私にとってのストリートフォトは、カメラ片手に都会の街中を歩き回って、建築や街並み、歩行者を切り取るもの。
比較的小さなカメラで機動力を活かした写真を撮ることを心がけていた。
そういう撮影用途に向いているカメラとして、RICOH GR ⅢやFUJIFILM X100Fを好んで使用していた。
…道東に移り住んで4ヶ月。
中規模都市での生活ではなかなかストリートフォトに的した被写体が見つからなかったこともあり、上記カメラの使用頻度が落ちていた。
いや、見つけようとしていなかった。
新生活に馴染むのに精一杯だったという言い訳をしておこう。
最近は車も使えるようになり、行動半径が広がった。
道東の雄大な大自然を撮影していきたいところだけど、その前に。
私の写真の原点である「ストリートフォト」を、生活圏で撮影してきた。
これがうまくできるなら、写真という趣味をまだ続けられる。
RICOH GR Ⅲ
スペックシート
GR Ⅲとは、APS-Cセンサーと、35mm判換算28mmの単焦点レンズを搭載した、コンパクトデジタルカメラ。
詳しくは、コチラの記事をどうぞ…
外観

RICOH GR Ⅲ
最近は、外付けファインダー「GV-2」と、かめらに同梱されているリストストラップ。
明るい野外では、背面液晶が役立たずになるので、ファインダーは嬉しい。高いけど。
それにしてもこのカメラ、とにかく小さい。
このカメラにAPS-Cセンサーが搭載されているとは、いまだに信じられん。
そして、私がカメラを始めた時に購入したGR DIGITAL Ⅱとほとんど変わらない外観。

GR DIGITAL Ⅱ
とっても素敵な「キープコンセプト」。
っていうか、懐かしいカメラだ…。これ買ったの、もう12年前とか寒気がする。
設定
今回は、デフォルトで搭載されているイメージコントロール「ハードモノトーン」を少しいじった設定で撮影して見た。
イメージコントロール:ハードモノトーン
キー:-1
コントラスト:+2
コントラスト(明部):0
コントラスト(暗部):+2
シャープネス:+1
調色:紫
シェーディング:・
明瞭度:・
粒状感:1
作例
暑い夏の日。
地方都市の国道沿いということで、いわゆる「ストリートフォト」という感じではないが、できるだけ馴染む被写体を見つけてみようと頑張ってみた。

kage

royal

nitori
暑いし何にもないし、これは無理だな。
…ということで、近くの河川敷へ移動した。
もはやストリートフォトではないが、仕方がない。

park

course

straight

bridge

back
GR Ⅲについて
GR Ⅲというカメラについて。
やはり28mmは難しい。
イメージよりもあと2歩くらい前へ踏み込まないと、主題がよくわからない写真になる。いまだに難しいと感じることも多い。
馴染みが深い画角なんだけど。
でも携帯性は抜群だし、カメラの外観もカッコいい。
「どこへでも持っていける」っていうのはそれだけで価値があるものだ。
少し値段が高いので、自分に合っているかどうか、よく考えてから購入することをお勧めする。
今ならGR Ⅲx(35mm判換算40mm相当)もあるし。
こんにちは!御無沙汰しています。
最近の各記事を愉しく拝読しましたが、この御住いの街で、カメラGR Ⅲを手に歩き廻ったという感じの画を添えた記事が好かったです。
結局、広角レンズは「好さ」と「難しさ」とが同居しているのだと思います。単焦点のレンズはどれでもそうかもしれませんが、広角は「何となく眼に入ったモノが画に収まる」という反面に「何を撮ろうとしたのか意味不明」に陥り易いという感になります。そんな訳で、自身では広角を多用する他方、少し中途半端な35mm相当画角が心地好く、X100Fを多用します。
こちらで拝見した「河川敷」という場所は何やら好いですね!街側に関しても、きっと「好い場所」に巡り合うと思います。今後も楽しみに拝見します。
広角単焦点での撮影は難しいですね。かれこれ10年以上同じ画角のカメラを使っていてもいまだに意味不明な写真を量産してしまいます。
もっと狭い場面、もっと近接した場面で活躍できるというのは頭ではわかっていても、そんなに被写体に接近して写真撮れるのかというとなかなか…
街中での撮影は、田舎であればあるほどハードルが上がると思っていますが、これからも少しずつでも撮影して慣れていこうと思います!