物欲の秋。
Twitterでは毎日のように景気のいい話(My New Gear…)が出ていて、なんとも取り残されたような気持ちになる。
(ライカを買う人が多いことに戸惑う。みんな金持ってるなぁ…不景気なんて嘘じゃないか。)
そんな今日この頃、自分もまた物欲が暴走してきているので、この辺で少し冷静になるために「何が、どうして欲しいのか」、そしてそれが「本当に必要なのか」整理しておこう。
※ 以下、写真はこの間札幌に行った時のもの。記事とは関係ない…
SONY プレイステーション4 Pro(4万円)

地下歩行空間から空を眺める。
動機
最近、Prime Videoで「ホームへ連れて行って(イングランドの古豪サッカークラブ「リーズ・ユナイテッド」のドキュメンタリー番組)」を観たことで、「FIFA20」というサッカーゲームが無性にプレイしたくなったことで発火。(俺がリーズをプレミアリーグに上げてやるぜ!的な)
ちなみにプレイステーション4はこれまで3回買って3回手放している。
今まで手放した理由は全て「ゲームのやりすぎで時間の浪費が止まらなくなるから」。
動向
人生は短い。
今までかなりの時間をゲームに費やしてきた自分には、いまさらゲームに使える時間は残されていないと思う。
そして4回目の購入はさすがに厳しい。
先週末はなんとか耐えたので、なんとかこのまま逃げ切りたい…。
(でもシュタインズゲートゼロやりたいし、人喰い大鷲のトリコもクリアしたい。なんならF1ゲームもやりたい…。)
Herman Miller アーロンチェアリマスタード(20万円)

地下歩道空間、ニッセイビル入口の光る柱。
動機
夏に大幅な断捨離をした結果、カメラ機材は減らなかったのに家具がなくなった。
無計画に物を処分した結果、デスクはあるけどワーキングチェアはない、というアンバランスな状態がかれこれ半年近くになる(スツールで凌いでいる)。
最近2時間ほどパソコン作業をしたところ、腰と尻が異常な疲れを訴えてきた。
これはそろそろ限界だ。
腰にいい椅子が欲しい。
…腰にいい椅子?
よし、アーロンチェアだ!
という安直な考えにより購入候補に。
動向
ハーマンミラーの直営店や大塚家具で試座した結果、エンボディチェア(同じ会社のさらに高級なやつ)に行きかけるというさらなる暴走を経て、現在はなんとか物欲に耐えているところ。
(…一日中座っているわけでもないのに、一脚20万円の椅子なんて絶対いらない…。)
EIZO ColorEdge CS2740(20万円)

地下駐車場の連絡通路。
動機
先日、EIZOショールームにカラーマネジメントモニターのCS2731を見に行った。結局は4Kじゃないことと、モニター導入に一度失敗していたことがネックになってモニター購入には至らなかった。
…と思ったら、いきなりの廉価版4Kカラマネモニターが発売。
廉価版とはいえ20万円くらいするが、これまでのラインナップが50万円とかいう舐めた金額だったので無視していた。
これが一気に購入可能な価格帯に降りてきた!と。
動向
とはいえ、カメラ趣味に関する機材や道具は減らしていく予定(あくまでも予定…)。
それはデスクやモニターも例外ではない。
一度買ってしまうとデスクのレイアウトやパソコン周りもある程度固定化してしまうという悪い面も生じるのは経験済み。
とにかくデスクの上が片付かなくなり、デスクとは別に食卓が欲しくなる。
そしてミニマルから遠く離れていく…
うん、やめとこう。
(でもテレビを処分したら買ってもいいんじゃ…)
FUJIFILM XF90mmF2 R LM WR(8万円)

地下鉄大通駅の階段。
先日、レンタルして使ったレンズ。
素晴らしいレンズだけど、焦点距離が使いにくいけど、素晴らしいレンズだけど、しょ…
となっている今日この頃だ。
レンズよりも揃えないといけない撮影機材があるような気がしているので、現在保留中…。
高いダウンジャケット(10万円)

地下鉄大通駅券売機付近。
もう11月だ。そろそろ寒くなってくる。
でも写真は撮りたい。例年寒くなると撮影に出かける頻度が極端に落ちる。
これは寒いから、という理由もあるけど、着て出かけたくなる冬用アウターがないのが理由だと思う(強引)。
っていうか冬用コートは持っているんだけど、スーツに似合うタイプのやつで、これがリュックと合わない。絶望的に合わない。
だから、リュックが背負えるアウターがいる。しかも毎日でも着ていたくなるようなやつだ。
あれだ、カナダグース的なサムシングだ。
(ユニクロでいいじゃん、という気持ちはもちろんある。)
酒(プライスレス)

