私の写真は、大半が街中の建物や道の一部を撮影したものだ。いわゆるストリートフォト(スナップ)というやつだ。
ストリートフォトにもいろいろあると思うが、街ゆく人々の表情など、人物を主役にした撮影はしていない(できない)ので、必然的に建築物や構造物などの無機物にフォーカスした撮影を行なっている。
最近は一定のパターンやデザイン性が高い人工物などをメインで撮っている。
ところで私が撮影に使用しているカメラはいくつかあるが、基本的には長方形のフォーマットである。3:2のフォーマットが一般的だと思う。
今回は試しに、今まで撮影した写真を1:1フォーマットに切り取り直してみた。
正方形のフォーマットは広角レンズによるパースの強調が難しい反面、日の丸構図が強調されるなど、長方形のフォーマットと比較すると異なる特徴を持っている。
一般的には難しいとされている1:1フォーマットだが、どんな写真と相性がいいかを確認してみたくなった。
ストライプ柄のデザインを集めてみた。
パースがつかなかったり、余白を切り詰めたりしているのでインパクトを出すのが難しい。ただ、縦横が同じ長さの写真が続くので、パターンを揃えることによる統一感が出る。
真四角と真四角。これは楽しい。
スクウェアフォーマットに正方形のモチーフは正解かもしれない。
そればっかりだと単調になってしまうかもしれないが、たまには菱形を入れてみるとかで変化をつけるのも楽しい。
画面の外側から中心に向かって流れる線。スクウェアフォーマットで映える構図の一つだと思う。
正方形であることで、より一層強調されている。
格子柄もあっている気がする。
こうしてみると、同じジャンルのパターンを揃えてみるのは見栄えが良いと感じる。
もはやスクウェアフォーマットで映えるかどうかではなく、似たコンセプトの写真を集めましたコーナーになっているような気もするが、それはそれで面白い試みだった。
街に隠れているパターン・デザインを意識して写真に収める。これをもっと徹底していきたいと改めて感じられた。収穫になった。
おはようございます!
何れも素敵な画で、大変愉しく、興味深く拝見しました。
「3:2」の長方形とは違う魅力の「1:1」ですが、一部のカメラでは撮る段階で設定も出来ますよね。自身でもその設定をして試したことは在ります。
陰影を切り取るモノクロ写真を「更に切り取る」という感じで非常に興味深いです。<グラデーション4>は秀逸ですね!!
おはようございます!
今回の記事に使用した写真は、もともと3:2で撮影した写真をスクウェアフォーマットに切り出した物なので、撮影時から1:1を意識した物じゃないんですよね…。今度は一度、最初から1:1を意識して撮影してみたいと思っています。
グラデーション4はサッポロファクトリーの写真でしょうか。ありがとうございます。私もこの写真はお気に入りです!
毎回の素敵な写真・文章ありがとうございます。今回も楽しく読め、鑑賞しました。
1:1判というと6×6判が頭によぎります。私にとって1:1判(6×6判)は、組写真が構成しづらく苦手でした。
なのでPENTAXの6×4.5判に切り替えた時はそれまでの苦手感がなくなり、楽しく組写真を撮れたのがいい思い出です。
しかしながら、街角スナップでは1:1判(6×6判)のほうが楽しく撮れたような記憶が…笑
> 今まで撮影した写真を1:1フォーマットに切り取り直してみた。
今まで1:1判にトリミングするという感覚がなかったので新鮮でした。面白そうなので1:1判でトリミングする前提で今度撮ってみようと思ってます。
正方形フォーマットは慣れてないせいか難しいですね…。
6×6ですか。中判は憧れますね!無理だけど!
ストリートフォトで1:1は確かに楽しいですね。新しい発見がある気がします。
定期的に撮影して行きたいと思います!