札幌市はすでに初夏の陽気っぽい日が多くなってきた。とはいえ夜になると一気に気温が下がるので助かる。さすがは北海道だ。
最近はいろいろありつつも外に出てもいい雰囲気作りが各所でなされていることもあり、私もカメラを持って街に出かける機会が増えてきた。やったぜ。
今回は札幌駅からサッポロファクトリーへ徒歩で行って帰ってくる、という定番の散歩コースで写真を撮影してきた。
機材
最近は外に出かける時はライカ、家で物撮りする時は富士フイルム、という役割分担になっている。そんなわけで、今回の機材もライカMだ。
LEICA M MONOCHROM(Typ246)
ライカのミラーレスカメラ。白黒しか撮れないM MONOCHROMの2代目。いきなりM10 MONOCHROMを買う勇気がなかったため購入した。高い描写性能に非常に満足しているが、予想通りM10 MONOCHROM欲が頭にこびりついて離れない。やばい。ちなみにTyp246にはM10 MONOCHROMにはない動画機能があるが、いまだに使用したことがない。
本日、訳あって箱詰めされライカジャパンへ旅立った。
LEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)
ライカの標準of標準レンズ。SUMMILUXかSUMMICRONか鼻血が出るほど悩んだ結果、購入を決めた。素晴らしい描写力&被写体を浮き立たせる能力で非常に満足度が高いレンズだが、SUMMICRONでこれならSUMMILUXだとどうなっちゃうのかという欲が頭からこびりついて離れない。やばい。
本日、訳あって箱詰めされライカジャパンへ旅立った(2回目)。
LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.
私にとっての初ライカレンズ。コンパクトなサイズと、迫力のある画角がお気に入り。特に訳がないので今日も手元にある。…これだけあってもしょうがないんだけど。
写真
…機材紹介にツッコミどころがあったような気がするけど、今回の記事には関係がないので割愛。ここからは、私がここ数ヶ月「撮りたい!」と思い続けてきた札幌駅付近、札幌ファクトリー周りの撮影写真を掲載する。
LEICA M MONOCHROM(Typ246)の実力が垣間見える作例をどうぞ(私の撮影技術は据え置き…)。
札幌駅東側エリア
この写真だけ、16:9トリミング。電車を降りた直後のカット。なんかの工事中なのか、工事車両が置いてあった。窓からの光がいい感じ。私の他に2名、写真を撮ってる人がいた。電車はいつだって人気者だ。
駅を出て東へ。なんか高い建物が生えてる。…こんなタワーマンションに住みたい人生だった。
札幌駅から東に向かって歩くと、見慣れない建物が立っていた。どうやら北ガス(北海道ガス)の新社屋みたい。パッチワークの窓と、真四角の形がいい感じだ。このパターンを見てinfobar(auのかっこいいケータイ)を思い出す私は完全におっさんだろうか。
札幌卸センター。なにこの巨大な塔。目的がわからん。なんかこの辺りは卸業者街(?)のようだ。
サッポロファクトリー
なんやかんやでサッポロファクトリーに着いた。
さっきから連呼している「サッポロファクトリー」とは何か。ホームページから抜粋。
サッポロファクトリーは、明治9年(1876年)に建設された開拓使麦酒醸造所をルーツとする
サッポロビール工場跡地につくられた大型複合商業施設です。
工場時代のレンガ建築や巨大アトリウムなど7棟に約160のショップ、レストランなどが集まっています。
つまり、「昔の建物を生かして作られた商業施設」。煉瓦造りの建物とガラス張りのアトリウムなどが混在した、なかなか興味深い建造物だ。アウトドアブランドとスポーツブランドに非常に強いイメージがあるが、中でもTHE NORTHFACEはかなり巨大で、日本有数の売場面積を誇るらしい。やったぜ。
歩道に面した外壁。雰囲気がある…。星形の窓枠がイカしている。
このカットはLightroomでコントラストを上げた。奥のエリアがうっすら光っているのを強調できた…かな?
札幌開拓使麦酒醸造所の建物。かなり古い建物なので、煉瓦の表面にかなり凸凹がある。
雰囲気のあるランプ。これはF2で撮影。50mmレンズの立体感やっぱりすごい。
F2で撮影すると周辺減光によるスポットライトのような効果が出る。周辺減光=欠点と見られがちだが、こういう雰囲気を出せるという利点、と見ることもできる。それにしてもレンガの質感がいい…。
煙突。いい感じに経年を感じる金属外装。曇り空とのコントラストをお楽しみください。
こちらは草がボーボーに生えた建物。密度のある植物の質感描写がすごい。
ここから施設の中へ。
アトリウムの天窓から光が降り注ぐ。天窓のフレームの影が印象的。
お客さんもちらほらいるし、少しずつだけど日常が戻ってきつつあるかなぁ。
まとめ
写真が多くなってきたので、今回はこの辺で。この後もいろいろと撮り歩いているので、その写真は次回に回そう。
…そうです、引き延ばし工作です。
それにしても、ストリートフォト撮影、建築物の撮影はやっぱり楽しい。自然風景撮影や人物撮影がだめ、というわけではなくて、やってみたい気持ちもあるけれど、私には少し敷居が高いんだよね。やっぱり私には街に出ていって、自由気ままに写真を撮る、というスタイルの方が向いている気がする。
おまけ
RICOH GR Ⅲ Street Edition出ましたね。
いや、特に深い意味はないけれども。
こんばんは!
50㎜と28㎜を持参されて、カメラを提げて<サッポロファクトリー>に立寄られたという画を大変愉しく拝見しました。
<サッポロファクトリー>に関しては、私自身も何度も立寄っている場所なので、「あそこ!」と撮影された場所が類推可能な画が在る他方、「ここ…こういう具合に見える?!」とかなり新鮮でもありました。
煉瓦の壁面や、壁面に茂る蔦の質感が凄く好いですよね!壁面を切り取った画は、「こういう感じも在りだな…」と強く思いました。そして、蔦の感じを視て「随分と温かく…半ば夏に!」と多少驚きました。
結局、カメラを提げて何となく街を歩いて、こういう存在感が在る建物等を写真に収めてみるというのが非常に愉しいのだと思います。また、こういう写真を拝見するのを楽しみにします!!
こちらのコメントを見て、正式な表記が「サッポロファクトリー(全部カタカナ)」なことに初めて気がつきました…。後で修正せねば…。
気を取り直して。
ファクトリーは外を回っているだけでも撮影スポットが多いのでお気に入りです。レンガの建物と、壁面の蔦植物っているだけで(私の腕でも)いい写真が撮れそうですよね。
今回の記事、後半もありますので、どうぞお楽しみに…!