都市の昼間長時間露光撮影への道

 

今回は、前回の雑談記事で「機材拡張計画」として書いた「広角ズームレンズと角形フィルターの導入」について、もう少し深掘りしてみる。

 

そもそもなぜ上記のアイテムが欲しいのか。
それは、「都市景観の昼間長時間露光撮影に挑戦したい」と思っているからだ。

最近自分の中で完全にマンネリ化している「都市撮影」の幅を広げたい。

 

長時間露光撮影がしたくなった動機

アキラ・タカウエ氏の写真と長時間露光

皆さんは、アキラ・タカウエさんという写真家をご存知だろうか。

博士(工学)、一級建築士、技術士(建設部門)という資格を持つ異色の写真家さんで、芸術的な建築写真を撮影する。

Dr.Akira TAKAUE | PHOTOGRAPHY | Fine Art Photography by アキラ・タカウエ

xicoというウェブマガジンサイトで初めて彼の写真を拝見した。2年前くらいか。

陰影のグラデーションがとても綺麗なモノクロ写真、長時間露光による幻想的で非現実的な雰囲気を持った建造物や風景の写真は、見た瞬間にファンになるほど素晴らしかった。

都市風景・建築・土木構造写真における昼間長時間露光撮影 | ヒーコ | あたらしい写真の楽しみを発見し、発信する。

それ以降、そんな彼の写真を目指して撮影技術を磨いて…はいなかった。
正直次元が違いすぎて目指すのもおこがましいと感じていたし、東京の街中でスナップ写真を撮ることを楽しんでいたので、当時はジャンル違いだと考えていた。

だが、札幌市に戻ってきてからの1年半、街中スナップ撮影がかなりマンネリ化している。
社会情勢もあり、正直言って写真趣味の存続が危ぶまれるレベルだ。
そこで、今後も写真趣味を続けていくなら、何か新しいことをしないと、と考えたのだ。

その結果、今回は「長時間露光」を頑張ってみようと思い立ったのだ。

 

長時間露光撮影とは

長時間露光撮影とは、簡単に言うとシャッタースピードを極端に遅くする撮影技法
静物はそのまま、画面を動いている雲や水や人が被写体ブレにより滑らかに表現されるため、独特の静かな雰囲気の写真になる。

…まあ、私は撮影したことがないので語るネタがない。まあなんかそんな感じだ。

車のテールランプが光線になったり、川の流れが絹状になったりと面白い表現が可能。

なお、シャッターを長時間開けるため、手ブレ厳禁。
カメラをしっかりと固定しなければならない。

 

(昼間)長時間露光に必要な装備

星空
NIKON D810 (AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED, 16mm, f/2.8, 30 sec, ISO200)
星空

 

さて、そんな長時間露光を日中に行う場合、どのような装備が必要か。

色々と調べてみた。

正直、かなりハードルが高い…!

 

三脚

まず、上で書いたように手ブレを防ぐために三脚は必須アイテムだ。これは撮影するカメラをしっかりと固定できる三脚、数秒・数十秒完全にカメラを固定できる強度の三脚が必要だ。

私が所有しているのはGITZOのトラベラーという三脚。少し華奢だが、カーボン製でコンパクトなため持ち運びやすい。
強度が心配だが、多分大丈夫だろう。

何方かと言えば、街中で三脚を立てることに関する精神的ハードルの方が心配だ。

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NDフィルター

昼間長時間露光撮影を行う場合は、夜間とは違い、特に「露出オーバー」に気をつけなければならない。

シャッタースピードを遅くすると、撮影時に光をセンサーに大量に取り込むことになるため、普通に撮影していたら明るすぎて真っ白な写真になってしまう。
そうなるのを防ぐため、昼間長時間露光撮影にはNDフィルター(減光フィルター)が必須となる。

では、具体的にどの暗さのNDフィルターを買えばいいのか。いろいろ考えたが、これは撮影する前から答えが出るものではない。
なので、ひとまずよくNDフィルターのセットに含まれているND1000、ND64を揃えて、後々必要な性能のフィルターを追加していく感じで行こうと思う。

実は昔、渓流を絹のように表現した写真に憧れて、NDフィルター一式を揃えたことがある。でも、所有しているフィルター径は、当時メインで使用していたNIKON AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDに合わせて全て77mmで揃えてしまったため、SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art(82mm径)に使用できない。
ただ、いずれ購入したいと思っているレンズ「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art」はそもそもねじ込み式のフィルターが装着できない。

 

角形フィルターの導入を考える。

レンズの径が変わってもレンズアダプターがあれば装着できる汎用性、出目金レンズにもフィルターが使用できるオールマイティー性が角形フィルターの魅力。

ただし、円フィルターと比較して価格が高い(150mm×150mmはかなりの高額)こと、レンズ全面にホルダーを装着することで大型化・大袈裟になること、荷物が嵩張ること、ガラスなので指紋や割れなど管理が大変なことが逆に欠点になる。

角形フィルターの主要メーカーはNiSiとKANI。メーカーのWebページを見る限り、NiSiは商品ラインナップ、作例、インタビュー記事等が充実していて良さそう。アキラ・タカウエ氏のインタビュー記事もある。
でもネット上の評価ではKANIのフィルター性能が高い(色再現性が高い、耐久性が高い)。

これは悩みどころだ。

なお、どちらのメーカーもSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art 用のアダプタが発売されており、値段はさほど変わらない。

 

どちらもスターターキット(ホルダー、アダプター、150×150mmでND64、ND1000、ハーフND、PLフィルター)合わせてだいたい13万円

 

…13まんえん

 

 

…チッ

超広角を撮影できるレンズ

この撮影に挑戦するにあたって、超広角撮影をするためにSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art が欲しい。
理由は「SIGMA渾身の高性能広角ズームレンズ」であること、所有している「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art」と同ラインのレンズであり、コレクション欲を満たしてくれること。

ただ、以前同じ大三元広角ズームレンズである「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」「XF8-16mmF2.8 R LM WR」を所有していた際、購入直後に多用して以降、まったく活用できずに手放した前科がある。

現在のレンズラインナップで一番広角になるのがSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art の24mm。十分広角だとは思うけど、21mmとか18mmとか、超広角域を使用した写真作品も撮りたい。

…なら買うしかないじゃないか!!(14まんえん)

まとめ

そもそも、どうしてもその撮影をやる必要があるのか?ということを、もう一度冷静に考える必要がある。

導入すると30万円級の出費になる
「やってみたけど面白くないから1〜2回やってやめまちゃいました笑 俺またなんかやっちゃいました?」では済まない。

毎回そうやって失敗しているので、物欲に負けず頑張って考えよう。
そこまでの必要性がなく、興味を持続させられないと感じるなら、それはもうすっぱり諦めよう。

そうしよう。

 

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