金沢旅行の記事が長くなったせいで、いつの間にやら4月が終わる。
…さらに平成も終わる。
そんな特別な日に更新する記事は、少し前にX-Pro2とXF18mmF2 Rのスナップ最適化コンビで新宿駅へ向かった話だ。
…普通だ。
機材
X-Pro2
この日はXシリーズのカメラでストリートフォトを撮ろうということで、よりスナップに適したカメラを持って行こう、ということで機材を選定した。
そうなると候補はX-Pro2かX100Fということになる。
どちらを持っていくか。
X100Fはコンパクトでシャッター音が小さい。
確かに最高のスナップカメラだが、焦点距離を変えられない(クロップはあるけど)。
X-Pro2はX100Fより少し大きくて重いが、レンズ交換ができる。
ただしシャッター音はX100Fよりも大きい(ストリートフォトには弊害になるけど、このシャッター音がかっこいいので、欠点というわけではない)。
どっちが上…ということはない。
もはやここまでくるとどっちが好きかで選ぶしかない。
今回は混み合う街中での撮影だし、多少のシャッター音はいいか、ということでX-Pro2にした。
使いたいレンズもあったし。
XF18mmF2 R
XFレンズの中でも小型なXF18mmF2 Rは、X-Pro2との組み合わせで、最高のスナップカメラになる。
この組み合わせだと手ブレ補正が付いていないので、撮影時には相応の配慮が必要だけど、考えてみれば当たり前か。
X-H1に慣れすぎて、手ブレ補正がないと不安になってしまう。よくない傾向だ。
なお、XF18mmF2 Rは世間的にあまり注目されることのないレンズ…気がする。
でも実際の使用でこのレンズに不満を感じたことはない。
普通によく写り、そして軽くて小さい。
そんな良レンズだと思う(オートフォーカスはまあまあ遅い)。
今回このレンズを選んだ理由のひとつに、世間で盛り上がっているGRⅢの存在がある。
「GRⅢ欲しい熱」を沈静化させるため、同じ焦点距離(フルサイズ換算28mm)で撮影して、「これで十分」と自分を納得させる必要があったのだ。
欲しい↓
ストリートスナップについて
構図
金沢旅行では構図の水平とか垂直とかに結構気を使って疲れてしまったので、この日はあまり厳格に構図を意識しないことにした。
それよりも速写性を意識しよう、ということで久しぶりにOVF(光学ファインダー)を使うことにした。
アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー
X-Pro2はOVFとEVFを切り替えることができる、ミラーレスカメラとしてはかなり異質なカメラ。
そしてそれを可能にしているのが「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」。
…名前長い。
X-Pro2のOVFはカメラ右上に空いているファインダー窓からの素通し画像なので、実際に見える画像と撮影する画像が完全に一致しない(パララックスっていうらしい)。
なので実は厳密な構図確認には向いていない。
そのかわりダイレクトに被写体を見ることができるし、撮影画像よりも広い範囲が表示されているので、撮影する写真の外側を見ながら、タイミングを計って撮影することができる。
…とはいえ、EVFが進化して見え方が劇的に改善した昨今は、どちらかというと趣味として「今日はOVF縛りで撮影する」みたいに楽しむ、という側面が強い気がする(素人的には)。
EVFと違って、フィルムシミュレーションや露出補正の効果も撮影するまで分からないし。
作例
以下、ACROSで撮影。
設定は以下の通り。
- ホワイトバランス:晴れ(R:-1、B:+1)
- ハイライトトーン:0
- シャドウトーン:0
- カラー:0
- シャープネス:+3
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラ新宿西口マルチメディア館。
この店の周りはいつもたくさんの人で賑わっている。
いいポケモンが獲れる、とからしいけどよく分からない。
マップカメラ。
最近はお世話になっていないけど、どうせまた利用することになると思う。
今後ともよろしくお願いします。
路地裏
西口付近のどこかの路地裏。
もっと印象的な写真になるよう頑張らないと…
コクーンタワー
みんな大好き、コクーンタワー。
今回はコクーンタワー近くの歩道橋(渡り廊下?)から撮影。
上を見上げて、タワー撮影。
なかなか新鮮でよかった。
まとめ
そんなこんなで新宿散策だった。
あまりにも目的が無さすぎて、これは良くないな、と思う。
コンセプトもよく分からんし。
ドキュメント写真が撮りたいのか、建物が撮りたいのか。
結局は建物とモノクロに引っ張られていく…
令和から本気出す
雑談のコーナー
GWに働いている人を礼賛するツイートが流行っているようだ。…感謝しないといけないらしい。
個人的にはああいうのはあんまり好きじゃない。
GWに働いているのは大変なのかもしれないけど、それは彼ら彼女らの仕事がそういう仕事だからである。
なんで10連休に働いていたら即感謝なのか。
単に発信者による「自分は10連休に働いている人たちに感謝できるステキな価値観を持っている。それに引き換えお前らはダメだ」というただのマウンティングに見える。
なんか薄ら寒い、というか気持ちが悪い、というか。
考えすぎかな…?疲れているのかもしれない。
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