【建築スナップ】有楽町と渋ビル

図書館
図書館とは思えないかっこよさ。

SUSONO渋ビル研究会。

今回は第1回(実質2回目)ということで、朝の有楽町・日比谷へ渋ビル探訪に行ってきた。

第0回銀座編はこちら↓

中銀カプセルタワービル

今回は朝から昼にかけての、ぶらり渋ビル鑑賞

有楽町エリア

有楽町駅周辺

高架下
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/20 sec, ISO400)
朝の集合前。光が射す鉄橋高架下。

今回の待ち合わせはルノワール有楽町店。
少し時間があったので、周囲を散策。

鉄道の鉄橋下がいい雰囲気だったので一枚。

色がある写真もやっぱりいい。

読売会館(ビックカメラ有楽町店)

ビックカメラ
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/900 sec, ISO200)
ビックカメラ有楽町店が入居する建物は、地味に渋い「隠れ渋ビル」だ。

読売会館

といってもほとんどの人は「ビックカメラ有楽町店」として認識してると思う。(ぼくもそうだ)

1957年竣工、当時は「そごうデパート」だったらしい。

そごうデパート、懐かしい。

そういえば、そごうデパート札幌店も、後にビックカメラが入ってたなぁ…。

…脱線した。

建物は特徴的な形と色の壁(窓?)が絶妙なカーブを描く渋ビルだ。

渋い。

新有楽町ビルヂング

新有楽町ビルヂング
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/1400 sec, ISO200)
新有楽町ビルヂング。ネーミングがすでに渋い。

新有楽町ビルヂングは、1967年頃竣工。

特徴的な青いタイル(近くで見ると完全にコーティングされてる)と、無駄に曲線を多用した窓枠。

渋い壁
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO200)
とにかく渋い。

渋ビルに求められる要素を高次元で備える、エリート渋ビルだ。

2つのビル
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/850 sec, ISO200)
2つのビルが合体しているような形をしている。

渋い。

東京交通会館

交通会館
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/1900 sec, ISO200)
本来の目的地。東京交通会館。

今回の渋ビル研究会、実はここが目的地だった。

ここの階段の壁画めがけてやってきた。

それがこちら。

壁面タイル
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO200)
壁いっぱいのタイル。わかりにくいか。
クローズアップ
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO200)
詳細はこちら。

これはイカしてる。

ナウい。

ついでに空中庭園にも足を運んだ。

屋根と空
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/2.8, 1/350 sec, ISO200)
空中庭園の金属でできた屋根と空。知らんがな。

渋い。

日比谷エリア

さて、ここから少し足を伸ばして日比谷エリアへ。

こちらもなかなか渋いヤツらがお出迎えだ。

実は「東京ミッドタウン日比谷」に行きたかったのは内緒だ。

東宝シネマズ日比谷

ゴジラ
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 34.2mm, f/11, 1/50 sec, ISO250)
渋くないやつ。ゴジラ。

はい、ゴジラ。

渋…くない。

東宝ツインタワービル

東宝ツインタワー
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/11, 1/90 sec, ISO200)
東宝ツインタワービル。どの辺がツインなのか。

よく知らないビルだが、これは渋い。

全く意味のない曲線を多用した看板と壁面。

テナントに何が入っているかは…知らない。

でも渋い。

帝国ホテル

壁
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/4, 1/70 sec, ISO1600)
いきなりの、壁。

帝国ホテル。
っていきなり壁。全体を撮る前に中に入ってしまった。

でもこのホテルは激渋

すでにフランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルではないが、随所にその意匠と思われる箇所が残っている(らしい)。

展示
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/4, 1/80 sec, ISO1250)
旧ホテル時代の時計。こうしたアイテムが展示されている。

ホテル内に展示スペースもあるし、もっと時間のあるときにゆっくり見たい。

庭園
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 44.1mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO200)
ホテル周囲の庭園。枯山水もあるよ

渋い。

日比谷図書文化館

図書館
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 23.4mm, f/2.8, 1/900 sec, ISO200)
図書館とは思えないかっこよさ。

日比谷図書文化館。

…まあ、図書館だ。
ミュージアムとカレッジも一緒になっているのでこの名前らしい。

中には入らなかったが、和室のような部屋があったり、いい感じなオーラが伝わってきた。

建物としては正面に向かって三角形になっており、窓のデザインもユニーク。

こんな図書館が近所にあったら、最高にテンションが上がるんだけど。

日比谷に住めばいいのか。そうなのか。

いやーそれにしても。

渋い。

このあと、渋い喫茶店で軽食をとってから解散。

渋ビル研究会第1回。

無事終了、である。

機材

今回も前回に引き続きX-H1

レンズはXF16-55mmF2.8 R LM WRにした。

前回は超広角レンズ「XF10-24mmF4 R OIS」を使用したが、今回は標準ズーム。

建物撮影にどれくらい対応できるか試してみた。

16mmあれば建物撮影はいける

マリンビル
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/6.4, 1/600 sec, ISO400)
日比谷マリンビル。これはモノクロで。

超広角レンズは建物撮影に最適だが、標準域が必要になったときに対応できない。
だから、スナップ撮影で使用する場合は「割り切り」が必要なレンズである。

しかし標準レンズなら諦める必要はない。
XF16-55mmF2.8 R LM WRは、35mm判換算で24mmから84mm。

超望遠が必要でなければ、ほとんど何でも撮れる。
建物のデティールが撮りたくなっても大丈夫。

窓枠
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO200)
新有楽町ビルヂングの窓枠。

そしてなにより、広角端16mmが特にありがたい。
この画角があれば、大抵の建築物は撮影可能だ。

そんなレンズXF16-55mmF2.8 R LM WRのレビュー記事はこちら

レンズ

傘を差しながらズームレンズはキツイ

とはいえ、この日はあいにくの雨。

雨降りにズームレンズはなかなかきつかった。

左手に傘を持った状態では、ズーム操作ができない

こういうときは思い切って、単焦点レンズで勝負するのもいいかもしれない。

カラーかモノクロか

建築スナップメインで撮影しようと決めた時、できる限りモノクロでいこう、という方針にした。

作品作りであればその方針でいいと思っている。

でもブログで街並みを紹介したり、建物全景を入れて撮影するときはカラー写真の方が都合がいいような気がしていた。

というわけで、今回の撮影はカラーで行こう!と決めた。

で、最近フィルムシミュレーション「クラシッククローム」をカスタムしたので、この設定で撮ってみた。(途中でPROVIA にしたりVELVIAにしたりと迷走したが)

鉄橋の下
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 55mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO400)
鉄橋の下。

渋いビル、建築物の雰囲気が出ているといいんだけど、カラーが物足りないと感じたり、印象が薄くなってしまったりと反省点も多かった。

まだまだ勉強していかないと。

まとめ

そんな感じで、渋ビル研究会in有楽町であった。

前回も今回も、個人的にとても楽しかったし、勉強になった。

また行きたい。

ただ、いっぽうで課題もある。

一人で動いているわけではないので、撮影時間が限られる。

結果、ディテールやクローズアップ写真についてはあまり構図を詰められなかった。

より良い構図を素早く見つけ出し、ミスなく撮影するスキルを身につけてなくては。

精進あるのみ。

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