最適な単焦点レンズラインナップを考える(ライカMマウント編)

ライカMマウントのレンズは数が多い。数が多いだけでなく、年代もオールドから最新までと幅広い。ライカMマウントのレンズたちは異様な「魔力」みたいなものを持つものも多く、今後購入するレンズラインナップをある程度決めておかないと、「憧れのあのレンズが市場に!」みたいなことがあるたびに無限にレンズが生えてきそうでとても怖い。

なので、この辺で今まで揃えたレンズの振り返りと、これから揃える予定のレンズ画角と購入候補についてまとめてみたい。それ以外のレンズを買わないように…。

参考にはならないかもしれないけど、こんな思考でレンズを買ってる人もいる、程度に聞いて欲しい。

基本ルール

まず、今後のレンズ購入ルールをまとめておこう。

同じ焦点距離のレンズは買わない

同じ画角のレンズの「複数買い」を認めたが最後、標準画角のレンズが異常な数で増える。そんな未来がはっきりと見える。例えば50mmを複数買ってもいい!と言われた場合、意志の弱い私はズミクロン ・ズミルックス・エルマーと揃えるに決まっている。これだけで100万円。

破産する。

必要以上に高価なレンズは買わない

1本に絞ったからといって、腕に見合わない高価なレンズを買わない。私の腕でノクチルックスやアポ・ズミクロン50mmは必要ない。なんならズミルックスだって微妙。あれ50万円オーバーだよ?

高くても1本30万円代までに抑えたい。

基本的にはライカ純正レンズ

別に原理主義ではないけど、よっぽどライカレンズよりも優れたサードパーティーレンズでない限りは純正レンズにしたいと思う。これはもうただのわがままみたいなものだ。私の性格ではサードパーティにすると、かなり高い確率で後悔するだろうから。結局買い換えて結果的に余計な散財になる未来しか見えない。

購入済みの画角

28mm

LEICA M MONOCHROM(Typ246)とセットで購入した「LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.」。はじめてのライカレンズだ。

28mmという画角は、ストリートスナップに最適。RICOH GRでも採用されているこの画角は、視界に入るものを全て写し込む。多少写し込みすぎるので被写体に「あと1歩」近付いて撮影するといい結果が得られやすい。

LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.
LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.

28mm画角を「LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.」にした理由は値段のこともあるけど、ストリートスナップ用途で導入する広角レンズに、浅い被写界深度は必要ないと感じたことと、コンパクトなサイズ感、比較的新しいレンズだったことなど。しょっぱなから明るいレンズ(ズミクロン ・ズミルックス )に手を出すと、それが基準になってしまうという恐怖(狂気?)もあった。

メタル
LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.
KITTE横断歩道
LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.

50mm

標準レンズの代表格である50mm。私が選んだのは「LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)」。最新モデルの1つ前のモデルだ。

50mmっていう画角は「標準レンズ」と言われている。…言われているが、私の感想は「50mmはちょっと望遠気味」である。

28mmとの分業という意味では「立体感」が表現できるところが強み。そしてその気になればストリートスナップもこなすことができるけど、どちらかと言えば対象をクロースアップすることに適している画角だと感じている。

LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)
LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)

私が持っている「LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)」は、現行モデルの1世代前のモデルだけど、光学系は現行ズミクロンとほぼ同じ。なので、デザインでこっちを選んだ。で現在、このズミクロンは改造手術中。現行ズミクロンに唯一劣っていた(個人の感想です)6bitコードを手に入れて、さらに強くなって帰ってくる。もう最高だ。フードが金属ならさらに最高だった…(今はプラ製を使用)。

ズミルックスの出番はないぜ!エルマーも要らないぜ!

ランプとF2
LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)
廃墟
LEICA M MONOCHROM(Typ246) × LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)

 

…いやほんとに

購入予定の画角

ここから先は、今後購入予定のレンズ。画角別に紹介していく。

35mm

もう一つの「標準」画角である35mm。私の撮影対象、撮影方法ではどちらかというと50mmよりも35mmの方が標準だと思っている。自然な視界をそのまま写し取る、という意味では35mmが一番しっくりくるのだ。

思えばX100Fは撮影していて非常に楽だと感じることが多かった。

購入候補は以下のレンズ。

LEICA SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.

第一候補。現時点で最新のSUMMICRON 35mm。1世代前と光学系はあまり変わっていないようだが、フードが金属になって少し大きくなった。これがかっこいい。

Leica Summicron M35mm F2 ASPH. 5th | Kasyapa for Leica (Map Camera)

LEICA SUMMARON f3.5/35mm(Lマウント)

モノクロといえばズマロン、らしい。こちらは初期型のLマウント用レンズ。f3.5と少し暗めだが、見た目が超かっこいい。写りは中間域の階調が非常に豊か、らしい。ただし、写りの面では下記のF2.8の方に軍配が上がるようだ。古いレンズなので、現行品と比べて状態が良いものが手に入りにくい。

Summaron 35mm F3.5 | Kasyapa for Leica (Map Camera)

LEICA SUMMARON-M f2.8/35mm

こちらはMマウントのSUMMARON。評判はすこぶるいい。難点があるとすれば、こちらも状態がいいレンズ在庫が見つかるかどうかは運次第、というところか。それでも多分SUMMICRONの最新版よりは安く済むはず。

Summaron 35mm F2.8 | Kasyapa for Leica (Map Camera)

X100F
ボッテガヴェネタ2
X100F

75mm〜

ライカで中望遠、というのは結構敷居が高い。その1番の原因はライカM最大の特徴である「レンジファインダー」だ。あまりにも望遠だと、そもそもブライトフレームが小さくなりすぎてまともにフォーカスできない、ということになる。あと、レンジファインダーはボケ量を表現できないので、取り扱いがとにかく難しいらしい。一発勝負のフィルムカメラでこのレンズを使うとか緊張で吐くこと請け合い。使っていた人を尊敬する。デジカメ万歳。

 

購入候補その1。

LEICA APO-SUMMICRON-M f2/75mm ASPH.

