【機材レビュー】FUJIFILM X100F vs RICOH GR ①

今日もお疲れさまです。

これから数回に渡って、ぼくが持っている2つのコンパクトカメラ、

「FUJIFILM X100F」と「RICOH GR」

を比較レビューしてみようと思う。

RICOH GRと比較するならFUJIFILM X70じゃないか」とか「RICOH GRⅡが出ているのに今更GRかよ」という批判は受け付けない。持ってないんだからしょうがないじゃないか。

とにかく、これから「単焦点の高級コンデジ」を買おうとしている人の参考になればいいと思う。

 

第2弾はこちら↓

第3弾はこちら↓

スペック比較

まずはスペック比較。

モデル名 FUJIFILM X100F RICOH GR
発売日 2017/2/23 2013/5/24
有効画素数  約2,430万画素  約1620万画素
撮像素子  23.5mm×15.6mm(APS-C) X-Trans CMOS Ⅲ、原色フィルター採用  23.7mm×15.7mm(APS-C)CMOS、総画素数約1690万画素
レンズ  フジノン単焦点レンズ  GRレンズ
焦点距離  23mm(35mm判換算:約35mm相当)  18.3mm(35ミリ判換算:約28mm相当)
開放F値  F2  F2.8
最短撮影距離  約10cm 約10cm(マクロ撮影時)
最速シャッタースピード 1/4000秒(メカ)1/36000秒(電子)  1/4000秒
液晶モニター  3.0型  約104万ドット  3.0型 約123万ドット
寸法  (幅)126.5mm×(高さ)74.8mm×(奥行き)52.4mm (幅) 117.0mm×(高さ)61.0mm×(奥行き)34.7mm
重量(付属バッテリー、メモリーカード含む)  約469g  約245g

こうして見ると、いろいろ差があることがわかる。

発売が遅いX100Fのほうが有効画素数がかなり多い
センサーサイズは大体同じでAPS-Cサイズ
焦点距離はX100Fが換算35mmに対してGRは換算28mm。(なので、純粋に同等機として比較ができない)
開放F値はX100Fが明るくてF2。
最速シャッタースピードはメカシャッターはどちらも1/4000秒だが、X100Fは電子シャターが使える

(ちなみにどちらもレンズシャッターで、非常に静かだ。)

で、圧倒的にGRの方が軽くて小さい

スペックからわかる相違点は大体こんなところだ。

外観

上部
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/11, 1/8 sec, ISO800)
上部

次は両カメラの外観を見ていこう。ちなみにぼくが持っているのはX100fシルバー、GRは通常のブラックだ。

X100Fはブラックモデルが発売されている。GRは後継機の「GRⅡ」がシルバーエディションを限定発売している。

背面
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/11, 1/8 sec, ISO800)
背面

機器レビューなのにモノクロで撮影してしまったが、色が付いててもあんまり変わらないので気にしない。
両シリーズとも、余計な装飾や文字が少なくてシンプルなデザイン
機能性がそのままデザインになったようなGRと、フィルムカメラをデジタルに置き換えたデザインのX100F。
甲乙つけがたいかっこよさだ。

余談だが、最近はこの2機種の真似をしてシンプルでクラシカルなデザインのカメラが増えた
でもやっぱり根本的なセンスまでは真似できないようだ。

カメラ本体に「手ぶれ補正」とか「フルサイズ」とか書くセンスがぼくにはまったく理解できない。

うしろ
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/11, 1/8 sec, ISO800)
底部

X100FもGRもデザインに一貫性がある(モデルチェンジによるデザイン変更が少ない)シリーズだ。
GRは「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を獲得している。

キープ
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/11, 1/8 sec, ISO800)
キープコンセプト

こういうモノは一度好きになると、代替わりのたびに買い換える「ファン」を獲得しやすい。
ブレないコンセプトっていうのは、いつの時代も憧れの存在なのだ。

ただ、ここ数年はGRの勢いが減退している
というのも、後継機の噂すら出ていない状態だからだ。

果たして「GRⅢ」は発売されるのか。

なんてことを言っている間に、X100シリーズは堅調な発展を遂げていった。

X100Fモノクロ
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/11, 1/8 sec, ISO800)
将来性があると安心する

現在はすっかりX100シリーズが世間的には優勢になっている。
ここ数年の富士フイルムXシリーズの躍進も手伝って、かなりシェアを拡大した。

まあ、人気度はどうでもいいんだけど、シリーズに将来性がある、というのはやっぱり大事だ。

携帯性

コンパクトカメラにおいて、「携帯性が高い」というのはかなり重要な項目だ。

総合的に考えると実は「SONY RX100」シリーズあたりが携帯性と画質の両立という意味では最強だろう。

ただ、APS-Cセンサーが生み出すボケ・画質、すばらしいルックスを加味するとGRやX100Fも見劣りしない。

GR
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 31.5mm, f/3.6, 1/7 sec, ISO800)
余裕で入る大きさ

 

X100F
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 31.5mm, f/3.6, 1/10 sec, ISO800)
ぎりぎり入るくらいの大きさ

そして2機種を比べた場合、この分野では完全にGRに軍配があがる。
いまだにこの大きさのカメラによくAPS-Cサイズのセンサーをブチ込めたと感心する。

X100FはGRを使ってから触ると「でけぇ」という感想になる。
これはしょうがない。
実際にはX100Fもレンズ交換式カメラよりはだいぶ小さく、携帯性は高い

まとめ

今回は主に外観を比較してみた。
次回は画質や機能などを紹介して比較してみようと思う。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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