イントロダクション
今回の記事は、前回からの続き。
支笏湖撮影を尿意により切り上げた後、車でトイレを探してさまよったところ、思ったよりも南西に移動していた。
いまさら支笏湖に戻るのも馬鹿馬鹿しいので、ここは少し足を伸ばして、予定になかった洞爺湖の撮影に望むことにした。
洞爺湖とは
洞爺湖とは、支笏湖の南西にある、かなり大きい湖だ。日本第9位らしい。
カルデラ湖であり、中央に「中島」があるのが特徴。
壮瞥町と洞爺湖町の2つの町にまたがっている。
札幌からはちょっと遠いので、日帰りで来ることはあまりない。
湖の付近には、割と有名な有珠山、昭和新山がある。あと、洞爺湖温泉も有名で、旅館も多い。
写真
湖に直行する前に、近くにある有珠山、昭和新山などを撮影してみよう。
山
まずは山の撮影。ネットで調べた結果、「壮瞥公園」からの眺めがいいらしい。
よし、Googleマップで検索して行こう。
壮瞥公園は展望スペースまで車で行ける親切設計…と思いきや、どう考えても車1台しか通れない細い道を登ることになる。
今回は朝早い時間で、微妙な季節だったので誰ともすれ違わなかったが、場合によっては事故が起きると思う。非常に恐怖を感じた。

有珠山
でもまあ、そんな恐怖体験をしたおかげで、いい景色が見られた。
ただ、自分の車がなんか園芸作業の作業員の車に挟まれてしまって、落ち着いて撮影できなかったのが悔やまれる…。

羊蹄山(?)と洞爺湖。
その後、昭和新山(有珠山ロープウェイ)へ移動。
…せっかく遠くまで足を運んだんだから、素晴らしい出会いとかが待っているといいな。

シャッター街
誰もいねえ。
やばいね、コロナの影響なのか季節のせいなのか。
それとも朝早いからか?いずれにせよ、
誰もいねぇ。何もねぇ。

昭和新山
仕方がないので、昭和新山を眺める。
…うん、まあいつもの昭和新山だね。それ以上でもそれ以下でもない。いつも通り、なんか湯気が出てる。
…噴火とかしないよね?
洞爺湖へ
山の撮影はこれくらいにして、メインイベントの洞爺湖へ向かった。

洞爺湖

洞爺湖と羊蹄山
風でできる波の模様がいい感じだ。

船着場

透明な湖
のどかだ…
のどかすぎて眠くなってきた。午前3時起きだったので仕方がない。
ここの駐車場で10分くらい仮眠した。
最後に景色がいいと評判のウィンザーホテルの屋外駐車場へ向かった。
ここは思ったよりも遠かった。
ウィンザーホテルってあんな山の上にあるのね…。

山の上にあるのがウィンザーホテル
せっかく来たんだし、美味しいと評判のパンを買って帰ろうと思ったら、なんとウィンザーホテルも休業中。
北海道経済が心配だ。

洞爺湖・俯瞰
まだ午後になったばかりだったが、非常に疲れたので、これにて撮影小旅行は終了。
中山峠を通って、札幌へ…(眠い)
α7R Ⅲを使ってみて
とうとう本格的に使用したα7R Ⅲの使用感について。
操作性
見やすいファインダーと、多彩な機能。撮影時に大きな問題は起きなかった。
さすが、プロ御用達のカメラだ。
この日は縦位置グリップを付けていったことで小指余りがなくなり、大型のレンズ(24-70mm F2.8 DG DN | Art)を装着していてもしっかりと保持できた。
バッテリーも2個装着していたが、正直1個でも全く問題ないくらいだった。
ただ、まだ買ってから日が浅く、持ち出した回数も少ないためところどころで操作に迷うことがあった。もっと熟練するためにたくさん持ち出したい。
取り回し
縦位置グリップ装着により多少大きくなったが、カメラバッグにもしっかりと収まった。さすがは小型フルサイズ機だ。
ただし、これはカメラのせいではないが、袈裟掛けが前提のストラップ(PeakDesignスライドライト)との相性が良くなかった。
レンズが下を向くことを覚悟して、普通にネックストラップにした方がきっと使いやすい。
この辺は改善が必要だと思う。
写真
「さすがは高画素機、非常に質の高い写真だ」…と言いたいところだが、実はよくわからない。
今回の写真も、もちろん細部を比較すればディティールが写っている部分もあると思うが、実はこの日、霧のようなものが出ていて写真全般がモヤっていた。
そのため、この記事で掲載した写真はほとんどがLightroomの「かすみの除去」を使用してクリアに加工している。
…というわけで、私は「α7R Ⅲの真の実力」をまだ見ていない。
今後、このカメラの真の実力をいかに発揮させるか、試行錯誤していきたい。
反省点
前回の記事でも書いたが、「こういう写真が撮りたい」というビジョンがなかった。
現場に来てからあれこれやってみるのもいいんだけど、限度がある。
家を出る前に、撮りたい写真をイメージすることが大切だ。
あと、わかっていたけどこの時期の北海道は緑がない。白くもない。
一言で言えば「茶色い」。ただ、茶色いのだ。
いや、クラシッククローム風の現像には合っているのかもしれないが、同じような写真を量産することになるので、メリハリがない景色は難易度高い。
もっとちゃんと、風景写真と色の勉強をしたい。
まとめ
今度は街中でのカラー撮影もやってみたい。
それとは逆に、自然風景をモノクロで撮影してみる、というのもやってみたいと思う。
こんばんは!
2本の記事に掲載された「支笏湖へ行ってみて、そのまま洞爺湖に至って…」というドライブでの写真を何れも愉しく拝見しました。
支笏湖や洞爺湖というのは、自身にとっては「行きそうで行かない…」という場所でもあるので、そこを訪ねている経過を拝読することが凄く面白いのですが、同時に景色を巧く切り取っていて、殊に「洞爺湖の湖面」というような感じが素敵だと思いました。
振り返ると「洞爺湖の写真」というのは、「飛行機に乗った時、機窓から眼下に…」という例が在るだけでした。
http://monochrome097.seesaa.net/article/476933110.html
「モノクロの風景」、「カラーの街」と幾つかテーマを考えられたようですが、愉しい写真がドンドン掲載されることを愉しみにしたいと思います。
洞爺湖は、本当に行くつもりなかったんですけどね…。早起きのテンションって怖いです。
記事読ませていただきました。モノクロの洞爺湖を空撮っていうのもいいですね!久しぶりに飛行機乗りたいです…。
カラーで街を撮るのはいろいろと勉強になりそうなので、近々実践しようと思ってます!