突然だが、キヤノンの機材のレビューをしようと思う。
紹介するのはEF24-70mm F4L IS USM。
キヤノンのハイクオリティレンズ「Lレンズ」にラインナップされている標準ズームレンズである。
レンズの特徴
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 27.7mm, f/4, 1/2 sec, ISO400)
レンズ上面
スペックは以下のとおり。
モデル名 | EF24-70mm F4L IS USM |
レンズ構成 | 12群15枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.38m、マクロ切替え時0.2m |
フィルター系 | 77mm |
最大径×長さ | φ83.4mm×93mm |
重量 | 約600g |
手ブレ補正効果 | 約4.0段分 |
大三元レンズの一つであるフラッグシップ標準ズームレンズEF24-70mm F2.8L Ⅱ USMと比較したメリットは大きさ、重量、手ぶれ補正、最短撮影距離。
ほぼ同時期に発売されたEOS 6Dに合うように、とにかく圧倒的に小さく軽いレンズだ。
…とはいえ約600gあるわけだが。(XF18-55mmF2.8-4 R LM OISは310g。富士フイルム大三元のXF16-55mmF2.8 R LM WRが665g。)
手ブレ補正が効き、ズームリングと鏡筒のレバーを操作する事で簡易マクロ撮影が可能な万能レンズだ。
なぜこのレンズを選んだか

レンズ側面2
EOS 5D Mark Ⅲを買った当初、このカメラはEF50mm F1.2L USM専用にするつもりだった。
でも使っていくうちにふと、「このレンズだけでは5D Mark Ⅲがもったいない」と思うようになった。
5D Mark Ⅲはカメラとして完成された万能選手だし、他のレンズでの描写・使い勝手を見てみたかった。
早い話が、このカメラを気に入ったのだ。
ただしあくまでも主役はEF50mmF1.2L USM。
サブレンズとしての役割でぼくが特に期待したのは以下の項目。
- 小さい
- 安い
- 手ぶれ補正
- 寄れる
「サブレンズ」としてみると、EF24-70mm F4L IS USMはまさに理想的なスペックなのだ。
使用感
購入前の期待をはるかに超える満足度だった。
正直言って、現時点ではEF50mmF1.2L USMよりもEF24-70mm F4L IS USMの方がカメラに装着している時間が長い。
あまりにも万能すぎる…
大三元レンズEF24-70mm F2.8L Ⅱ USMと比較すると画質で見劣りすることもあるのかもしれないが、小さいF値は単焦点レンズに任せて、利便性や携帯性、快適性に重きを置くなら間違いなくこのレンズをチョイスするべきだろう。
作例
では、少し作例をアップしてみよう。

秋葉原の2k540 AKI-OKA ARTISAN

秋葉原の2k540 AKI-OKA ARTISAN 2

謎肉祭り

iPhone SE
Lレンズのクオリティで、街中のスナップ撮影から、ブツ撮りまで対応できる懐の深さ。 手ぶれ補正も搭載されているので、薄暗い屋内の撮影でも活躍してくれる。
競合レンズ
とはいえ、このレンズにも競合する相手がいる。
EF24-105mm F4L IS II USMだ。
スペックは以下のとおり。
モデル名 | EF24-105mm F4L IS II USM |
レンズ構成 | 12群17枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.45m |
フィルター系 | 77mm |
最大径×長さ | φ83.5mm×118mm |
重量 | 約795g |
手ブレ補正効果 | 約4.0段分 |
具体的には
- ちょっと大きくて重い
- 焦点距離が35mm長い
- 簡易マクロ機能はない
- リリースされたばかりの最新のレンズ
正直言って、少し揺らぐ部分もある(105mmの焦点距離は魅力的)が、現時点ではEF24-70mm F4L IS USMを使い続けようと思っている。
このレンズがあるので、他の単焦点レンズはわりと冒険できるのだ。
…ん?まだ冒険するつもりなのか?

EF40mm F2.8 STM
…うーむ。これについては次回。
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