフを使ってみたかったから」で、オリンパスPENを手放したのは「カメラが2台あってもしょうがないから」だ。
操作性が悪いからではない。

一眼レフはカジュアルにもフォーマルにも、日常のファッションに合わせるのは非常に難しい
だから、一眼レフをファッションに取り込んでいる人をたまに見かけると、素直に感心する。
で、そういうことができている人はたいてい若者である。ちょっとポップな雰囲気に溶け込ませていたりする。

まあ、おっさんには結構厳しい。

でも、ミラーレスカメラならそんな心配は無用だ。
そう言う意味で特にお勧めなのは富士フイルムXシリーズ
首にかけているだけでサマになるカメラはこのシリーズか、オリンパスPENくらいだと思う。

カメラそのものが独特の雰囲気を持っているし、大きさも手頃(レンズによるが)で携帯しやすい。

なお、ライカはもちろんかっこいいが、普通の人が買うものではないので除外する。
あれは気軽に手を出していいモノではないので、絶対に間違えないように。

「ほしい」と思ったカメラを買うのがいちばん

カメラ売り場に行って、いろいろ試して見て、「あ、このカメラで撮りたい」と思ったカメラを買えばいいと思う。
アドバイスは求めなくてもいいし、初心者のことなど何も考えていない他人の意見など聞く必要はない。

「初心者に使えないカメラ」なんてものは基本的に売ってない。

ぼくも初めて買ったカメラはリコーの「GR DIGITAL Ⅱ」という、およそシロウト向けとは程遠いカメラ(ズームできない、広角単焦点、手ぶれ補正ない)だったが、逆にそういうところが好きで夢中で写真を撮ったし、今も代替わりして持っている「RICOH GR」を手放せないでいる。

いちおう言っておくが、「ニコン・キヤノンのカメラ」が、「他のカメラに性能で劣っている」という話ではない。

人に言われるがままにたいして欲しくもない「ニコン・キヤノンのカメラ」を買っても、きっと長続きしないってことだ。
いろんなカメラを持った、いろんな写真を撮る人達が、街に増えればいいと思う。


(ちなみに、前回の記事でアドバイスを受けた先輩はソニーの「α5000」を買ったそうだ。)

 

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