今日もお疲れさまです。

「セルタイプス、オーガネイル、オーガニズム」(トニー・クラッグ) クラッグは日常使われているものを、組みかえることでまったく思いもしなかった別のものにつくりあげる仕事をしてきました。歯車の積み重ねは美しいパゴタの塔になりました。そのなかに一貫している造形状の特質は、有機的な形を持った開口部をつくることです。今回は作家にとっても新しい仕事で、生命の増殖のエネルギーを表しています。
写真を趣味にして日ごろから撮り続けていると、ふと「今日は写真を撮りたくないな」と思うことがある。
そういうときは無理に撮らずに別のことをやる。
だいたいそれで次の日には写真を撮りたくなっているものだ。
翌日、「やっぱり今日も撮りたくないな」と感じたら、それは危険な兆候だ。
場合によっては数ヶ月単位、ひどい時はそのまま1年近く「撮りたくない」状態が続いたりする。
なぜ撮りたくなくなるのか
ぼくは写真を趣味にしてから数回、このような状態を経験した。
その「撮りたくない」理由は、だいたい以下のような感じだった。
- 撮影したいものがない
- 目的がない
- 撮影に行く時間がない
- 義務感を感じる
- 仕事が忙しい
- 仕事で嫌なことがあった
- 他にやりたいことができた
みなさんにも似たような経験はないだろうか?
撮りたくなくなったらどうすればいいか

「セルタイプス、オーガネイル、オーガニズム」(トニー・クラッグ)
では、このような症状が出たらどうしたらいいか。
ここでは実際にぼくが試した方法を紹介する。
1.「写真をやめてみる」
本当にやめるのではなく、一時的(1〜2ヶ月)に頭の中から消す。
で、全然違うことにチャレンジしてみる。
そのうち自然と「あ、写真撮りたい」と思う日が来たら、また撮ればいい。
だいたい2週間くらいしたら勝手に再開しているものだ。
ずっとやりたくなかったら?それはもう潮時だ。
他にやりたいことがあるはずなので、本当にやめてしまおう。
2.「むりやり毎日撮影する」
楽しいとか楽しくないとか考えずに、とにかく撮る。
同じ景色だろうと、暑かろうと寒かろうと、とにかく1枚でもいいから毎日撮る。
そのうち「せっかく撮るならこんなテーマで撮った方が楽しいかな」という思いつきが必ずある。
そうしたらいつのまにか、また写真を撮るのが楽しくなっていた。
テーマが見つからなかったら?
そもそも探す気がない、ということはないだろうか?
どんな小さなテーマでもいいから、とりあえず実践してみよう。
「毎日、玄関から出たら空を撮影してみる」とか、
「毎朝、朝ごはんを撮影する」とか。
3.「ブログを始めてみる」
「目的がない」というのは実際、けっこうキツイ。
撮影してきた写真を自分のパソコンに入れた眺めるだけ。
「写真趣味はそもそも自己満足の世界」とはいえ、全く誰にも見られないというのはやはりモチベーションが上がらないものだ。
昔はコンクールに応募するとか、展覧会を開くとか、けっこう大掛かりなことが必要だったみたいだけど、今のご時世、インターネットがある。
手っ取り早く写真投稿サイト(Instagram、Frickr、500px、PHOTOHITOなど)にアップするのもいいけど、僕はブログをオススメする。
「自分のブログ」があると、そこに「自分のアトリエ」を持ったような気分になれる。
来訪者数が少ないとこれまたやる気がなくなる、というリスクもあるが、少しでも見てくれる人がいることで写真を撮りつづけていくモチベーションになる。
実際、ぼくはこのブログをやっていなかったら、今も写真を撮りつづけているかかなり疑問だ。
4.「新しいカメラにしてみる」
心機一転、今のカメラを手ばなして、新しいのを買ってみよう。
グレードアップする必要はない。
別のメーカーの、前からちょっと気になっていたあのカメラにチェンジしてみよう。
「どんな写真が撮れるんだろう」と、新たなモチベーションが手に入るはず。
お金がもったいない?
じゃあお前はスマホでも使ってな!

「セルタイプス、オーガネイル、オーガニズム」(トニー・クラッグ)
これからも写真を撮りつづけるために
写真・カメラを趣味にしていない人にはこの苦悩は絶対にわからないので、安易にまわりの普通の人に相談しない方がいい。
まず間違いなく、「じゃあやめれば」という回答をくれるので。
上に紹介した方法でもいいし、他の方法でもいいけど、もういちど楽しく撮るようになるには、「自分で写真の楽しさを再発見する」しかない。
人生にもいい時と悪い時があるように、カメラ熱も上がったり下がったりするのが普通だ。
熱量のアップダウンとうまく付き合って、できるだけ長く写真を撮りつづけよう。
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 39mm, f/4, 1/5 sec, ISO200)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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