【カメラと暮らす】身近な秋を撮ろう

今日もお疲れ様です。

さて、写真を趣味としている人にとって秋といえば紅葉。それ以外の何物でもないと言っても過言ではない。

前回の記事では、東京都で人気がある紅葉スポットについて書いた。

今回はこういう人気スポットで「人混みの一部」になりたくない人向けの記事だ

「人気の紅葉スポット」の弱点

人気の紅葉スポットには、確かに人気になる理由がある。
「とにかく紅葉する木の数が多い」
「並木道になっている」
「ライトアップされる」など。

ただ、そんな紅葉スポットには決定的な弱点がある。

それは、そこでは「みんなと同じ写真しか撮れない」ということ。

撮影地点が限られるので、みんな同じアングルから撮影する。
人が写り込むのを避けるので、さらに角度が限定される。
ライトアップに至っては、撮影する時間帯まで同じになる。
そして、絵葉書やネットで見たことがある写真が量産される

特に昨今はInstagram人気の過熱もあり、人気スポットにはさらなる混雑が発生し、また「みんなとおんなじ写真」も増えつづけると思われる。

近所を散歩してみよう

そもそも紅葉を撮るのに、わざわざ遠出する必要があるのか。

例えば東京の都心に住んでいたとしても「周囲に1本も木が生えていない」という状況はないだろう。
1本でも木があるのなら、そしてそれが広葉樹なら、あなたの目的はそこで達成できるかもしれない。

そんな感じで今回はぼくが今年試して見たい「身近な秋を撮る」アイデアを書いていきたいと思う。

背景を考える

紅葉=秋。
秋を連想させるものを一緒に写真に収められれば、印象深い作品になる。

個人的なオススメは「秋の服装で歩く人々」
街中ですぐに撮影できるし、気温が下がった「秋」をわかりやすく表現できる。

今年は人が入った「秋」の写真を撮影していきたい

落ち葉にクローズアップする

被写体に寄ることで強調するという手法は、人気スポットに行かなくてもできる撮影方法だ。
秋を強烈に印象づけることができる。

接写ができるマクロレンズが必要なほど寄る必要はない
落ち葉の密集地帯にフォーカスして撮影するだけで、秋の写真の出来上がりだ。

わが町を見つめ直す

自分が生活している街の季節を切り取る。
小さな秋見つけた、というやつだ。
自分の生活圏って、なかなか魅力的に見えないこともあるのだが、客観的に見つめ直してみると、実は相当魅力的な「秋」だったりすることがある。
一度まっさらな目で、周囲を見回してみよう
きっと、すてきな被写体に出会える。

まとめ

ちなみに、別に人気のスポットをディスるつもりで書いたわけではない。

ただ、東京圏の人気スポットの異様な混み方に違和感を感じたのは事実だ。

NIKON D600 (AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G, 50mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

高尾山の紅葉がどれほど凄いのかは知らないけど、ケーブルカーに乗るだけで1時間待ちするほどの価値があるのか
その目的は、他の適切な場所で達成できないか。
そういうことを考えるきっかけになってくれると嬉しい。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。