さて。
ぼくが所属しているコミュニティ「SUSONO」。
1月のテーマは「住む」だった。
というわけで、1月のまとめとして、活動と感想を記録しておこうと思う。
いや、ちょっと待て。
…ん?スソノ?ってなに?
SUSONOについて
SUSONOとは、「ゆるやかにつながり、心地よい暮らしの文化圏をつくる」ことを目指すコミュニティ。
12月に発足して、1月から本格的に活動を開始した。
月ごとにテーマを決めて、テーマにまつわるトークセッションやワークショップを行う。
それらを通して、これからの「生きかた」や「つながり」についていっしょに考えていこうよ、というコミュニティだ。
…え?よくわからない?
漠然としすぎ?
ぼくもよく理解している、というわけではない。
参加者によって目的もスタンスも違うんだと思うし。
でもおそらく「暮らし」とか「コミュニティ」に関心がある人たちが集まっているんじゃないだろうか。
解釈はいろいろ。
まだできたばっかりのコミュニティなので。
気になる人はこちらをどうぞ。
いい雰囲気なのは伝わると思う。
SUSONO 1月トークイベント
さて1月25日、都内で開催されたトークイベント。
「住む」というテーマについて、雑誌『Casa BRUTUS』編集長の松原 亨さんと佐々木 俊尚さんのトークセッション。
詳細は省くけど、そのときにメモした内容が残っていたので箇条書きにしておく。
- 読者の住まいに関する考え方はリーマンショック、東日本大震災で大きく変わった。「自分の足元をしっかりみる」ことを重視するようになった。
- Casa BRUTUSは、毎年1月号が住宅特集
- 「外観デザインが面白い家」を取り上げるような特集が多かったが、最近は「快適な居住空間」を紹介する特集が増えてきている。
- レコードプレイヤー、カセットテープなど、「実体感」「めんどうくささ」を楽しむのが最近のトレンド。
- 「落ち着きたい」「癒されたい」というのが、最近の日本の住宅に求められるトレンド。
- 「そっけないデザイン」の内装パーツが欲しいけど、全然売ってない。曲線を多用した「親切そう」で「所帯染みたデザイン」ばっかり。施工側の都合もあるらしい(クレーム防止)。
感想
ひとことで言うと、楽しかった。
…いやいやいや。
それだけか。
住まいについての「今まで」と「これから」について、興味深い話が聞けた。
それがすなおに楽しかった。
ここでしか聞けないような貴重な話も多くて、ぼくも将来的に引っ越しや、間違って家を建てるようなことがあれば参考にしたい内容だった。
が、
これは東京都に住んでいる人の大多数がそうかもしれないけど、ぼくは賃貸アパートに住んでいて、自分で住まいのデザインに介在したり、内装に凝ってみたりという自由はない。
さらに、住む場所は職場に縛られているので、当然自由に選べるわけでもない。
そういう環境もあって、「じぶんごと」として考えるのが難しい内容でもあった。
それにぼくは一人暮らしで、一緒に住む家族がいないので、家族で住むことを前提とした間取りや家具を見ても、あまりピンとこない。
…まあ、世間一般ではそれが常識的なんだから仕方がないんだけども。
でも昔から住宅デザインとか家具とか見るのは好きなんだよなぁ…。
DIYできる賃貸(1人用)はないものか。
っていうか、一人暮らし用の「心地よい住まい」を特集した雑誌とかないものか。
…そんなことを考えていた。
横須賀空き家見学ツアー
1月27日、この日はコミュニティのワークショップに参加するため、神奈川県横須賀市、「汐入駅」へ。
ワークショップは1月のテーマ「住む」に関連して、「空き家活用」を取り上げたもの。
空き家が多い横須賀市汐入地区を実際に回り(アップダウンあり)、その現状や問題点に触れる。
また実際にそこで生活している方、実践している方に話を聞き、それをワークショップ形式でともに考えよう、というイベントだ。

汐入駅構内の広告。

窓から軍艦が見える街。
感想
まず、汐入地区はリアス式海岸の山部分に住宅が密集して建ち、狭い歩道と階段で構成されている。
去年旅行で行った尾道市(広島県)のような構造になっていた。

そして急勾配の階段。
尾道市との違いは観光地として知名度がないことと、そして段違いの空き家率を誇っていることか。

リノベ住宅の壁。
空き家巡りについては、以下の感想だ。(時系列)
- 登り降りが必要だったり、車を使えなかったりと、ちょっと不便な場所だけど、住めないような地形じゃないかも。
- 家賃が安いし、ここから通える範囲で働いて、リノベ術を身に付けながら暮らすのもいい選択肢かも。
- でも通勤や通学にこれ(登り降り)を毎日やるのは実は覚悟がいるんじゃないか。(疲れてきた)
- DIYを極めるのってすごい。この技術があれば、住まいにかかる費用をかなり抑えらえるんじゃないか。
- できあがった「地域のコミュニティ」に入っていくのはとても大変なことだと実感した。地方に移住することになれば、それはなおさらだろう。(地方移住願望あり)
- 「空き家部」という部活ができた。(入部した)
- ハンバーガー、美味しかった。

アボガドバーガー。
我ながら、もう少しなにか吸収できたんじゃないかと反省している。
空き家部でのこれからの活動(内容は未定だが)を通して、成長していきたい。
長くなってきたので、自分にとっての「住む」については、次回の記事で。
カメラの話じゃなくてごめんなさい。
(こういうイベントのときも、軽くて小さい「X100F」はかさばらなくて最高だったよ!)
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