最近のAppleについて
みんな大好きApple製品。
私も好きだが、すでにメーカーとしての絶頂期は過ぎてしまったと感じている。
iPhoneが進化をやめ、 皆が当たり前のようにMacBookを使っている…そんな2024年。
希少価値がなくなったApple製品に対して、以前のような情熱は持てていない。
でも、Appleから新製品が発売されたらなんかチェックしちゃう。
なぜだろう。
…そんなAppleから、ここ2ヶ月で新製品が続々登場した。
新製品2024
Apple Watch Series10
2024年9月、Apple Watch Series10が発表・発売。
あのApple Watchが、もう10作目とは。時代の流れは恐ろしい…。
ちなみに私はSeries2と4を所有していた。
平日も休日も常に装着しているヘビーユーザーである。
今年に入ってから、Series4の様子がおかしかった(電池持ちが悪い、反応が遅い)ので、新しいApple Watchの実力を見せてもらいたい欲もあり、アップデートすることにした。
今回選んだのは、大きい方(46mm)の一番安いモデル(アルミニウム、GPS、スポーツバンド)。
価格は64,800円。
…安い!
…わけがない。ただの時計ではないので、耐用年数的に6万円台は普通に高い。
カメラ機材の狂った価格のせいで、金銭感覚が壊されてしまっている。
目を覚ませ。
今回のSeries10、モノ自体には特に不満はない。
だが、見た目も特に変わり映えせず(気持ち薄くなっているくらいで)、製品そのものには目新しさも面白さもない。
バッテリーライフが劇的に改善されたわけでもない。
ただ、バッテリーの急速充電はとんでもなく速いので、そこはすごいと思う。
今後数年使用した後、バッテリーがへたってきたらどうなるか。
そろそろ革新的なブレイクスルーが欲しい。
iPhone 16
同じ2024年9月に、iPhone 16シリーズも発表・発売された。
ただ、私は去年iPhone 15 Pro Maxをとんでもない値段で買っていたので、興味がなかった。
っていうか、大幅に改良されていたら悔しいので見ないようにしていた。
改めて、iPhone 16 Pro MaxとiPhone 15 Pro Maxを比較すると…
- 高さが3.1mm、幅が0.9mm増加。
- バッテリー持続時間が拡大(ビデオ再生で最大27時間)。
- 30分で50%まで充電可能な急速充電に対応。
- 超広角カメラが4800万画素に進化しており、光学5倍望遠カメラも搭載。
- カメラの起動や撮影、ズーム操作、生成AIを活用した写真からのリサーチなどの機能を利用できるカメラコントロールボタンが搭載。
- 最新のチップである「A18 Proチップ」が搭載されており、CPU性能が最大15%、GPU性能が最大20%向上。
- デザートチタニウムというゴールド系のカラーが加わり、ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ナチュラルチタニウムの合計4色展開。
…以上、Googleさんの回答だ。
マイナーチェンジと言っても過言ではない。
っていうか、以前と比べれば最近はずっとマイナーチェンジのようなものだ。
新作が出るたびに飛躍的に能力が向上していた以前とは違って、スマホはもはや毎年買い替えるようなものではなくなった(信者を除く)。
そもそも値段が高すぎる。
Pro Maxは19万円から!って。高級パソコンかよ。
Mac mini M4
2024年10月末、久しぶりに新型が発売されたMac mini。
順当にM4世代のプロセッサを積み、噂通り筐体デザインが刷新。
全モデルと比較して、かなり小さく、軽くなった。
…まあデスクトップPCが小さく軽くなっても、あまり意味がn
大幅に形が変わったので、今回発表された新製品の中で、最もインパクトがある製品だと思う。
そして、このインパクトこそが、Apple新製品の醍醐味だと思う。
MacBook Pro
Mac miniと同じ週に発表されたMacBook Pro。
昨年発売したM3版と同じ筐体(無印チップは変更あり)で、順当にM4シリーズのチップにアップデート。
あとはユニファイドメモリの容量が上がった…みたいな感じだ。
前作とあまり変わっていないとはいえ、ノートPCとしての完成度は高い。
そもそも純粋にかっこいい。
スペースブラックの色も非常にクールで、「やってくれそうな外見」をしている。
ただ、ノートPCとしては重量級。
軽い方の14インチモデルを持ってみた際の感想は「持って歩くには重くない?」だった。
