撮影旅行の記憶① -横浜編-

 先日、とうとう横浜・東京へ旅行に行ってきた。

 2月中旬に行く予定だった旅行がキャンセルになったことにより、半ばヤケクソで予定を空けてねじ込んでやった。
 しかも3泊4日のロングラン公演だ。

 前回、2泊3日という旅程でさえ疲れ果てて最終日はほぼ動けなかったと言うのに、全く反省していない。

 でも、このままではカメラどころか社会活動を停止しかねないほどすり減っていたので、それくらいの無茶は許してほしい。

 すでに旅行から数週間が経過しているが、旅行で撮影した写真を振り返りながら、撮影旅行を通して改めて感じた「写真趣味の楽しさ」「街を撮ることの奥深さ」について、少し語ってみたい。

1日目:女満別空港→横浜。

道東から、首都圏への移動。

 旅行初日は、飛行機での移動がメインの日。

 特に女満別空港から羽田空港への便は、基本的に午後のフライトしかなく、旅行者泣かせ
 「首都圏から道東に旅行に行く」ほうがメインになるので仕方がない部分はあるけど、悲しい。

 しかもその日、午後イチの便が機材到着遅れて1時間遅れに。

 とはいえ別の選択肢はない。ただ待つのみ(1,000円分の飲食券が配られるも、昼食は取ったばかりで結局使えず…)。

 …気を取り直して、3時くらいに女満別空港を後にして、羽田に到着。
 そこからは間髪入れずに目的地へ移動した。

 今回の旅は3泊4日ということもあり、なんと横浜→東京という豪華2本建て!

 電車を乗り継ぎ、馬車道駅へ。
 そこから少し歩いて宿泊先のビジネスホテル(でかい)へ到着。
 ベイエリアを一望できる部屋(ビジネスホテルの)に着いたのも束の間、一息ついた後は早速カメラを持って街へ出た。

 撮影開始である…もう夜だが。

横浜散策の夜。

 ここからは、撮影した「横浜の夜」の写真を見ながら雑談。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR IIIx (GR LENS, 26mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO5000)

 ちょうどこの時期は、CP+の2週間後くらい(たぶん)。
 巷で話題のあのカメラの発表からの、予約開始までは少し間があって…くらいの時期だった。

 今回の旅に持っていくカメラの選定に随分迷っていたのを思い出す。
 …大きなレンズ交換式カメラを持っていくか、コンパクトカメラ中心にするか。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR IIIx (GR LENS, 26mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO6400)

 結局、出発直前まであれこれ悩んだ結果、コンパクトカメラ2台(GR Ⅲ、GR Ⅲx)とレンズ交換式カメラ1台(M-P(Typ240))という無難なセットに落ち着いたわけだが。

 最後まで迷ったのは、「一眼カメラを持ち出すかどうか」。

 …結果から言えば、持っていかなくて本当に良かった
 そもそも今回の旅行、M-P(Typ240)すらほとんど使用しない状況になったのだから。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO1250)
RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO3200)

 今回の旅行で痛感したのは、「私は別にモノクロ写真にこだわりがないんじゃないか」ということ。
 初日こそモノクロ中心で撮影したが、2日目以降はカラー写真の比率がかなり上昇し、最終的にはほとんどカラー撮影だった。

 そもそも、カラー写真をまともに撮れない奴が、モノクロにこだわるなどおこがましいんじゃないか、というのが最近の気持ちだ。

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO1600)
RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO1600)

 今回掲載したもの以外の写真は、前回の記事で掲載しているのでリンクを貼っておく。

撮影後記

 結局この夜、久々の横浜にテンションが上がり、無駄に歩きまくったせいで足腰にダメージが蓄積し、翌日以降の移動に支障が出るのだが、それはまた別の話。

まとめ

 そんなわけで、旅行記1日目は終了。

旅のお供その1:M-P(Typ240)について。

 今回、旅行に持って行った唯一のレンズ交換式カメラがM-P(Typ240)
 交換レンズは「SUMMICRON-M 1:2/35mm」と「SUMMICRON-M 1:2/50mm」だったが、結局最後まで50mmは使用しなかった。
 というか、上記のとおり、今回ほぼこのカメラを使わなかった。

 …私は気がついてしまったのかもしれない。

 結局のところ、MFよりAFの方が快適だと。
 重くて大きいカメラより軽くて小さいカメラの方が、街中では使いやすいのだと。

 ただ、擁護しておくとこのカメラが悪いわけではない
 2日目以降の私の体調(足腰)と、そもそもの旅の目的、前回の旅行(11月)から間もないことなどが関係しているだけで、M-P(Typ240)は街撮りには最適の素晴らしいカメラなのだ。

ただ、旅行中は高価なカメラだと言うこともあり、気を使う機会も多くて持ち歩きたくなくなってきた…というだけのこと。

 しかたがないんだ。

Leica Camera AG LEICA M MONOCHROM (Typ 246) (SUMMICRON-M f2/50mm (3rd), 50mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO800)

 …今後数回、こんな感じの旅行記が続く…かもしれない。

 本当は、欲しいカメラ機材の話とか最近のあのカメラメーカーのこととか、他に書きたいこともあるんだけど、今それを書き始めると8割くらい悪態と文句と妬みとかになってしまうので、もう少し落ち着いてからにしようと思う。
 
 すまない。















おまけ

 なんだここは。

 
 …ああ、家か。


 これはいつのことだろうか。


 何かを見ているようだが…。


 カタログ?いや、そんなに重要な記憶ではないか