少し前の話だけど。
車を買った。…とうとう買ってしまった。
今まで「家と車のローン・維持費がないから、カメラは何台買ってもセーフ」という言い訳をしてカメラを買いまくっていたけど、もうその言い訳は使えない。
もう、ライカのカメラとか突発的に買うことはできない。
【追記】!?↓
少し寂しいが、仕方がない。
大人になるってこういうことさ。背に腹はかえられない。
さて、今回購入したのは、「MAZDA CX-30 20S Proactive Touring Selection 4WD 6EC-AT」。
マツダのSUVだ。
…名前長いよ。レンズ名より長いじゃねぇかよ。
新車購入日記
ブログ記事としては、「限界値引きに挑戦!」とか「オプションたくさん付けさせるテクニック!」とか、そういう情報を書いたほうが読者のためになりそうではあるけど、正直言って、商談でそんなに特筆すべきことを行っていない。
なので、これから車を買おうという人にとって、全く参考にならないかもしれない。
でもいちおう、以下に購入までのプロセスをまとめておこうと思う。
これからマツダの車を買う方にとって、少しでも参考になれば幸いだ。
2月26日(土)
この日、マツダの店舗に初めて行った。
最近のマツダはブラックを基調としたかっこいい店舗建物でテンションが上がる。
小型のSUVが欲しかったので、中古車か新車か、どちらでもいいので「CX-3」が欲しい、と相談。
営業の人とマツダ車のこだわりについてなど話し込む。
CX-3と、ついでにCX-30のカタログを入手。
普通の車のカタログは、表紙にその車の写真が大きく表示されているものだが、このマツダのカタログ、全車種「グレー地にモデル名のみが書いてあるのみ」というシンプルな表紙で統一されており、非常にかっこいい。
正直、このカタログを見た時点で「マツダ、いいじゃん」となり、それ以降、他のメーカーを比較検討しようという気が起きなくなった。
デザインの力って偉大だ。
私が検討している車種はエンジンが3種類。まずはこれを選ぶところから。
- SKYACTIV-G(ガソリン)
- SKYACTIV-D(ディーゼル)
- SKYACTIV-X(マイルドハイブリッド)※CX-30のみ
マツダの特徴でもあり、当初は第一候補だったクリーンディーゼルは、税金面での優位性があまりなくなっており、使用用途の面でもチョイ乗りが多そうな場合はエンジンに悪い、とあまり旨味を感じなかったため、ガソリン車に狙いを定めることにした。
ちなみにSKYACTIV-Xは高すぎるので候補から除外。そもそも狙っていたCX-3にはないし。
そんなこんなで、CX-3の見積書を作成してもらった。
まず、「CX-3 15S アーバンドレッサー 4WD GE1.5 6ECAT ブラックグロッシーパッケージ」
もう一つは「CX-3 15S Super Edgy 4WD GE1.5 6ECAT 」(納期が最短9月末…)
どっちも同じくらい。300万円プラスアルファくらい。
中古車は選択肢が無限に広がって面倒臭いし、北海道の場合、防錆アンダーコーティングしてないものは怖くて乗れないとか、気を遣う部分も多いため、新車で検討することにした。
ただ、CX-3は古いモデルなので店に在庫がなく、翌日整備工場で実物を見せてもらうことにする。
2月27日(日)
この日は、整備工場で「CX-3」の実物を鑑賞。
私が見学したCX-3は、以下の装備。
- アーバンドレッサー(内装にベージュを使用した特別装備)
- ブラックグロッシーパッケージ(タイヤの周りの外装など、一部がピアノブラックになる特別仕様)。
…とてもかっこよかった。
アーバンドレッサーのシートと内装の一部に使用されている「グランリュクス(ベージュっぽい素材)」は質感が高く、好印象だ。
ただ、シートのデザインがサイヤ人のスーツと同じ(配色、色分け)だということが気になってしまった。
あと、白いので汚れそうだと思った。
なお、「Super Edgy」は同じくグランリュクスを使用しながらシックな色合いでとても印象がいい。
だが、納期は9月末だ。そんなに待てない。無理だ。
そんな感じで試行錯誤しているところで、同じ整備工場に置いてあったCX-30も見せてもらった。
CX-3よりも一回り大きく、新しいので値段も高い。
完全に予算オーバーであったため、当初は特に購入候補にはなかったモデル。
だったのだが…内装を見せてもらってビビる。
質感がCX-3と比較すると1〜2ランク上。
車内空間の余裕もCX-3とは全然違う。
この車を運転するの、めちゃくちゃ快適そう!
