M-P(Typ240) を購入して2ヶ月。
車がない状態が1ヶ月あったとはいえ、あまり撮影に連れ出していない。
「ライカの色」を体験するために購入したこのカメラ、そろそろ本格的に持ち出してみよう。
カメラ:LEICA M MONOCHROM(Typ246)
レンズ:LEICA SUMMICRON-M 1:2/35mm
野付牛公園
まずは市内の公園へ。
ここは前にも来たけど、その時はゆっくり写真を撮りたいテンションではなかった(虫爆弾被弾後)ので、今回はもう少し冷静に写真を撮ってみた。
季節的にも、緑色の被写体が多い。あと暑い。
…結論としては、公園を漠然と撮影しても得られるものは少ない、という結果となった。
遠近感を演出する、誇張し過ぎないボケ表現が好きだ。
これはどちらかというと、レンズの方の性能な気がするけど。
植物の緑は、実際よりも濃く写る印象。
生命力に溢れていて良いが、もともと予想していた「情緒的な写り」とは少し方向性が違う気もする。研究が必要かもしれない。
石像の質感は少し情緒的。な気がする。いいね
暑いので、退散。
サロマ湖
予定が急になくなったので、せっかくなので「大自然の雄大な夕暮れでもみるか」という思いつきで、近場の大自然、サロマ湖へ行くことにした。(近場って言っても1時間かかるが)
検索すると結構いい感じのリフレクション夕日が撮れそうな感じだ。
サロマ湖サンセットパーキング
1時間ほど田舎道を走り、サロマ湖畔にたどり着いた。
フォトスポットの一つである「サンセットパーキング」で撮影開始。
海の写真、と言われても違和感がない。なんか水の流れ速いし。
まあ、ほとんど海と繋がっているから海と言っても差し支えないと思うんだけど。
流れが早いので波になっていて、リフレクションどころではなかったことは報告しておきたい。
ワッカ原生花園
最終目的地である、ワッカ原生花園に到着。
観光案内所はすでに閉まっていた(午後6時まで)。…トイレ行きたい
情緒的、ということで言えばこの写真は情緒的な雰囲気を感じる。
これが夕日のせいなのか、このカメラの色のせいなのか。
…わからん
栄浦漁港
帰りに近くの漁港に寄ってみた。港って独特の雰囲気が結構好きである。
さて、そろそろ日が沈む。急いで撮影しよう。
静かな港。人っ子一人いなかった。狐はいたが(運転中だったので撮影失敗)
それにしても…やっぱりここ海じゃない?
ちなみに網の写真はお気に入り。センスがないので、ボケ表現がある作品が好き。
ライカM-P(Typ240)
今回メインで使用した、ライカM-P(Typ240)について、少しレビューしてみよう。
JPEGの色
昼間と夕方で、少しクセが違うようにも感じる。
昼間の緑はより鮮やかに写る気がするし、青空も濃く写る。
夕方の描写は、実際の色味より少しイエローに寄っている気がする。
言い方が悪いが、黄砂が降っている時みたいな描写、というか。
見るものに訴えかける「情緒的」な写真が撮れる…のかもしれない。
私には腕がないのでわからないが。いいんじゃないでしょうか。
自然風景とライカ
ただ、ライカMと自然風景撮影は、やっぱり相性が悪いと感じる部分も多かった。
まず、ファインダー。無限遠に合わせるのもレンジファインダーだけでは厳しい。
正確なピント合わせをするならライブビューの方が楽だし正確なので、後半は外付けファインダーを多用していた。
そして外付けファインダーを使用すると、電池の減りが早くなる。
やっぱりこのカメラにはストリートフォトが似合っている…と個人的には思うのだ。
センサーダスト
今回は、かなり絞った写真・空を撮影した写真が多かったため、センサーダストが盛大に写り込んでいた。
このカメラ、今回含めても2〜3回しか持ち出していないはずなんだけど…。
レンズ交換時にシャッターで保護される仕様になっているはずだが、M MONOCHROM(Typ246)もそうだけど、M型ライカはやたらとゴミが付着する気がする…。
やはり自分でゴミを除去できるようになるべきか。リスクが高いから嫌なんだけど、いちいちカスタマーセンターに送るのは手間だし。
この商品持ってるんだけど、使うのを躊躇っている…。
2022年に、このカメラは買いか?
…M-P(Typ240) 、結論から言うと少なくとも「買い」ではない(人に勧められない)よね。
価格が相当に安くなっているケースを除けば、さすがにセンサーが旧式、暗所での性能、カメラの機能、そして後継機の存在…。おすすめできない理由の方が多すぎる。
この代のライカMに相当の思い入れがある場合以外は厳しいと思う。(そもそも思い入れのある人は、発売当初にすでに購入していると思うが)。
M11や中古のM10シリーズを買った方が、結果的には精神衛生上も、リセールバリューの面でもいいんじゃないでしょうか。
私?私はいいんだよ、変態だから。
…冗談はともかく、M10-Pのシルバーが欲しかったけど80万円は出せないと思っていた矢先、転勤後の乱心と、値下げのタイミングが重なって購入したという経過もあるし。
導入の経過がちょっと特殊かな、と。
ひとまずは根気強く、特徴を掴めるまで撮り続けていきたいと思っている。
おまけ:今日のCX-30
それにしても。
うちのCX-30は今日もかっこいい。
いやー。かっこいい。
…帰りの夜道(田舎道)で虫爆弾を再び浴びることになるのだが、それはまた別の話。
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