
エスカレーターと、窓。
先日、「建築物を中心に撮影していこう!」という方針を決めた。
ぼくは今、東京都に住んでいる。
日本で一番建築物が多いであろう東京都。
撮影する建築物に困ることはない。
そう、ここは建築物天国である。
…ということで、手始めに東京都六本木にある国立新美術館にやってきた。
国立新美術館とは

国立新美術館、外観。
実はこの美術館についてはよく知らなかった。
この美術館に注目したきっかけは、富士フイルムユーザーの美容師雨宮さんのブログ「amedia online」。
下記リンクの記事でかっこいい写真が掲載されているのを見て、ぜひ行きたい!となったのだ。
【撮影スポット 東京】新国立美術館は最高にお洒落な写真が撮れる。カメラが趣味の人にとっては一度は行きたいスポット | amedia online
…それにしても、また六本木である。どんだけ好きなんだ。
さて、気を取り直して。
国立新美術館とはどういう美術館か。
公式サイトから引用すると以下のとおり。
国立新美術館は、コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(14,000m2)を生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす、新しいタイプの美術館です。
展示も魅力的なものが多い…と思うが、基本的に撮影はNGなので今回は特に入らなかった。
それよりも注目したいのはその建築物としての魅力だ。
僕も今回はそれを撮影しに行ったのだ。
見どころ
内装・外観共に魅力的な建物だけど、どちらかというと内装が素晴らしいので、まずは内部の写真から。
内部

三角錐。

窓と、人と。

柱の上にはカフェテリアが。

見上げてみた。ガラスの壁の曲線が美しい。
印象的な三角形の正面入り口。そこから開放的な空間が広がる。
窓面の曲線が美しい。
どこから撮ってもかっこいい。
つぎは2階から撮影。

見下ろしてみた。なんか撮影が行われていた。

1階のカフェスペース。

巨大な柱、と人と。

均一に柱と足場が組み合わさった壁。
3枚目の柱と人の写真がお気に入り。
もう少し人を中央寄りに入れたかった…。
それにしても、光の入り方がいい。
3階に到着。

セブンチェア?

なんの椅子かはわからないが、かっこいい。

窓の外には、開放的な庭が
レストランと、庭(多分出られない)がある。どこまでも開放的な空間だ。
外観
次は建物外観。曲線と影の付きかたが美しい。

外壁

グラデーションが美しい。

真正面感をだすのは難しい…
今日の機材
Canon EOS 5D Mark Ⅲ

EOS 5D Mark Ⅲ。
今回は久しぶりにCanon EOS 5D Mark Ⅲを使用した。
使用レンズはEF24-70mm F4L IS USM。
これに交換レンズ1本(使わなかったが)とRICOH GRを大きめのボストンバッグに入れて出かけた。
実際はけっこう重かったはずだが、思ったほど気にならなかった。
撮影に集中していたからか、暑くてそれどころではなかったからか。
…それにしても、相変わらず撮りごたえのあるカメラである。
いろいろ「ボリュームが大きい」っていうかなんというか。
ボディサイズも大きいし、画像のサイズも大きい。
でも、情報量の多いガラス枠やら、陰影のグラデーションやらをしっかり描写する情報量の多さは、さすがのフルサイズセンサー、といったところだろうか。
…ちなみにボリューム、ということで言えば、今回特に気になったことがある。
シャッター音だ。
建築物撮影とシャッター音
このカメラのシャッター音、デカすぎないか…?
この日は土曜日。
休日ということもあって、美術館にはまあまあ人が入っていた。
ので、それなりに周囲で話し声等の騒音があった、にもかかわらずこのカメラのシャッター音はかなり目立っていた。
人の後ろで撮影していると、まず間違いなく振り向かれる。
…これは良くない。
ぼくは街で写真を撮るのが好きだが、その際、撮影によって周囲に影響を与えたくない、不快な気持ちにしたくないと常に思っている。
実際は、「カメラで写真を撮る」という行為は少なからず目を引くし、意識もされるので、その影響を全くゼロにすることはできない。
でもぼくは、可能な限り意識されることなくシャッターを切りたいのだ。
これはストリートスナップに限らず、全ての撮影における目標である。…だからX100FとかRICOH GRのような目立たない、音がほとんどしないカメラが好きだ。
EOS 5D Mark Ⅲのシャッター音はというと、結構大きめに「カンッ」という音が響く。
ポートレート撮影や自然風景、プロのスタジオ撮影とかなら気にならないと思うし、この「シャッターを切っている感じ」がいい!という方の意見を否定するつもりもないが、ぼくの用途(スナップ撮影)には合っていない、と感じた。
…感じてしまった。
まとめ
さて、この日はもう1カ所、美術館へ行ってきた。
その時の話はまた別の記事で。
シャッター音の小さいカメラ…
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