外装のデザインも気に入った。
人によってはボディ下側のマット部分が大きすぎると感じるらしいが、それによりボディだけを見たときにクーペっぽい雰囲気になるところが最高にいいな、と感じた。
さて、どうしよう。
3月6日(日)
翌週。
前回の工場見学終了直後の時点ではまだCX-3が7割、CX-30が3割くらいの可能性。
やっぱり50万円高くなるのはキツい。
でも検討を重ねていくうち「せっかく新車を買うのだから、今、このときに買える最新の世代を購入するべきでは…」という気持ちが湧き上がってきた。(CX-3は第6世代、CX-30は第7世代)
第7世代がすでに出ているのに第6世代を新車で買うのか…?
そんなわけで、事前にCX-30の見積もりも依頼してから店に向かった。
見積書を眺めながら、あれこれと検討する。
ベースグレードの「20S」は検討していたCX-3のオプションモリモリモデルと同じくらいの価格だった。…が。
- キーレスエントリーじゃない
- 安全装備が一部省略
- 電動リアゲートじゃない
- ヘッドライトがLEDじゃない
- フロントグリルがツヤなし
特に安全装備とキーレスがないのが個人的にキツい。
新車を買うなら、テクノロジーを感じたい。
正直言って、今さら電波式キーは…私的にはテンションがとっても下がる。
そうなると、その上位モデルである「20S Proactive」を選ぶことになる。
…30万円プラス。予算、完全にオーバー。
- その代わり、以下の装備が付く。
- アダプティブ・LED・ヘッドライト
- 自動防眩ルームミラー
- 自動防眩機能付ドアミラー(運転席側)
- ブラック塗装フロントグリル
- ピアノブラックガーニッシュ
- ヘッドランプユニット内&リアコンビランプユニット内シグネチャーLEDランプ
- デイタイムランニングライト
- パワーリフトゲート
- シフトスイッチ(AT車)
- アドバンストキーレスエントリーシステム
- 交通標識認識システム
- 前側方接近車両検知
さらに「20S Proactive Touring Selection」。
先述のProactiveとの価格差が約10万円だが、それにより追加されるのが以下。
-
- ステアリングヒーター
- LEDマップランプ
- 運転席10Wayパワーシート
- 運転席&助手席シートヒーター
- スーパーUVカットガラス+IRカットガラス
- CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー
- クルージング&トラフィック・サポート
- リバース連動機能ドアミラー
10万円アップでかなり充実した装備が手に入る。
こうなると、Proactive無印にあまり旨味を感じない。
…それじゃあ、Touring Selectionにするしかないじゃないか!!(ヤケクソ)
3月13日(日)
さて。
いつまでもダラダラ考えている時間はない(引っ越しあるし)。
気持ちはある程度決まっていたので、すぐに最終交渉へ移行。
CX-30の、20S Proactive Touring Selectionだ。
オプションは以下の通り。
- ナビゲーション用SDカード
- 2カメラドラレコ(ETC同梱)
- 防塵アンダーコーティング
- フロアマット
- フットランプ
最後にボディコーティングを付けて、最終的な価格交渉。
…交渉って言っても「じゃあ、最終的にいくらになります?」って聞いただけだけどね。
なんとなく、値引き額は伏せさせていただくけど、結果的にはネットで見た値引き平均額よりも少し多めに値引きしてくれた。
本気でやるなら、
- 他の店と競合させる
- 他メーカーの強豪車種をチラつかせる
とかを行うことでさらに値段を下げたり、オプションをつけさせたりできたような気はする。
ただ、そのためにあっちこっちの店に足を運んだり、ときには営業の人に嫌な顔をされたりした挙句に、値段を限界まで下げることによって得られる満足感は、そのために費やした時間・労力・虚しさを超えることができないと考えているので、私はやらなかった。
もちろんお金は大事なので、値引き交渉をある程度するのは当然。
でも、できることなら、私は気分良く買い物をしたいし、その後も気分良く車に乗りたい。
その辺のバランスは難しいし、人によって違う。
私の場合はこんな感じだった。
まとめ
とりあえず、やっと終わった…という感じ。
そんなに吟味していないけど、それでも車を買うのはいろいろと大変。
…疲れた。
でも、この間いろいろとマツダの車について調べて、ファンになった。
いいメーカーだ。納車が楽しみだ!
…でも、納車は5月末くらいになるらしい。
まずはそれまで、道東の地でダメにならずにいられるだろうか。
車を受け取る前に心身ともにボロボロになってそうで怖い。
生きろ。
※6月5日追記:納車は延期になってしまい、6月生産らしい。納車は下手すると7月以降に…
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