私が撮りたいものは、私の人生だ。

私が撮りたいもの。

「私の撮りたいもの」は「私」そのものだ。

それはセルフポートレートとかそういう意味ではなく、「自らの意思で足を運んだ場所」だったり、「私が見て、感じたこと」だったり。

私の行動や気持ちみたいなもの。

FUJIFILM GFX50S II (GF110mmF2 R LM WR, 110mm, f/2, 1/80 sec, ISO1000)
多摩川が朝の光で輝く。

正直に言うと、私には私以上に大切なものはない。
守るべき家族もなく、情熱を傾ける恋人も、愛するペットもいない。

実は写真を撮る理由もない。

撮影を仕事にはしていないので、ノルマも納期もない。
コンテストに応募していないので、競うべき相手もいない。

それなのに、なぜ撮るのか。

私が撮りたいものは、私が生きている世界そのものだ。
そして、私が愛しているのは、私が生きる世界。
撮影行為は、自分のためにそれを残す行為だ。

だから、私にとって「私がいない世界」には価値がないし、記録する意味もない。
遠い過去にも遠い未来にも興味を持てない。

FUJIFILM GFX50S II (GF110mmF2 R LM WR, 110mm, f/2, 1/300 sec, ISO200)
多摩川付近の鉄塔。シルエットで捉える。

だから、私は一人で、何もない、誰もいない風景を撮るのが好きなのだ。

それが誰にも刺さらなくても。

FUJIFILM GFX50S II (GF110mmF2 R LM WR, 110mm, f/2, 1/80 sec, ISO200)
静かで、のどかな風景…いや、寒すぎ(−2℃)。

これからの人生も、楽しみだぜ。

本日の1枚

FUJIFILM GFX100S (SEKOR C 80mm F1.9, 80mm, f/1, 1/680 sec, ISO200)
鉄塔よりも、手前の木のボケこそが真骨頂。

カメラ:FUJIFILM GFX50S Ⅱ
レンズ:Mamiya SEKOR C 80mm F1.9