【機材比較】X-Pro2 vs X100F




「富士フイルムXシリーズってどうなの?」
「なんで富士フイルムを選んだの?」

っていう質問をよくされる。

ちなみにぼくの答えは「カメラがかっこいいから」。

で、その他のメーカーにはない「かっこよさ」を体現している(と、ぼくが思ってる)カメラがX-ProシリーズX100シリーズ。

今、ぼくはそんなコンセプトが同じ2台のカメラ、X-Pro2X100Fを持っている。

2台のカメラ

FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 23.4mm, f/4, 1/35 sec, ISO500)
左がX100F、右がX-Pro2。

本当はきっと、どっちもいらない。

写真を撮るなら、X-H1があれば十分だからだ。

でもどっちもかっこよすぎる
だからいまだに手放せない

…でも、それでもどちらかを手放すとしたら、どっちか。

諸事情により、秋までには考えなくてはならない。

というわけで、X-Pro2とX100Fの両機を改めて(100%独断で)比べる事にした。

※ 以下の比較は完全に独断と偏見にまみれた比較だ。「こういう価値観もあるんだなぁ」程度に見ていただきたい。

スペック比較

まずは両者のスペック比較から。

X-Pro2 X100F
有効画素数 約2,430万画素 約2,430万画素
撮像素子 APS-Cサイズ X-Trans CMOS IIIセンサー
圧電素子による超音波方式のセンサークリーニング
APS-Cサイズ X-Trans CMOS IIIセンサー
画像処理エンジン X-Processor Pro X-Processor Pro
記録メディア デュアルカードスロット
SDカード/SDHCカード/SDXCカード
UHS-I/UHS-II(Slot1のみ対応)
SDカード/SDHCカード/SDXCカード
UHS-Ⅰ
露出補正 -5.0EV~+5.0EV 1/3EVステップ -5.0EV~+5.0EV 1/3EVステップ
シャッター形式 電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター リーフシャッター
最速シャッター速度 メカニカルシャッター
1/8000秒電子シャッター
1/32000秒
メカニカルシャッター
1/4000秒電子シャッター
1/32000秒
ファインダー アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー アドバンストハイブリッドビューファインダー
入出力端子 デジタル入出力
USB2.0(High-Speed)/マイクロUSB端子HDMI出力
HDMIマイクロ端子(Type D)
デジタル入出力
USB2.0(High-Speed)/マイクロUSB端子HDMI出力
HDMIマイクロ端子(Type D)
電源 充電式バッテリーNP-W126/NP-W126S
標準撮影枚数
約250枚(スタンダード、EVF)、約350枚(スタンダード、OVF)
※XF35mmF1.4 R使用時
充電式バッテリーNP-W126S
標準撮影枚数
約270枚(スタンダード・EVF)、約390枚(スタンダード・OVF)
寸法・質量 本体外形寸法
(幅)140.5mm×(高さ)82.8mm×(奥行き)45.9mm撮影時質量
約495g(付属バッテリー、メモリーカード含む)本体質量
約445g(バッテリー、メモリーカード含まず)
本体外形寸法
(幅)126.5mm×(高さ)74.8mm×(奥行き)52.4mm撮影時質量
約469g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
本体質量
約419g(バッテリー、メモリーカード含まず)
動作環境 温度
-10℃~40℃
温度
0℃~40℃

優れていると思われるところをオレンジで表示してみたけど…
正直、ほとんど差がない。

描写性能に至っては全く同じだ。

…なんで両方持っているのか不思議だ。

サイズ、外観

サイズ

当たり前だが、サイズ(の小ささ)はX100Fにアドバンテージがある。

とはいえその差は「圧倒的とは言えない」

X100Fはレンズ固定式のコンパクトカメラとしてはかなり大型の部類だ。

RICOH GRのように、ポケットに突っ込んで出かける、といった使い方はできない。

そして、どうせカバンが必要なら、多少大きくなるX-Pro2でも、取り回しはあまり変わらない。

…まあ、それでも容積が小さく収まる分、サイズ感はX100Fの方がちょっとだけ優れていると思う。

外観

完全に個人的な好みになるが、これはX-Pro2が優れていると思う。

特に塗装。
X100Fにもブラックモデルはあるが、X-Pro2の軍艦部の塗装の質感とはぜんぜん違っている。

艶が違う。

艶がある

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/80 sec, ISO1600)
艶が違う。

実際、ここまでこだわった塗装を施しているデジカメはないだろうし、外観でX-Pro2に勝てるデジカメを(ライカを除けば)僕は見たことがない。

総合すると「かっこよさ」が高い、X-Pro2の勝利。

X-Pro2 ★★★★☆

X100F ★★★☆☆

持ちやすさ、構えやすさ

これはX-Pro2に軍配があがる。

グリップの形状および材質がかなり良く、浅いグリップの割に極めて安心感がある。

グリップ

FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 41.4mm, f/4, 1/40 sec, ISO1600)
浅いグリップの割に、握りやすい。形状がいいからか。

しかも、背面の操作性もよく練られたもので、右手だけでだいたいの操作が可能。

ファイルの削除も右手でオーケーだ。

背面1

FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 41.4mm, f/4, 1/25 sec, ISO1600)
よく考えられているボタン配置。

対するX100Fも基本的にはX-Pro2のボタン配置を踏襲していて使いやすい。

背面2

FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 41.4mm, f/4, 1/40 sec, ISO1600)
だいたい同じだよ

ただ、グリップが浅くて握りにくい。

グリップ2

FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 40.1mm, f/4, 1/25 sec, ISO1600)
握りにくい上に滑るよ

