東京国際フォーラムは3回目。
何度来ても、やっぱりかっこいい建物だ。
今回はこの建物が、前回の記事で作成した「フィルムシミュレーションカスタム」でどう撮れるか。
標準ズームレンズと超広角ズームレンズでの作品はどう違うか。
そして定番の構図以外でどう撮るか、について書いてみた。
東京国際フォーラム
前回から引き続きの東京駅エリア。
このエリアの建築スナップなら、やっぱり東京国際フォーラムは外せない。
東京国際フォーラムとは、丸の内地区にあるコンベンション・アートセンターのこと。
…つまりは主に会議スペースだ。
ふつうは仕事に使う以外の選択肢がほぼないジャンルの建物だが、ここの「ガラス棟」は建築物としての評価が高い。
というわけで写真を撮る人にとっては、「東京国際フォーラム=ガラス棟」のことである。
定番の構図
東京国際フォーラムの撮影には定番の構図がある。
7階のラウンジ両端から、建物全体を収めた写真。
標準ズームレンズ(の広角端)、そして超広角ズームレンズでそれぞれ撮影してみた。
…あまり違いがわからないような気もする。
影の位置が逆なので、それぞれ反対側から撮っていることがわかっていただけると思う。
撮影する場所は、ラウンジの吹き抜けギリギリの場所なんだけど、実は真正面に位置取ることができないのでほんの少しだけ中心からずれている。
…まあ、細かい話だけど。
定番以外の構図も撮ってみよう
もう3回目なので、少し違うアングル、捉え方の写真も撮ってみよう。
少し後ろから、パースを効かせて撮ってみた。
曲線が強調された、印象的な一枚になったと思う。
こちらはラウンジの窓面。
ガラスの面積が大きく、骨組みが作り出す影も印象的でよい。
こちらはPROVIAカスタム設定で撮影。
強い青みとスロープでちょっと近未来感が出ていて、これはこれでいいかもしれない。
スロープに焦点を当ててみるのもいいかもしれない。
どこを撮ってもこの建物はかっこいいので許されると思う。
最後のカットは定番だったかもしれない。
撮影について
こうしていろいろ撮影スポットを変えて撮影するので、基本的に三脚は使わない(っていうかふつうに禁止だと思うが)。
建築写真を撮るときは、手前から奥までできるだけピントを合わせたいので絞って撮ることが多い。
そうするとシャッター速度が遅くなることも多い。
そんなときにX-H1 のボディ内手ブレ補正機構はありがたい。
ほんと、買ってよかったこのカメラ。
画角とレンズのはなし
建物内部は広角で撮るのが定番だと思うが、最近の標準ズームレンズの広角端は換算24mm(APS-Cだと16mm)のものも多いので、必ずしも超広角レンズがなくても問題ないと思う。(1枚目の写真くらいの広さで撮れれば十分だろう。)
もちろんもっとパースを強調したい!とか写る範囲を広くしたい!という人には超広角域が使えるズームレンズの導入を強くオススメする。
富士フイルムXシリーズなら、現時点では広角ズームレンズ「XF10-24mmF4 R OIS」がラインナップされている。
35mm判換算15-36mmの画角を持ち、レンズ内手ブレ補正機構を備えている。
現時点でXシリーズで建築スナップをするなら、持っておいて損はないレンズだろう。
このレンズの本格的なレビューはいずれ記事にしたい。(諸事情により11月までにはやらないといけない)
なお、Xシリーズには35mm判換算24mmより広い単焦点レンズも2つラインナップされている。
- XF14mmF2.8 R
- XF16mmF1.4 R WR
また、未発売だがXF16mmF2.8 R WRという、軽量F2シリーズ(あれ、F2じゃなくなってるけど、これ名前どうなるんだろう…)のレンズも発売予定だ。
これら単焦点レンズの魅力は、ズームレンズでは得られない浅い被写界深度(つまり背景がよくボケる)とクリアな画質。
既存の2つのレンズはいずれも素晴らしい描写をするとのことなので(使ったことがないので分からないが)好きな焦点距離が決まっている(換算21mm、24mm)という人はこの辺を検討してみるのもいいかもしれない。
ただし、広角レンズなので相対的にボケは少なめで、あくまでも「広角の割には」ボケる程度だということは念頭に置いておきたい。
まとめ
というわけで、東京国際フォーラムにまた行ってきたという記事だった。
今回東京駅エリアに来たメインの目的であるKITTEと東京国際フォーラムの撮影が終了(実際はこのあとKITTEに戻った)。
最後の目的地に向かう。
そう、未発売のレンズが置いてある、あそこだ。
次回、東京駅エリア編、最終回!
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