最近のAppleについて
みんな大好きApple製品。
私も好きだが、すでにメーカーとしての絶頂期は過ぎてしまったと感じている。
iPhoneが進化をやめ、 皆が当たり前のようにMacBookを使っている…そんな2024年。
希少価値がなくなったApple製品に対して、以前のような情熱は持てていない。
でも、Appleから新製品が発売されたらなんかチェックしちゃう。
なぜだろう。
…そんなAppleから、ここ2ヶ月で新製品が続々登場した。
FUJIFILM X-T2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/5.6, 1/20 sec, ISO3200)新製品2024
Apple Watch Series10
2024年9月、Apple Watch Series10が発表・発売。
あのApple Watchが、もう10作目とは。時代の流れは恐ろしい…。
ちなみに私はSeries2と4を所有していた。
平日も休日も常に装着しているヘビーユーザーである。
今年に入ってから、Series4の様子がおかしかった(電池持ちが悪い、反応が遅い)ので、新しいApple Watchの実力を見せてもらいたい欲もあり、アップデートすることにした。
今回選んだのは、大きい方(46mm)の一番安いモデル(アルミニウム、GPS、スポーツバンド)。
価格は64,800円。
…安い!
…わけがない。ただの時計ではないので、耐用年数的に6万円台は普通に高い。
カメラ機材の狂った価格のせいで、金銭感覚が壊されてしまっている。
目を覚ませ。
Canon EOS R5 (RF24-105mm F4 L IS USM, 105mm, f/4, 1/80 sec, ISO640)今回のSeries10、モノ自体には特に不満はない。
だが、見た目も特に変わり映えせず(気持ち薄くなっているくらいで)、製品そのものには目新しさも面白さもない。
バッテリーライフが劇的に改善されたわけでもない。
ただ、バッテリーの急速充電はとんでもなく速いので、そこはすごいと思う。
今後数年使用した後、バッテリーがへたってきたらどうなるか。
そろそろ革新的なブレイクスルーが欲しい。
Canon EOS R5 (RF24-105mm F4 L IS USM, 50mm, f/4, 1/80 sec, ISO200)iPhone 16
同じ2024年9月に、iPhone 16シリーズも発表・発売された。
ただ、私は去年iPhone 15 Pro Maxをとんでもない値段で買っていたので、興味がなかった。
っていうか、大幅に改良されていたら悔しいので見ないようにしていた。
改めて、iPhone 16 Pro MaxとiPhone 15 Pro Maxを比較すると…
- 高さが3.1mm、幅が0.9mm増加。
- バッテリー持続時間が拡大(ビデオ再生で最大27時間)。
- 30分で50%まで充電可能な急速充電に対応。
- 超広角カメラが4800万画素に進化しており、光学5倍望遠カメラも搭載。
- カメラの起動や撮影、ズーム操作、生成AIを活用した写真からのリサーチなどの機能を利用できるカメラコントロールボタンが搭載。
- 最新のチップである「A18 Proチップ」が搭載されており、CPU性能が最大15%、GPU性能が最大20%向上。
- デザートチタニウムというゴールド系のカラーが加わり、ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ナチュラルチタニウムの合計4色展開。
…以上、Googleさんの回答だ。
マイナーチェンジと言っても過言ではない。
っていうか、以前と比べれば最近はずっとマイナーチェンジのようなものだ。
新作が出るたびに飛躍的に能力が向上していた以前とは違って、スマホはもはや毎年買い替えるようなものではなくなった(信者を除く)。
そもそも値段が高すぎる。
Pro Maxは19万円から!って。高級パソコンかよ。
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 100mm, f/4, 1/125 sec, ISO1250)Mac mini M4
2024年10月末、久しぶりに新型が発売されたMac mini。
順当にM4世代のプロセッサを積み、噂通り筐体デザインが刷新。
全モデルと比較して、かなり小さく、軽くなった。
…まあデスクトップPCが小さく軽くなっても、あまり意味がn
大幅に形が変わったので、今回発表された新製品の中で、最もインパクトがある製品だと思う。
そして、このインパクトこそが、Apple新製品の醍醐味だと思う。
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 70mm, f/10, 1/60 sec, ISO800)MacBook Pro
Mac miniと同じ週に発表されたMacBook Pro。
昨年発売したM3版と同じ筐体(無印チップは変更あり)で、順当にM4シリーズのチップにアップデート。
あとはユニファイドメモリの容量が上がった…みたいな感じだ。
前作とあまり変わっていないとはいえ、ノートPCとしての完成度は高い。
そもそも純粋にかっこいい。
スペースブラックの色も非常にクールで、「やってくれそうな外見」をしている。
ただ、ノートPCとしては重量級。
軽い方の14インチモデルを持ってみた際の感想は「持って歩くには重くない?」だった。
