モノクロ写真の編集方法 〜ハイコントラストモノクロ〜

モノクロ写真をメインテーマとしている当ブログだが、今まで機材の話ばかりであまり写真そのものについて書いてこなかった。そこで今回はモノクロ写真の表現方法について模索していきたい。

まずは第1弾として、「ハイコントラストなモノクロ写真」を作る方法と、その魅力について。

以前、お手軽にハイコントラストなモノクロ表現が楽しめる「RICOH GRのハイコントラスト白黒」について書いた記事はこちら。

ステッカー

【GR】手っ取り早くカッコよく。「ハイコントラスト白黒」-RICOH GR- 

ハイコントラストなモノクロ表現

秋葉原(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)

ハイコントラストな写真とは

コントラスト(Contrast):明るい部分と暗い部分の差

グラデーション(Gradation):明るいところから暗いところまでの段階。階調。

ハイコントラストというのは、明暗差を強調した表現方法のこと。明るいところはより明るく、暗いところはより暗く。画面全体でメリハリの効いたクールな雰囲気の写真になる(と思っている)。

いっぽうで、トーンカーブの傾斜が急になるため豊かな階調表現には向いていない。「明から暗へのなだらかなグラデーション再現」や「繊細な質感描写」とは正反対の表現手法だと思う。

ハイコントラストモノクロの魅力

ストリートスナップにおけるハイコントラストモノクロはクールな雰囲気に仕上がるというのが最大の魅力だと思う。街の落書きを撮影するだけでも絵になることがあるので個人的には大好きな表現だ(上の写真がそうだとは言っていない)。

また、画像の1部分だけを強調するという手法にも適している。主題以外の項目を白飛び・黒つぶれさせることで主題を引き立たせる。…というのが理想だけど、私はいまだにできていない。

ハイコントラスト写真の編集方法

ここからは、私がどうやってハイコントラストな写真を編集しているかについて書いてみる。正直言って語るほどのことはしていないので恥ずかしい限りではあるんだけど、話題がない誰かのお役に立てれば幸いだと思い掲載してみることにした。

なお、これはあくまで私の編集方法なので、一例としてこういう(ずさんな)方法もあるという参考程度に見ていただきたい。

使用ソフト:Adobe Lightroom Classic公式サイト

 

1.「基本補正」の「露光量」スライダーを使って明るさを調節する。

露光量
「露光量」スライダーで明るさを調節

コントラストを調節する前に、まず写真を整える。まずは明るさから。

あとでコントラストを調節するときに微調整するので、ここでは撮影時に明るすぎ・暗すぎになったところを調節してちょうど良くする、くらいの感覚。

 

2.「変形」の項目の「回転」スライダーを使って写真の角度調節

回転
「回転」スライダーを調節

水平・垂直の微修正には「自動」を使用することもある。ただし、この調整をやりすぎると撮影時と全く別物の写真になることがあるのでほどほどにしている。なお、調節時に切り抜きアイコン(上の画像の赤丸のアイコン)を押しておくと、3分割線が画面に表示されて水平・垂直がとりやすくなる(この画像の写真にはあまり関係ないけど)。

 

3.トーンカーブ機能を調整する

トーンカーブ
「トーンカーブ」を調節

いよいよコントラストを調節する。と言っても、トーンカーブをマウスでドラッグしてカーブの形を調節しているだけだが。ハイコントラストにするには、S字を描くようにカーブを作る(ハイライトを上に引っ張り、シャドウを下に引っ張る。この際、ハイライト側(右側)を上げすぎると白飛びするので、シャドウ側のトーンカーブを下げることでS字をつくることを意識するといい(かもしれない)。

なお、場合によってはこの後グレイン(粒状感)を追加することで「ラフさ、現実感」を演出したりしている。

作例

ここからは実際に作成したハイコントラストなモノクロ写真を掲載していく。

撮影場所:モエレ沼公園 ガラスのピラミッド「HIDAMARI」(公式サイト

休憩終わり(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)
仲良し(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)

2階から見下ろした「アトリウム1」。ここからの写真が一番好きだ。朝早かったこともあり、歩行者が来るのをひたすら待ってから撮影した。…さぞ不審だったことだろう。

ベンチ(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)

こちらはアトリウム1にあるベンチ。これに影が重なる絵が好きなので、訪れるたびに同じアングルで撮影している。

階段(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)
アトリウム2
アトリウム2(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)

ここは2階の「アトリウム2」。ベンチとかはないので段差に座るのかな?3階から撮影するとダイナミックな影絵が撮れる。

スロープ斜め
スロープ(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)
スロープ
スロープ(LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.)

こちらは屋上。スロープがいい感じに存在感を示していた。ここはハイコントラストじゃなくても良かったかも。

使用機材

今回使用した機材はこちら。

LEICA M MONOCHROM(Typ246) (X-H1 × XF60mmF2.4 R Macro)

LEICA M MONOCHROM(Typ246)

モノクロ専用カメラ。なお、カメラ内現像でコントラストをいじることもできるが、今のところは使用していない。そのうちこれも調整してみよう。

LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.

今回はガラスのピラミッド内部の撮影で、影の広がり・伸びを強調したかったので広角レンズを使用した。クールでシャープな描写をする(ような気がする)このレンズの実力を改めて感じることができた。

撮影場所

今回、作例に使用している写真は、モエレ沼公園のガラスのピラミッド、通称「HIDAMARI」内部を撮影したもの。前面ガラス張りの建物内部はフレームの影が映り込むかっこいい空間が広がっている。札幌に来たらぜひ訪れてみることをお勧めしたい。

まとめ

写真撮影に関する記事は久しぶりだったので疲れた。…それにしても、ハイコントラストなモノクロ写真は魅力的。スケボーとかグラフィティーとか似合う雰囲気よね(語彙力)。

でも、中間域の階調を意識した、優しいモノクロ写真もいいと思う。今後はその辺りも研究していきたい。でもポートレートとか撮らないし、ペットもいないしなぁ…。

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4 件のコメント

  • 貴重なモノクロ写真編集記事の投稿ありがとうございます。

    普段はフイルムでしかモノクロしてませんが、今度手持ちのデジタルでモノクロにチャレンジしてみます♪

    • コメントありがとうございます!

      私のモノクロ編集は正直大したことやってない感満載なのであれですけど、モノクロフィルムの現像は奥が深そう…

      デジカメでモノクロは気軽にできるのが一番の利点だと思います。KTさんもぜひ!

  • モノクロの編集方法や撮影自体、勉強せずにここまできていたので、とても参考になりました!
    ありがとうございます。またお邪魔しますね。

    • モノクロで撮るときの被写体選び、カラーの時とは根本的に変わってしまいますよね。カラーだといい写真だと思ってもモノクロだとイマイチだったり、その逆だったり…。
      今回の記事、編集方法というほどのことも書いていないので恐縮です…

      ぜひまたいらしてくださいね!

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