加えて素材のせいか、滑りやすい。

まだ落としたことはないが、危ないことは何回もあった。
ぼくの小さすぎる手にフィットしていないだけかもしれないけど。

X-Pro2 ★★★★☆

X100F ★★☆☆☆

描写

同じセンサー、同じ画像処理エンジン。

だから描写の違いはすなわち光学系の違いという事になる。

X100Fはレンズ固定式のカメラなので、当たり前だがレンズ交換ができない

X100Fのレンズは、FUJINON 23mmF2

レンズ1

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4.5, 1/8 sec, ISO1600)
これが、FUJINON 23mmF2。

初代X100から一貫して同じレンズを使い続けている。

これはユーザーである世界中のXフォトグラファー(富士フイルムのカメラを使用しているプロ)達がこぞって「このカメラのレンズは変えるな」と言い続けているから。

開放付近で描写が甘くなるクセがあるようだが、「むしろそれがいい」らしい。

開放

FUJIFILM X100F (FUJINON 23mmF2, 23mm, f/2, 1/35 sec, ISO200)
開放付近で甘い…?よくわからん

さて、対するX-Pro2は言うまでもなくレンズ交換式カメラなので、豊富なXFレンズが(XCレンズも)使用できる。

レンズ

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/50 sec, ISO1600)
この神レンズも使える。XF35mmF1.4 R。

ズームもできるし大きいレンズも扱える。

扱えるが…あまり大きいレンズやズームレンズはこのカメラには合わないと思う。

X-Pro2でのストリートスナップには、軽快な単焦点レンズ、特に標準もしくは広角レンズが似合う。
大きさ的にはXF60mmF2.4 R Macroくらいが似合う限界じゃないだろうか。

人気のクセ玉か、豊富なレンズラインナップか。

…タッチの差でX-Pro2…かなぁ。
これは人によって評価が分かれそうだ。

X-Pro2 ★★★★★

X100F ★★★★☆

ファインダー

アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー

ファインダー1

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/25 sec, ISO1600)
X-Pro2のファインダー覗き窓は丸型。

ネーミングセンス…。

X-Pro2とX100Fのファインダーは、ともにOVFとEVFを切り替えられる特別仕様のファインダーだ。

ファインダー2

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/15 sec, ISO1600)
X100Fの覗き窓は四角。

つまり、往年のレンジファインダー機のように被写体を狙える。(かっこいい)

そしてこれが、Xシリーズが生まれた当初に他メーカーとの一番の違いだった。

最近はEVFの進化(視認性・追従性)により、撮影結果が確認できないOVFよりも、撮影結果がわかり、拡大縮小も可能なEVFのほうが便利なことがバレてしまっている…という噂もあるが。

さて、それはそれとして両機の違いは「マルチ」が付いているかどうか、だ。
マルチが付いているとどうなるかというと、OVF表示時の右下に小型のEVFを表示させられるのだ。(2018/10/11訂正)

…間違えた。

「マルチ」とは、ファインダー倍率を変倍させる機能のこと。
X-Pro2はレンズ交換ができるので、倍率を変えることで、OVF状態でもある程度の望遠域に対応できるようにしている。

X100Fでこの機能が省かれているのは、このカメラが単焦点レンズで基本的にはファインダーを変倍させる必要がない、ということだろう。

ちなみに、ERF(OVF時に右下に小型のEVFを表示させるモード)は両機に搭載されている。

マルチ

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/12 sec, ISO1600)
右下にちっちゃいEVF。…わかりにくいか。

ERFはOVFとEVFのいいとこ取りだ!…という機能なわけだが、実用的かというと…謎だ。窓が小さすぎて使いにくい。
っていうか、簡単に切り替えられるしEVFでよくねぇか。

なお、両機のファインダーは左端に付いているので、左右対称を狙うときは立ち位置に注意が必要だ。
気持ち左側に寄る必要がある(利目が右の場合)。

あと、構えているときに見えている左半分の顔の表情に気をつけないとやばい人になるという噂もある。

一眼タイプのカメラよりも、ちょっとだけ気を使う。

X-Pro2 ★★★☆☆

X100F ★★★☆☆

シャッター

シャッター。
というかシャッター音は、ストリートスナップにおいて結構大事なところだ。

具体的に言うと、より静かな方がいい

シャッター1

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/20 sec, ISO1600)
X-Pro2のシャッター。形がかっこいい。

X-Pro2のシャッター音も一般的なレンズ交換式カメラと比較すると静かだが、X100Fのシャッター音は常軌を逸して小さい。

っていうかほぼ聞こえない。

シャッター2

FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 1/50 sec, ISO1600)
X100Fのシャッター。こちらもかっこいい。

音の小ささでいうと

X100F < X-H1 <<< X-Pro2

みたいな感じだ。(X100FとX-H1が異常なのであって、X-Pro2のシャッター音が大きいわけでは決してない

X-Pro2 ★★★☆☆

X100F ★★★★★

まとめ

集計結果は

X-Pro2 ★19

X100F ★17

X-Pro2の勝ち。

よし、X100Fは手放すか。

…いやいや。
X100Fのリーフシャッターを失うのは惜しい。
サイズ的にもスナップにうってつけだし。

しかもかっこいいし。

手放すのは惜しすぎる。

…あー

決められない。

 

追伸

それはそれとして、XF23mmF1.4 Rが欲しいです。

XF23mmF1.4 R

FUJIFILM X100F (FUJINON 23mmF2, 23mm, f/8, 1/8 sec, ISO800)
久しぶりにレンタルした。

ここまで比較してきたけど、カメラはやっぱり撮影してなんぼだよね。

っていうことで、次回に続く…?




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