はじめに

今日もなんか雑談だ。
最近Twitterの話題でちょっと気になっている、「カメラ機材の優劣と写真撮影技術の相関性」について。

「安いカメラを使っている人は未熟」?

ときどき、Twitterやブログで、「マイクロフォーサーズ機やAPS-C機で写真を撮っていたらフルサイズ所有者(だいたい年配)に馬鹿にされた」という話を目にする。

どうやらエントリークラスのカメラ風景とか電車、野鳥撮影とかしている人が被害に遭うケースが多いようだ。

っていうか、こんなアホなフルサイズ所有者って本当にいるのだろうか?
自分は会ったことないからわからない。

そもそも初対面の人の持ちものにケチつけるって、いったいどういう神経しているのか。

カメラの性能の優劣以前に人間性を疑う。

他人の機材見てる暇があったら自分の写真に集中しろよ。

札幌駅前、読売北海道ビル。記事とは全く関係ない。

アホなフルサイズ信者のメカニズム

自分だって高価な機材は好きだし、持ってもいる(いた)。

正直な話、X-H1を持っている現在、エントリークラスのカメラ(例えばX-T100とか)を使いたいか、と言われればまったく使いたくはない。

だからといってX-T100所有者を馬鹿にする気は全くないし、そんな権利は誰にもない。

それに「エントリークラスを使っている=写真がヘタ」ってことはないだろうし、その考え方は危険だ。

では前述のアホ達はなぜ機材マウンティングをしてしまうのか。

きっと認めたくないのだ。

自分が大枚叩いて、場合によってはローンまで組んで買ったカメラで撮った写真が、5万円以内のエントリークラスのカメラで撮った写真に劣るのが。

怖がっている、と言ってもいい。

恐怖そのものだろう。
自分が買った高価なカメラ(カメラメーカー)、そしてそんな高いカメラを買った自分まで否定された(無駄遣いした…)気分になるのだろう。

情けないことに、その気持ちがちょっと分かる自分もいる。(と言っても、だからと言って他人の機材にケチをつけるなんてのはもってのほかだが)

でもまあ、好きでそのカメラを買ったのなら、他人のことなんか気にしなければいいのだろう。

札幌市、狸小路1丁目。記事とh(略)

「高い機材使ってるやつほど腕はない」?

で、そんなことが増えてくると、今度は別の極論が出てくる。
曰く「機材に金かけてるやつは写真がヘタ。自分はカメラ1台とレンズ1本で…」みたいなやつ。

正直この手の手合いにもうんざりだ。
自分のことを正義(正解)だと思っている点で、前出のフルサイズマウンティングよりタチが悪い

カメラの価格と写真技術は比例しないのであって反比例するわけではない。

そんなことを言っている時点で、機材マウンティング人間となんら大差がない(どころか、より悪い)のがわからないのだろうか。

カメラ1台で運用したいならお好きにどうぞ。

札幌市、日本生命札幌ビル。以下略。

まとめ

ちなみに以前からこのブログでも何度か主張している通り、実際のところ「フラッグシップカメラ」や「大三元ズームレンズ」を、本当の意味で必要としているアマチュアカメラマンはほとんどいないだろう(…自分も含めて)。

でも裏を返せば、画質を重視する撮影、ダイナミックレンジが必要、色々な理由でフルサイズやフラッグシップの性能が必要な人たちもやはり一定数はいるのだと思う(ごく少数だと思うけど)。

結局「自分が撮りたい写真」から逆算して、それを最も実現できそうな機材を、「できるだけ安価」で揃えるのが、いちばん合理的なんだと思う。

「撮りたい写真」にフルサイズや大三元が必要なら、それはぜんぜん問題ないし、エントリークラスで十分ならそれもぜんぜん問題ない

でも別に、合理的である必要なんかも本当は無くて、「カメラの外観がかっこいいから」とか「持ってるとテンションが上がって写真をたくさん撮れるから」とかでも構わない。

他人の機材に言及してもいいことは何にもない。
匿名だからって何でもかんでも言いっていいわけではない。

どんなカメラをどう使おうがその人の自由で、相手のスタンスが自分と違う(あるいは羨ましい)からって攻撃しない。

そんな大人に、自分はなりたい。(もうだいぶいい大人だけど)

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5 件のコメント

  • 今回も、正に「我が意を得たり」の思いです。
    何度も申し上げている通り、私の6Dは本当にバカにされます。
    「素人フルサイズ」「しょせんKiss」「持っているだけで恥ずかしい」
    さすがに面と向かって言われた事はありませんが、ネット上では所謂ハイアマチュアを自認する方からは散々ですね。

    私がフルサイズを使うのは、室内での撮影機会が多い為に高感度だとリスクが少ない事が主な理由で、持ち運びの負担を考えて6Dを選択しています。管理人様の仰る通り、機材の重さが負担となって撮ること自体がストレスになっては本末転倒だと感じていますので。

    他人様の機材をバカにするのはおかしい一方で、高級機材を揃えている方に向かって「それに見合った腕を持っているのか」とムキになるのも違いますよね。

    写真・カメラのみならず、オーディオその他趣味性の強いジャンルでは、どうしてもこうしたマニアさん同士の争いや知識自慢の応酬が付き物ですが、まあ、それが趣味というものなのかもしれません。

    管理人様のような技術と見識を持った方でも、私たちビギナーを広く仲間と受け入れて頂ける事に救われます。

    • いつもコメントありがとうございます!

      すいません、技術と見識はあんまりありません…

      なんか最近立て続けに「カメラ機材少ない自慢」を見てしまったはずみで書いてしまいました。

      6D、いいカメラですよね?機動力と画質が両立できた傑作だと思いますけど…

      どんなジャンルの趣味でも、結局は外野の声なんて気にしないで楽しんだもの勝ちなのかもしれませんね!(なかなか難しいですけど)

  • 概ね同意なんだけど、X-T100を「使いたくもない」と言われるのは、使用している私にはショック。自分の機材を使用したくもないって言われたら悲しいくないですか?

    あなたも同類だよ、って思いました。

  • 「撮りたい写真から逆算」、「合理的である必要はない」、おっしゃる通りだと思います。私自身、2年前に、旅行で使うための初めてのカメラを買う際、管理人様の初心者向けの記事なども参考にしながら、「軽量で、見た目や、左手で絞りリングを操作する操作法がカッコいい」という理由でX-T20のレンズキットを購入し、結果非常に満足しています。

    初心者向けカメラの話や大三元の記事など、管理人様のこうしたカメラや機材に関しての考え方の記事は、自分の考えの整理(や暴走しがちな物欲への戒め)に非常に役立っています。これからも更新を楽しみにしています。

    • うっちーさん、コメントありがとうございます!
      X-T20、とてもいいカメラだと思います。X-T10からXシリーズに入ったので、あのコンパクトさは懐かし羨ましい気もします。

      機材や撮影マナーの記事は自己満足みたいなものなんですけど、予想外にお役に立てて嬉しいです!励みになります。
      今後も性懲りも無く色々書いていこうと思います!

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