人物撮影から逃げるな、カラー写真から逃げるな

 

ストリートフォト?モノクローム?ミニマリスト?
気取ってんじゃねぇぞこのやろう。

最近の私の写真、雑すぎ…?惰性で撮って、適当に編集してない?

 

建築物を撮るという逃げ

人物撮影から逃げる口実になっていないか?

人物撮影に興味がないから人を撮らない、ならいい。

でも私の場合、「人と関わりたくない」「郊外に行くのが面倒くさい」という理由で、街中の建築物を撮ってないか?

人は街を構成する要素の一つ。というか主役だ。
「街=人」といっても過言ではない。

つまり、街を撮るということは、人を撮るということだ。

人がいない街の写真は果たして街の写真と言えるのか?

別に歩行者の進行を遮ってまで、正面からカメラ目線を撮影しろというわけじゃない。
街を撮影するときに、人物が写るのは当然。
「人も含めて街」だろう。

ちゃんと「街」を撮るなら、「人」は避けて通れない。

撮影方法が一辺倒で面白くない

最近、自分の写真フォルダ内が同じようなものばかりだ。
ガラス面が多い、背の高い建築物を見上げて撮影すればいいと思っていないか?

大きめのビル、ガラス面が多くて反射しそうなビルに近づいて、見上げて撮影。
レンズ画角は大体28mm〜50mm。
一度かっこいいと思った撮影方法をただ繰り返すばかりで、アイデアがない。
最近、全然考えて撮影していない。

自分のInstagramアカウントに投稿した写真を眺めていても、なんだかつまらない。
考えてみると私の写真は、見る側のことを考えていない。
自己満足でただ投稿しているから、なんか全然面白くない。

写真に物語性がない、というか。ただ単に撮影できたものを見せられている、というか。
「鑑賞者を楽しませる」という視点が抜け落ちている。

主題を街中の建築物にするのは別に構わない。
ただ、人物が撮れないから、他にアイデアがないから、考えなしに「建築物」を主題として、同じような写真を量産していないか?

その辺をもう少し自問自答してみたい。

モノクロで撮るという逃げ

ここ数年、モノクロ写真を中心に写真を撮影しているが、違和感というか、負い目を感じている。
私はなぜモノクロで撮影しているのか?

そもそも、モノクロは現実の世界から色を取り除いた「不自然さ」を楽しむ表現
写真表現においてモノクロは「自然」ではない。
撮影中にフィルムを変えられなかったフィルムカメラ時代とは違い、デジカメ時代においては、モノクロもカラーも共に現像時の選択肢の一つだ。

それなのに、私の写真はあまりにもモノクロに偏っている。
なぜか。

モノクロ写真というだけで、なんかちょっとかっこよく感じる。
光の入り方がいい場所を撮影するだけで、それだけでいい雰囲気の写真が撮れる(肌感覚)。

カラー写真でいい写真が撮れないから、安易にモノクロ表現に逃げているんじゃないか。

もう一度、写真表現としてのカラー写真とモノクロ写真の関係性、選択性について考えてみる必要があるのではないか。

では、どのように街を撮影するのか

罰ゲーム

ちょっとストリートフォトの洗礼を浴びてきた方がいい。
そしてもう少し大変な思いをして写真を作った方がいい。

そうしなければ成長がない。

「人物の入ったカラー写真」を、街で撮ってくることにした。

そう、これは罰ゲームだ。

ルールと機材

撮影の際に意識することは以下。

  • いつもの構図(誰もいない道を正面から撮影する、ビルを見上げて撮影する)は封印する
  • カラーで撮る(むしろビビッド目に色を付ける)
  • 必ず人物を入れる(できるだけ大きめに入れる)

かなり気合を入れて撮影に臨まないと。不審者に見られるのはまずいので、細心の注意が必要だ。

さて、この条件なら、どのカメラで撮るのがいいだろう。

  • カメラは少し大きめの、目立つカメラの方がいい(盗撮を疑われるのはまずい)
  • レンズも大きめの方が逆に事故がないかも
  • 焦点距離を稼ぎたい。広角・超広角はかなり人物に近づくことになるので危険

カラー写真なので、LEICA M MONOCHROM(Typ246) は留守番。

単焦点レンズでいつもの画角を多用するのではなく、ズームレンズでいろいろな構図を試してみたい。

ここはSONY α7R ⅢとSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artをメインで行こうか。
ウィリアム・クラインもソニーα9と標準ズームレンズを使っているし。ミーハーか。

サブカメラとして、FUJIFILM X100Fも持っていこう。
RICOH GR Ⅲもいいんだけど、盗撮疑いをかけられる気がする…札幌では。

…自意識過剰だろうか?

 

まとめ

ちょっと今はご時世がアレなので、この撮影を実行に移すのは、情勢が落ち着いてからにしよう。

それまで、新しく買った写真集でも見ながら構想を練っていこう。

 

特にカラーでストリートを撮影している写真家の写真集を重点的に。ウィリアム・クラインとかソール・ライターあたりが良さそう。

 

追伸

あんまり外に出られないと、ネットでカメラの情報とか見ちゃうよね。
無駄にカメラとかレンズが増やさないように気をつけないと…

 

カラー写真…?ふーん。
ライカM-P(Typ240)
が50万円前後か。そうか。高いね。いや別になんでもないけど。
ライカM10-Pシルバークロームは80万円…?ふーん。高価じゃん。

M11が発売されるので、今後M10シリーズのコンディションがいいものは枯渇するのかもしれないね。いや、関係ないけど。関係ないけども。

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2件のコメント

人がいない街の写真は果たして街の写真と言えるのか?

言えるでしょう
というかテーマによる

イルコゴミオさん、コメントありがとうございます!

テーマによる…確かにそうかもしれません。
そもそもテーマを決めずに写真を撮っているからこういう考え方になるのかもしれませんね。もっと精進します!

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