北海道だから、自然風景を撮影しよう。
札幌にいるから、雪景色を撮らないと。
…
なんか違う。なんか楽しくない。
ここで、自分が撮りたい写真について、改めて考えてみた。
あれも撮りたい、こういう表現もしてみたい、ではいつまでも自分の写真が確立しない。
そもそも確立させないといけないものなのか、という根本的な疑問はあるけど、私は確立したい。
なので改めて考えてみることにしたのだ。
最近自分が撮った写真、自分がインスタグラムやその他媒体で好んで鑑賞する写真の傾向。
そういったものから導き出した解は…
私が表現したいのは、「都会の建築物や空間が持つデザイン性、質感と形を、最小構成要素で表現する」。
いわゆる「ミニマリスト・フォトグラフィー」ってやつだ。それを都会で行う。
つまり「ストリート・ミニマリスト・フォトグラフィー」
…いや、名前とかはどうでもいいんだけど。
そんな写真を撮るにはどうすればいいだろう。
…と言うわけで、以下に注意して撮影していきたい。
- 質感や形が強調したいので、モノクロで。
- できるだけシンプルに、最小構成要素で表現する。
- 対象の形を強調するため、光の当たり方に注意を払う。
撮影した写真をそのまま使用することは最近少なくなった。基本的には何らかの手を入れて現像している。
本当は撮影したデータ=完成品を目指すべきなのかもしれないが、撮影時の状況や心理状態によって難しいことも多い。
現像、といってもそんなに大それたことはしていなくて、基本的にLightroom Classicで済ませる(Photoshop使えない…)。
現像については自分テーマを決めていて「デザイン性、質感、形をより魅力的に引き出す。その上で、写真として「魅せる」表現をする。」
私が最近心がけているのは
- 形を強調するため、コントラストを強めに。
- 平行・垂直をより意識して微調整(回転・オフセットを調整)。
- 余計なものが写り込んだ場合はトリミング
- やりすぎない
こんな感じだ。…普通だ。
この日はほとんどが地下歩行空間での撮影だったため、ISO感度を1600固定していた。…明るいところでもそのままの設定にしてしまった。前もやったな、このミス。確かX-T2を持って鈴鹿サーキットに行ったときだったっけ。
まるで成長していない…撮影現場で慌てる癖をなんとかしたい。
この日、ミニマリスト・フォトグラフィーを体現できたのは上の2枚くらいか。
でも1枚目、ちょっと背景がうるさい。撮影時にもっと背景に気を配る必要があるだろう。
ああ、もっと勉強が必要だ。
完全にミニマルに表現すると、撮影場所の個性はあまり重要にならない。被写体のみに集中することになる。
これなら東京でも札幌でも変わらない…わけあるか。
いくぞ、東京。
空も青いし。東京へ飛んで行こう。
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