少なくとも、毎日肌身離さず持ち歩きたいと思える重さではない。
これが、後の選択に大きく影響した。
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 74mm, f/4, 1/80 sec, ISO800)この写真は自宅のMacBook Pro 15inch(2018)。重量も動作も、とても重い。
Apple製品(とその周辺)から発せされる物欲
言い訳
最初に、言い訳をしておこう。
最後にPC機器を更新したのは2018年9月。
すでに6年が経過している。
普通、PCの寿命は長くても5年程度。
つまり。
私は、新しい、PCを。「買わなければならない」のだ。
もう一度言う。
「買わなければなr
前提
私のMacBook ProのプロセッサはIntel Core i7 2.2GHz。
そして、メインで使用しているストレージは4TBの外付けHDD(Thunderbolt 3)。
最近、Lightroom Classicの動作がめちゃくちゃ遅い。
コレクションに追加するだけで異様に待たされる。
そしてこのたび、4TBの容量が限界を迎えた。
今回のPC更新により改善したかったことは
- Lightroomの動作安定化
- 写真保存ストレージの確保
- 物欲の発s
これを達成するためには、どのモデルを買うべきだろうか。
更新候補は…
- MacBook Pro M4
- Mac mini
- MacBook Air
ただし、今回は検討する前に一つ、テーマを決めていた。
「必要十分」なモデルを購入する。
お金は大事だ。
物欲にあてられて、なんでも買ってもいい!なんていう時代は終わったのだ。
検討結果
…ということで、今回は本気で購入候補を色々調べまくった。
そして。
選ばれたのは、「Mac mini M4」。
M4無印チップのベースモデルで、容量だけ2倍の512GBにした。
124,800円。
Mac miniの市販モデルでは2番目に安いモデルだが、それでも10万円以上の出費。
財布が痛いが仕方がない。
…これは必要経費だから!!!
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 118mm, f/4, 1/60 sec, ISO125)選定理由
もともとは「次に買うなら新型MacBook Proの14inch。キャメラマンの僕としてはM4 Proチップ一択(キリッ)」とか思っていた。
機材系YouTuberの毒気にあてられていたのだ。
でも、今までのMacの使用環境を思い返す。
これからのMacの使用目的を考える。
- 「外出先で写真編集はしない」
- 「M4 Proチップを必要とするような高度な作業はしない(できない)」
- 「MacBook Proは値段が異常」
- 「節約志向にシフトしたい」
- 「外付けモニター・キーボード・マウス・トラックパッドを持っている」
- 「Mac miniのデザインが好き」
…というわけで。
今回は「スペックとコスパ(とデザイン)重視でMac mini」という結論に至った。
なお、ストレージを512GBにしたのは、写真編集用の画像ファイルは外付けストレージに保存するためだ。
HDDでは明らかに役不足なので、今回のMac miniと合わせて、「USB4対応の外付けSSDケース」と「2TBのM.2タイプのSSD」を購入した。
内蔵SSDをBTOで増量できれば一番いいのだが、とんでもなく値段が高い。
約500GBで30,000円はちょっと…。
これが外付けにするとケース込みで2TBで行ける。今のところ、速度も十分出ている。
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 103mm, f/5, 1/80 sec, ISO1600)以上。
自宅でぬるい写真編集にしか使わないのに、プロ仕様のノートパソコンに33万円(ストレージとか強化したら40万円超える)は、一般庶民がパソコンにかけていい価格ではない。
我ながら冷静な選択だった。
自分を褒めてあげたい。
…なぜこの思考がカメラ機材でできないんだ…。
まとめ
気がつくのが遅すぎたが、私には「カメラ機材とApple製品の収集」を趣味にする財力はないようだ。
そういうのは「機材系YouTuber」におまかせしよう。
彼らは「よくできたフィクション」だ。本気にしないように。
だから、いい歳して「カメラ・レンズ・Appleは例外、別腹!」とか言って、高額な機材を条件反射で買ってしまうのは、本当にもうやめよう。
カメラ1台、20万円〜50万円。
レンズ1本、15万円〜30万円。
Apple製品1台、10万円〜30万円。
これは私が所有しているカメラ機材・Apple製品の価格帯だ。
こんなの普通じゃない。
月の総収入から控除及び生活費等を引いて、自由に使える金はどれくらいあるか。
単純計算しただけでもわかるだろう。
ちゃんと、後先考えて生きていこう。
カメラを買うことを目的にするんじゃなくて、写真を撮ろう。
Apple製品を買うことを目的にするんじゃなくて、有意義に使おう。
Canon EOS R5 (RF70-200mm F4 L IS USM, 70mm, f/4, 1/80 sec, ISO800)ね。













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