50mmよりも望遠。でも90mmよりも広角側。標準ズームレンズのテレ端である70mmよりもちょっとだけ長い。ちょうどいい望遠って感じ?

人によってはちょっと望遠感が足りないと感じることがあるかもしれないけど、ポートレート撮らない勢である私にとっては十分な望遠感だ。

なにより、ブライトフレームが小さくなりすぎないので、ぎりぎりレンジファインダーが使えるはず。

自転車
X-H1 × XF16-55mmF2.8 R LM WR
階段
X-H1 × XF16-55mmF2.8 R LM WR

APO-Summicron 75mm/f2.0 ASPH. | Kasyapa for Leica (Map Camera)

 

購入候補その2。

LEICA APO-Summicron-M f2/90mm ASPH.

こちらはポートレートでお馴染みの85mmよりもちょっと長い90mmレンズ。XF60mmF2.4 R Macroと同じ画角ということになる。

上記の通り、レンジファインダーでの撮影はかなり苦しいと言われている。そうなるとライブビューか外付けビューファインダーを使うことになるけど、それってライカMでやる必要ある?

北口地下歩道・東階段
X-H1 × XF60mmF2.4 R Macro
JRタワーホテル日航札幌2
X-H1 × XF60mmF2.4 R Macro

APO-Summicron90mm/f2.0 ASPH. | Kasyapa for Leica (Map Camera)

まとめ

以上、これから買うであろう2本のレンズ画角の候補を紹介してきた。調べが足りないので、本当はもっといい候補があるような気がしている。まだまだ要調査だ。

それにしてもやっぱり新しい機材の話は楽しい。テンションが上がる。…まあ、読んでくださっている読者の方が楽しんでいるという保証は全くないのが辛いところだ。

なんにしても言えることは、Mマウントレンズをあと2本買うってことは、どれを買うにしても茨の道、ということだ。しかたがない。働いてお金稼ごう。

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7 件のコメント

  • はじめまして。
    ずっとブログの方は拝見させてもらいましたが、初コメントさせていただきました。

    Leica 単焦点、僕は持ってないのですが、悩みますよね。
    それでもやはり、よく使用する画角というのは、少し値が張っても良いものをという気持ちもありますが、値段が値段ですしね。
    また絞って使うことが多いのであれば、尚更少し暗くても値段・携帯性を撮りたくもなりますね。

    • RINさん、コメントありがとうございます!

      「同じ画角の単焦点レンズは1本」と限定すると、どれにしようか本当に悩む、ということが最近わかりました…28mmを買った時はそんな気もなかったので、ほぼ即決でエルマリートにしましたけど…。

      よく使う画角は少し高額になっても良いものを…という気持ち、本当にわかります。

      たぶん私も35mm選び、吐くほど悩むと思います。ズミルックスの魔力から、なんとか逃れたい…!

  • 「読者の方が楽しんでいるという保証は全くない」
    いえいえ、とんでもない、この上なく楽しませて頂いています。
    いつも本当にありがとうございます。

    そして
    「高くても1本30万円代までに抑えたい」
    あのー・・・既に金銭感覚がおかしくなってます 笑
    その金額あれば他社なら一応ボディ+レンズ買えますし。

    そもそも、30万円と言えば非常生活ではどれだけの事ができるんだ、
    って、同様に金銭感覚おかしくなっている私自身の反省も込めて。
    何回食事ができて、どんな洋服が買えて、どんな家具が買えて・・・
    沼の住人やその予備軍はそんなこと考えてはいけないんですよね 笑

    決して他の金額に換算しない、それこそが趣味というものかと。

    これからも大いに悩んで、大いに楽しませてください。

    • Hiroさん、楽しんでいただいているようで安心しました!

      金銭感覚が麻痺している…本当だ、やばいですね!30万円台は安い方くらいの感覚になっていましたね…これは怖い。

      もう一度初心に帰って、正しい金銭感覚を取り戻さないと!初心…GRかな?

  • 失礼しました、「非常」→「日常」の間違いですね 笑

    いえ、そそのかすようですが、30万円を「安い」と言ってしまってこそ
    管理人様です 笑

  • いつも拝見してます。北の大地に移られて如何でしょうか。

    CANON+TAMRON党で街撮り派からすると、35mm が最適解となりました。50以上は人が居て成り立つ…気がします。

    それはさておき、ライカは色々凄い。写真好きの極地なんですかね。

    • SMさん、コメントありがとうございます!

      35mmは街での撮影がしやすいですよね。50mm以上は人が必要…なるほど…。

      ライカは金銭感覚を麻痺させる、ということを実感する毎日です。非常にヤバイですね

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