さて、時期はずれのX-T2のレビュー記事もまさかの第3弾になった。
値段もだんだんこなれてきて「そろそろX-T2買おうかなぁ、でもなぁ」と思っている方に読んでもらえてたら嬉しい。
鈴鹿サーキットでの撮影
鈴鹿サーキットへ
X-T2は富士フイルム「Xシリーズ」の中では「動体撮影(動くものを撮影する)」能力が高いとされている。
そんなカメラをゲットしたら、動くものを撮りたいと思うのは自然の摂理だと思うのだ。
そんなわけで、ちょうど良いタイミングで6/24〜6/25に鈴鹿サーキットで開催されていた「Suzuka Race of Asia 2017」に行ってきた。(本当はF1で有名な鈴鹿サーキットに一生に1度は行って見たかっただけ)
…遠い。東京からだときついね。結構郊外にあるし。
朝5時に家を出て、着いたのは午後2時ごろだった。
撮影機材
まあ、それはさておき、今回の装備は
・X-T2
・XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
・XF10-24mmF4 R OIS
・GR
であった。…ある程度写真やカメラが好きな方は気づいたかもしれない。
「被写体が遠いサーキット撮影になぜに望遠域のレンズがないのか」と。
その通り、いちばん必要な「望遠レンズ」は、そもそも持っていなかった。
そしてもう一つ。
「連写撮影が基本になるのに、連写枚数が上がるバッテリーグリップ無いの?」
…持ってないし。しょうがないじゃないの。
散々迷ったよ、買うかどうか。
でもそこはぐっとこらえたよ。だってお金ないんだもん。
まあ、それはともかく、今回の撮影は標準ズームの望遠端でなんとかしようと思って頑張った。
小さく写ってもトリミングすれば良いし。
実際、撮影を始めると「ああ、もう少し寄れたらなぁ」とか、「連射が続かないなぁ、もう少し長く連射していたいなぁ」という事態に遭遇しつつも、「でもまあ、別にレースをマジ撮りしにきたわけじゃないし」と割り切ることができた。
案外そんなもんだ。
この日たった1日の撮影のために、望遠レンズとバッテリーグリップを用意するなんて馬鹿げている。当たり前だ。
でもそういう冷静な判断は、僕のようにカメラに「取り憑かれた」人種にはなかなか難しいもんだ。
…うん、今回はよく頑張った。
(追記)結局買いました。
機器レビュー
さて、肝心の機材の使用感だけど、X-T2の電子ビューファインダー(EVF)は快適そのもの。
動く被写体を覗きながら追っていても遅延とか違和感とか、そういうものは全く感じなかった。
これは素晴らしいと思う。
あと、みんなが大絶賛している背面右側の「フォーカスレバー」。
正直あんまり使わなかった。
ファインダー内でAFポイントを頻繁に動かす人には有用かもしれないけど、中央一点でピントを合わせた後に位置を調整して構図を決める撮影スタイルの人はあえて使わないもんじゃないかなぁ。
どのみち必須機能ではないと思うので、カメラを選ぶ際にこの部分に注目しすぎないほうがいいかも。
まとめ
サーキット撮影の楽しみは、レース中の車を撮影することだけじゃない。
特に純粋なレースファンじゃなく、何の予備知識も持たずにのこのこサーキットにやってきた僕は、レースそのものはそっちのけでその場の雰囲気が伝わるものとか、レース会場にしかない変わったものとか、そういうものにスポットを当てて撮影を楽しんでいた。
さて、では万事問題がなかったかというと、そんなことはなかった。
正直この時はその現象にはまったく気づいてなかった。
これはX-T2の欠点というよりは、「慣れないカメラでいきなり本番はやばい」という教訓。
何がやばいのか、お分かりだろうか。
いや、普通はわからないか。
ヒントは「粒状感」。
いや〜、これは大失敗だったなぁ…
正解は次回の更新で。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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(2020/7/12追記)現在は後継機種X-T4発売中!
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