少なくとも、毎日肌身離さず持ち歩きたいと思える重さではない。
これが、後の選択に大きく影響した。
この写真は自宅のMacBook Pro 15inch(2018)。重量も動作も、とても重い。
Apple製品(とその周辺)から発せされる物欲
言い訳
最初に、言い訳をしておこう。
最後にPC機器を更新したのは2018年9月。
すでに6年が経過している。
普通、PCの寿命は長くても5年程度。
つまり。
私は、新しい、PCを。「買わなければならない」のだ。
もう一度言う。
「買わなければなr
前提
私のMacBook ProのプロセッサはIntel Core i7 2.2GHz。
そして、メインで使用しているストレージは4TBの外付けHDD(Thunderbolt 3)。
最近、Lightroom Classicの動作がめちゃくちゃ遅い。
コレクションに追加するだけで異様に待たされる。
そしてこのたび、4TBの容量が限界を迎えた。
今回のPC更新により改善したかったことは
- Lightroomの動作安定化
- 写真保存ストレージの確保
- 物欲の発s
これを達成するためには、どのモデルを買うべきだろうか。
更新候補は…
- MacBook Pro M4
- Mac mini
- MacBook Air
ただし、今回は検討する前に一つ、テーマを決めていた。
「必要十分」なモデルを購入する。
お金は大事だ。
物欲にあてられて、なんでも買ってもいい!なんていう時代は終わったのだ。
検討結果
…ということで、今回は本気で購入候補を色々調べまくった。
そして。
選ばれたのは、「Mac mini M4」。
M4無印チップのベースモデルで、容量だけ2倍の512GBにした。
124,800円。
Mac miniの市販モデルでは2番目に安いモデルだが、それでも10万円以上の出費。
財布が痛いが仕方がない。
…これは必要経費だから!!!
選定理由
もともとは「次に買うなら新型MacBook Proの14inch。キャメラマンの僕としてはM4 Proチップ一択(キリッ)」とか思っていた。
機材系YouTuberの毒気にあてられていたのだ。
でも、今までのMacの使用環境を思い返す。
これからのMacの使用目的を考える。
- 「外出先で写真編集はしない」
- 「M4 Proチップを必要とするような高度な作業はしない(できない)」
- 「MacBook Proは値段が異常」
- 「節約志向にシフトしたい」
- 「外付けモニター・キーボード・マウス・トラックパッドを持っている」
- 「Mac miniのデザインが好き」
…というわけで。
今回は「スペックとコスパ(とデザイン)重視でMac mini」という結論に至った。
なお、ストレージを512GBにしたのは、写真編集用の画像ファイルは外付けストレージに保存するためだ。
HDDでは明らかに役不足なので、今回のMac miniと合わせて、「USB4対応の外付けSSDケース」と「2TBのM.2タイプのSSD」を購入した。
内蔵SSDをBTOで増量できれば一番いいのだが、とんでもなく値段が高い。
約500GBで30,000円はちょっと…。
これが外付けにするとケース込みで2TBで行ける。今のところ、速度も十分出ている。
以上。
自宅でぬるい写真編集にしか使わないのに、プロ仕様のノートパソコンに33万円(ストレージとか強化したら40万円超える)は、一般庶民がパソコンにかけていい価格ではない。
我ながら冷静な選択だった。
自分を褒めてあげたい。
…なぜこの思考がカメラ機材でできないんだ…。
まとめ
気がつくのが遅すぎたが、私には「カメラ機材とApple製品の収集」を趣味にする財力はないようだ。
そういうのは「機材系YouTuber」におまかせしよう。
彼らは「よくできたフィクション」だ。本気にしないように。
だから、いい歳して「カメラ・レンズ・Appleは例外、別腹!」とか言って、高額な機材を条件反射で買ってしまうのは、本当にもうやめよう。
カメラ1台、20万円〜50万円。
レンズ1本、15万円〜30万円。
Apple製品1台、10万円〜30万円。
これは私が所有しているカメラ機材・Apple製品の価格帯だ。
こんなの普通じゃない。
月の総収入から控除及び生活費等を引いて、自由に使える金はどれくらいあるか。
単純計算しただけでもわかるだろう。
ちゃんと、後先考えて生きていこう。
カメラを買うことを目的にするんじゃなくて、写真を撮ろう。
Apple製品を買うことを目的にするんじゃなくて、有意義に使おう。
ね。
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