ぼくが所属しているコミュニティ「SUSONO」の3月期のテーマは「装う」だった。
SUSONOに興味のある方はこちらをどうぞ。
今回は、YM-PHOTO BLOG的、カメラと「装う」の考察について書いてみたい。
カメラとファッションの両立

21_21 DESIGN SIGHTの室内。
「カメラとファッションの両立は難しい」とずっと思ってきた。
「大型のカメラを首から下げる必要があるし、実用性を考えると大きめのバッグが必須になる。
だから基本的にスーツスタイルなどのフォーマルな服装と相性が悪い!」
「かといってカジュアルに振りすぎるとぼくの年齢的にはなんかだらしなくなりそう…」
「機能優先のアウトドアファッションなら相性もいいけど、街中で着るのはちょっと大げさで場違いだ。」
つまり、「カメラや大型のバッグを持っていても違和感のない」「カジュアルすぎない」「大人っぽい」「うごきやすい機能的なスタイル」…が求められる。
…なんだそのスタイル。
カメラを趣味にして7年、この課題に対してはいろいろと取り組んだけど、どうにもうまくいかなかった。
でもここ最近、その原因がわかってきたような気がする。
カメラ×ファッションがうまくいかない原因と解決策

激写ボーイ
良くなかったのは、「カメラと一緒にオシャレしよう」という発想ではないか。
つまり、「カメラやストラップ、カメラバッグ+服装」トータルでコーディネートしようとしているからうまくいかない。
「カメラ機材なんてどうせコーディネートから浮く」ので、「洋服のコーディネートはカメラを無視して完成させればいい」のではないか、ということだ。
今までは撮影に行く時の服装を選ぶときに「こういう服装はカメラと合っていない」とか「写真を撮るんだから動きやすい方がいい」とか考えて選んでいて、結果よく分からない中途半端な服装になることも多かった。
特に洋服とカメラバッグとの相性に気を使うケースが多かった。(リュックにすると一気に洋服の選択肢がなくなった。)
先天的にデザインに問題があるカメラバッグとの相性を考えている時点で負け戦である。
そういうのは無視して、着たい服を着てみる。
で、カメラとかカメラバッグはどうせ浮くので「スパイス」という位置付けにしてみる。
むしろカメラバッグを使わず、ちょっと大きめのデザインが気に入ったバッグを買ってそこにカメラを放り込んでしまう。
いっそのことバッグを持たず、常にカメラをむき出しで持ってみる。
そういうことを試してみることで、新たな方向性が見出せるんじゃないか。
…というのがここ数日、カメラを持っている人のファッションをネットで検索しまくって出した結論である。
(なので、まだ実践はしていない…)
カメラとカメラアクセサリーのデザインは重要か

機能か、デザインか。
ここでもう一つ考えたいのが、「そもそもカメラをドレスアップしたり、コンパクトなカメラを選ぶ必要はあるのだろうか」という話。
ぼくがFUJIFILM Xシリーズのカメラを使っているのは、いろいろ理屈はこねているが、8割くらい「デザインがかっこいい」のが理由である。
実際、いまだにX-Pro2を手放せないのもそれが理由だ。
でもどんなにかっこいいカメラをでも、服装とトータルで考えて違和感のないデザインのカメラなんてないんじゃないか。
むしろ「かっこつけてデザインでカメラを選んでる」「カメラをファッションアイテムと勘違いしている」と思われる危険性がある。
いちおう補足しておくと、別にフィルムカメラをファッションアイテムとして身につけている人たちを否定しているわけじゃない。
ぼくは撮影するためにカメラを携帯しているので、なんかそう思われるのは心外、というだけだ。
あと、カメラメーカーやその界隈のデザイナーが考える「カメラバッグに見えないカメラバッグ」とか「おしゃれなカメラアクセサリー」は、正直微妙なものが多い。
中途半端にデザインされているせいでせっかくの使い勝手が犠牲になっていたり、「デザイン頑張ってます感」が出ちゃってかえってダサくなったりする。
そんな変なアイテムでデコレーションしたりドレスアップするのは逆効果だし、それならそのままカメラと純正ストラップで持っていた方が潔い。
(全部がかっこよくないといっているわけじゃないけど、大多数は…)
まとめ

暗い道の出口。
そろそろまとめてみよう。
…
…
大型の一眼レフってかっこいいよね。(とくにキヤノンの)
やっぱり大型一眼レフはかっこいい、の結論はウけました 笑
でも、実際そうなんですよねー、私も俗者なので。
かと言ってこれ見よがしに持ち歩くのも、こちらは嬉しい気分でも周りの方々からは「何者?」でしょうし、難しいですね。
カメラとファッションの両立という視点を真面目に追及しておられる管理人様の見識の高さ、いつもながら敬服します。
コメントありがとうございます!
いやーきっとほんとうにセンスのある人はそもそもこんなこと悩まないと思うんですよねー。全く修行が足りないです。
最近一眼レフの「写真を撮るためのデザインと存在感」もステキなんじゃないかという気がしてきていて、カメラ断捨離は暗礁に乗り上げてます…