Tachikawa3 -スナップ撮影とGRについて-

1ヶ月以上更新が空いてしまった。
ここ1ヶ月、異様な忙しさで平日は朝から晩まで仕事、土曜日も出勤、日曜は一日中寝ているという生活になってしまっていて、写真を撮りに行く時間も気力もなかった、というのが理由だが、まあ言い訳である。
仕事が忙しいせいか、外が寒いせいか、写真への情熱が急激に萎んでいっている。いい撮影機材が手元にあるのに使えないことが逆にストレスになってしまっているという悪循環ぶりである。
でも今週は半ば無理やり土曜日を休み、ちょうどいい天気だったのでショッピングついでにGRを片手に街をぶらぶらしてきた。

国営昭和記念公園。その立川北口側にある「花みどり文化センター」横のピラー。本当はもう少し寄って、階段とピラーだけにするともっと良かったかも。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. GR (GR LENS, 18.3mm, f/6.3, 1/640 sec, ISO100)

で、そのさらに左側にあるエスカレーター。ちょうど逆光のシチュエーションで、ドラマチックな絵が撮れるといいなと思って撮影したカット。

GRというカメラについて。28mmという画角、使いやすいボタン配置、持ち歩きやすいサイズ。マニュアルフォーカスが使いにくい、ファインダーがない、すぐ撮像素子にゴミがつくといった弱点もあるが、スナップ写真用というカテゴリでは、現在もこのカメラに勝てるようなものはない。肩を並べられるようなカメラすらないように感じる。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. GR (GR LENS, 18.3mm, f/6.3, 1/60 sec, ISO200)

写真に何を求めるのかは人それぞれ。毎回A1版のポスター作成が可能なレベルで画質を求める人には全く向いていないが、APS-Cの一眼レフ相当の画質に満足でき、28mm単焦点という主義を肯定できるなら、このカメラは非常にオススメである。いや、むしろAPS-C一眼レフに物足りなさを感じてしまうかもしれないのでオススメしないほうがいいか。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. GR (GR LENS, 18.3mm, f/6.3, 1/500 sec, ISO100)

そんなこんなでX-Pro2とXFレンズをどうしようか思案中である。別に不満があるわけじゃあないんだけど、スナップ撮影をするには中途半端に大きいし、かといってメイン機にするにはいろいろと不確実性(OVFのパララックス、液晶の色味の相違等)が高い。X-Pro2はあくまでも街中でのスナップで最大限力を発揮するカメラだと思う。X100Fも欲しいけど、もし買うとしたらGR、X-Pro2とトレードになりそうだ。なにせ全部のカメラが用途被りまくりだから。
さて、どうしようかな…