【X-Pro2】”モノクロフィルムに匹敵する白黒表現”「ACROS」-富士フイルムXシリーズ-

僕は白黒写真が大好きだ。

じゃあ、「モノクロフィルム」を使って本格的な撮影をしたいかといえばそういうわけでもない。フィルムカメラ片手に旅に出て、モノクロフィルムだけを使って撮影…なんていうのは本当にカッコいいし憧れるところではあるんだけど、「その場で結果が確認できない」「現像しないと写真にならない」「とにかく時間がかかる」とまあ、敷居が高い。昔の人はすごいよね。僕みたいな面倒くさがり屋はちょっと趣味として続けていく自信がない。(なお、フィルムカメラで撮影を楽しんでいる人を否定するつもりは全くない。むしろ現像技術がある人とか、家に暗室作っちゃう人とか尊敬しちゃう。

1.「ACROS」

で、何が言いたいかというと、「フィルムで撮るのは面倒くさいので、フィルムで撮ったのと同等のクオリティだと言われている白黒エフェクトで写真を撮ってみる」のはどうだろう。

今回、僕が自信を持ってお勧めするのは、富士フイルム「Xシリーズ」の最新機種(X-Pro2、X-T2、X-T20、X100F)に搭載されているフィルムシミュレーション「ACROS」だ。

FUJIFILM X-Pro2 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/16, 1/120 sec, ISO200)

「白黒写真なんて、カラーの色を抜いているだけで、どれも同じ」…ではない(そういう白黒モードもあるとは思うが)。
富士フイルムXシリーズには、以前からフィルムシミュレーション「B&W」があって、モノクロモードとしての評価もそこそこ高かったらしいのだが、そこにさらに「ACROS」を導入した。(今も白黒のフィルムシミュレーションは2バージョンある。)この事実からも、富士フイルムの白黒に対する高いこだわり、プライドを感じるところだ。

…とはいえ、実際にこのACROS、従来の「B&W」や他社の白黒エフェクトと何が違うのか、ということについて、明確に説明することはできない。強いていうなら「質感(リアリティ)が高い」とかだろうか?
この辺はまだまだ修行が足りないと自覚しているところなのだが、このACROSモードの詳細は下記のリンク先で詳細に語られているので参考にしてもらいたい。手抜きで申し訳ない。

http://fujifilm-x.com/ja/x-stories/the-newest-film-simulation-acros/

2.適した被写体

じゃあ、このACROSを使って、何を撮影すればいいんだろう、という話になる。これまた答えはないんだけど、僕が撮影した限りにおいて言えば、「金属」とか「建物」はとてもいい感じに写る気がする。

FUJIFILM X-Pro2 (XF35mmF1.4 R, 35mm, f/5.6, 1/1100 sec, ISO200)

 

FUJIFILM X-Pro2 (XF35mmF1.4 R, 35mm, f/5.6, 1/320 sec, ISO640)

…ただ単に、僕が人物撮影を苦手としているからそう感じるだけかもしれないが。

FUJIFILM X-Pro2 (XF35mmF2 R WR, 35mm, f/2, 1/280 sec, ISO200)

いや、これはこれでいい感じかもしれない。人物スナップは結構勇気がいる行為なので、個人的にはやっぱり苦手。でも、今後はもう少し真剣に取り組んでいこうと思う。

3.まとめ

というわけで、ACROS、いかがでしょうか。使うだけで写真が上手くなった気持ちになれること請け合いだ。
今ならX-T20にも標準搭載されているので敷居が低くなっている(ACROSが出た当初は20万円超のX-Pro2しか選択肢がなかった)ので、XF35mmF2あたりと一緒にぜひ、ポチッと逝ってみてはどうでしょうか。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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