狸小路3丁目。
最近、断酒をしていたのだが、そろそろなんか飲みたい。
スコッチとか飲みたい。
Apple iPad Pro(15万円)

札幌ソウルフード、みよしのぎょうざ。
最近、家のiPad Air2の調子が悪いので欲しい。
できれば12.9インチが欲しい。
…高い。
まとめ

北海道ソウルフード、山岡家。
自分物価の高騰
欲しいものがいちいち高い。
なんか購入したいもののグレードが何故か上がっていて、もはや普通に10万円から、みたいな価格設定になってしまっている。
なんだこれは。
財布の紐をきつくしなくてはならない。老後までに2,000万円貯めないといけないし!
(でも欲しい。…でも全部買ったら100万円クラス。やばい、ライカとか行ける)
正しい金銭感覚とは
10年前にGR DIGITAL Ⅱ(当時5万円くらい)で「うわー高いなこのカメラ、何でできてるんだ」って言っていたあの純粋な時代を思い出せ。
それくらいが普通なんだ。
…ん?10年前?
なんか凹んできた…。
10年で上がったのは自分の中の物価ばかりで、撮影技術があまり進歩していない…。
札幌スナップの機材

老舗ミリタリーショップ、キャプテン・トム。
気を取り直して、最後に札幌スナップの機材の説明でも。
XF23mmF1.4 R
東京〜札幌間の移動の際に邪魔になるので大きいズームレンズは家に置いてきた。
というわけで単焦点レンズである。
スナップ撮影をするのは決めていたので、23mm。
やっぱりこの焦点距離は撮影しやすい。
…とはいえ、ありきたりな写真を連発するおそれがあるのである意味難しい画角、とも言える。
X-H1
屋内を撮影する予定だったので、手ブレ補正があるX-H1を持っていった。
これは大成功だった。
地下街でも屋内でも全く恐れるものが無い。
やっぱり、いいカメラだ…。
最近ある写真家のコラムを読み、改めて考えさせられました(こんなのばかりですね 笑)
その方の一つの結論は「レンズにとって、写りも正義だが軽さも正義である」
世間で「高性能」「高級」と呼ばれるレンズは軒並み1キロ近く、
にもかかわらず「性能の割には軽い」などと、とんでもない事を言う、という論調です。
もちろん、写真にとって写りが正義であることに疑いはないが、被写体は撮られるためにこちらに
歩いてくる訳ではなく、こちらが出向いていかなければならない。つまり、レンズもカメラ本体も
持ち運ぶ事が前提になっている。あとは管理人様が以前におっしゃっていた事と同様の主旨です。
いくら写りが良くても重ければ持ち出さなくなるし、頑張って持ち出しても重さがストレスとなって
モチベーションが下がり、機材に撮らされている感覚に陥ってくる、と。
「レンズ開発者は、実際に写真を撮った経験がないとしか思えない」と鋭角的な意見を述べる方も
いらっしゃいました。
曰く「どれだけ重くなっても、写りさえ良ければユーザーは喜ぶんだ、と発想しているとしか思えない」
重さを我慢してでも作品のクオリティを追及する事こそ写真を生業・趣味とする者の矜持というところ
かとは思いますが、描写を少々犠牲にしても携帯性を選ぶという価値観もあっていいのでは
ないでしょうか?「これだから初心者は」とバカにされそうですけどね 笑
これからもブログ楽しみにしています。
Hiroさん、いつもコメントありがとうございます!
コメントを読んでいて、最近ニコンで受注生産が発表された「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」を思い出しました…
明るさを追求した結果、重量2キロの化け物になってしまってますけど、あれはもう目的(=写真を撮ること)を脇に置いちゃってる感がすごいですよね…
「写りが良くて小さいレンズ」が最高だと思うんですけど、カメラと違ってレンズはなかなか小型化しない(むしろ大きくなってる?)。
最近はカメラ・レンズのアンバランス感が増すばかりな気もします。
Hiroさんのおっしゃる通り、携帯性ってある意味では描写性能と同じかそれ以上に大事なスペックなんじゃないかと思うんですけどねー…