久しぶりに、デジタルカメラのレビュー記事。
今回は、FUJIFILM のデジタルカメラ「X-T2」を紹介しよう。
FUJIFILM X-T2
X-T2の発売日は2016年9月8日。
もうすぐ8周年を迎える。
8周年って凄いね。
小学1年生が中学2年生になってるよ。
なお、2016年当時の各カメラメーカーの主な新発売はこんな感じ。
- FUJIFILM:X-Pro2、X70
- Nikon:D5、D500
- Canon:EOS 5D MarkⅣ
- Sony:G Masterレンズ、RX10 Ⅲ、α6500
- Leica:M MONOCHROM(Typ246) 、Leica SL、Leica Q
いやー…懐かしい。
個人的にカメラ熱・写真熱・ブログ熱が結構強かった時代だ。
歳とったなぁ
主なスペック
- センサー:X-Trans CMOS III
- 画像処理エンジン:X-Processor Pro
- EVF
- フィルムシミュレーション:ACROSまで。ETERNA・ETERNAブリーチバイパス・クラシックネガ・ノスタルジックネガ・リアラエースは非搭載。
- 手ぶれ補正なし。
その他、主な仕様は下記リンクをどうぞ。
外観
一見すると最新モデル「X-T5」と区別がつかないボディ。
実際、X-T4で大型化したボディはX-T5でスリムになり、このX-T2やX-T1に先祖帰りしているため、非常によく似ている。
よく見ると角のエッジの処理が結構違っていたり、ボタン配置も結構違うが、側から見れば同じカメラと言っていい。
高級感のあるローレットを配置したダイヤル類。
この部品1つ1つに対する品質管理についてはマップカメラのX-Pro2発売時の記事が印象的だ。
【FUJIFILM×マップカメラ】X-Pro2担当者インタビュー : Part 4
十字キーがある幸せ。
昭和生まれの私には、「メイドインジャパン」の文字がなんかうれしい。
3軸チルト液晶。
今となっては当たり前のこの機構も、富士フイルムではこのモデルで初登場だった(はず)。
同じく当時のフラッグシップ機だった「X-Pro2」との差別化として、高級感よりも実用性に軸足を置いていたのが印象的だった。
つまり、「どっちもいい。どっちも買う。」が成立した(買った)。
2024年の世界から見たX-T2
まず、かっこいい。
次世代機種が出ても、カメラとしての「かっこよさ」はまったく損なわれることがない。
むしろこっちの方がかっこいいとすら思う。
(個人的にはX-T5の「スチル・ムービー選択スイッチ」のデザインが好きじゃない)
X-T5がこの世代のX-Tシリーズのコンセプトを再提案して、結果として常時欠品するような大人気となったことが全てを物語っていると思う。
2024年にX-T2で撮影した写真
かっこいいのはわかった。
でもね、カメラってのは写真を撮る道具だ。
今は2024年。
2016年に発売したこのカメラで、まともな写真が撮れるのか?
以下、フィルムシミュレーション「クラシッククローム」JPEG撮って出し。
自宅
公園
いかがでしたか?
まとめ
X-T2は、いいカメラだ。
2024年になったからと言って、その事実は変わらない。
もちろん、現行機種と比較すればあれが足りない、これが遅い、と不満も出てくるだろうけど、我々は常に新旧2つのカメラを持ち出して比較しながら写真を撮っているわけではない。
X-T2は、2024年現在も「お金を払って買う価値のあるカメラ」だと思う。
…一つだけ難点を上げれば、昨今の富士フイルム人気により、中古相場が10万円前後とあまり安くない。
私はそれでもオークションで状態のいい個体を探して買い戻した。
まあ、そんな変態のことはさておき、流石にもう少し安くてもいいんじゃないか、とは思う。
とはいえ、機会があればぜひ手に取ってみてほしい。かっこいいから。
追伸
リーボックのポンプフューリーはいいぞ
使いどころないけど
私もこの度買いました、X-T2。ショット数は奇跡の250枚で、本当に使ったんかいという感じの個体でした。
X-H1とX100Fもあるんで、あとは撮るだけです。
X-T2購入おめでとうございます!!
2024年にほぼ新品状態とは!すごいですね。
X-H1、X100F兄弟と同じ絵が撮れる安定感のあるラインナップで、まさにあとは撮るだけですね!
私にはそれがなかなか難しい…