今回は、前回記事の続き。
いよいよ実際にEOS 5D Mark Ⅲを海へ持ち出した話だ。
…とその前に、この日のカメラ設定と装備品について。
設定・装備
設定
まず、この日のカメラの画像設定を説明しよう。
- ピクチャーモード:ポートレート(詳細設定 色の濃さ:-1 色合い:+1)
- WBモード:日中
- ISO:200
- F1.2
つまり、まんま「ダカフェ設定」である。
(ダカフェ設定が書いてある「ダカフェカメラ」はこちら)
この設定をカスタム設定「C1」に登録した。
装備
本体とレンズ、それに「C-Loop」を使用してカメラ底部にストラップを装着した。
C-Loopはもともと、ニコンD810のために買ったアイテム。
三脚穴に装着するタイプのアクセサリーで、特に重量や長さのあるカメラ機材を吊るすのに便利。
本当に便利なアイテムなので、そのうち紹介記事を書こうかな…
あと、念のために「EF24-70mm F4L IS USM」と、77mm径のNDフィルター2種類。
カメラバッグは「Incase DSLR Pro Pack」というリュック。
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大きくて分厚いのが欠点だけど、まあとにかくよく入る。
まあとにかく、こんな装備で、家を出た。
作例
江ノ島編
朝の5時台(!)に家を出て、まずは藤沢駅へ。
そこから江ノ電に乗って「鎌倉高校駅」に到着。
定番の観光写真を撮ったあと、近くの海岸で撮影スタート。
ひとしきり撮影したのち、江ノ島へ向かって、江ノ電沿線を歩く。
江ノ島付近の海岸で撮影。
江ノ島に到着。
エスカーで登り、江ノ島シーキャンドル付近の「江の島サムエル・コッキング苑」で不思議な展示。
そして、なぜか桜。
階段の上り下りが多く、けっこう疲れた。
行きの登りを「エスカー」にして良かった…
日中、天気が良かったこともあり、開放F1.2ではたびたび露出オーバー(シャッタースピード8,000分の1でも明るすぎる状態)になり、絞ることを余儀なくされた。
77mm径のNDフィルターは持ってきていたんだけど、フィルター径が合わず(EF50mm F1.2L USMはフィルター径72mm…)、使えなかった。
ステップアップリング、無くしちゃったんだよな…
なお、フルサイズの立体感はやはりレベルが違うと感じた。
EF50mm F1.2L USMのクラシカルな開放絞りでの写りも手伝って、雰囲気のある写真が撮れたと思う。
横浜編
この日は江ノ島をひとしきり満喫したのち、時間があったので「海があるしいいか」という安直な理由で横浜へ向かった。
江ノ島での反省を生かして、まずはヨドバシ横浜で72→77ステップアップリングを購入。
これでNDフィルターが使えるようになった。
…と思ったら、今度はレンズフードが付けられなくなる。
もういいや、とフードを外して撮影再開。
横浜大さん橋。
江ノ島とは打って変わって人工物の撮影だ。
50mmという画角は広角のようにも撮れるし、中望遠のようにも撮れる。
なお、江ノ島でも横浜でも、一眼レフを持って歩いていても特に違和感は感じなかった(少なくとも自分は)。
自分と同じように一眼レフやらカメラやらを持って歩いている人が多い環境はやっぱり落ち着く。
評価
操作しやすさ
改めて感じたのは、ボディの大きさによる操作のしやすさ。
この日、特に午前中は冷えたので、手袋をして撮影していたんだけど、これが案外スムーズに操作できる。ボタンやダイヤルが大きいので誤操作しにくいのだ。
最近「大きくて重いこと」に神経質に反対していたところもあったんだけど、必ずしも「大きい=悪」ではないなあ…
X-H1いけr
外見(見た目)
これは正直、場所によるところが大きいんだけど、一眼レフを担いで歩いていてもあんまり人の目は気にならなかった。
江ノ島や横浜では珍しくもないんだろう。
ただ、やはりこのカメラで街中スナップは目立ちすぎると思う。
シャッター音もかなり大きいし。
このカメラをメイン使いする場合、サブカメラは必須だろう。
重さ
重い。…が、撮影機材を絞っていたので肩が爆発するとか、歩けなくなるようなことはなかった。
目的をしっかり定めて機材を厳選すれば、一眼レフでも全然問題ないだろう。
そう、大三元とかじゃなければ。
画質
一昔前のカメラだけど、これといって不満はない。
いい画質=いい写真ではない。
むしろ今回は、久々の被写界深度の浅さが新鮮だった。
「ダカフェ設定」もいつもの写真と雰囲気が変わって楽しかったし、概ね好印象だ。
性能(AF)
いい。普通にいい。
特にオートフォーカス精度・速度はさすが。
「写真を撮る」機能の基本性能の高さは大事だ。
どんな写真が撮れた?
ここがいちばん大事なところ。
- 色設定をいじっていたこともあり、印象的な雰囲気の写真が撮れた。
- 手ぶれ補正はないが、レンズが明るい+F値を小さくしていたので特に気にならず。ボディはホールドしやすく、操作感は良かった。
- レンズの画角や特性もあり、被写体をクローズアップした写真がいつもより多かった。個人的には好印象で、広角寄りのX100Fや、同じ画角のはずのXF35mmF2 R WRでは撮らないような写真が撮れた。
結果発表
じゃあ、このカメラどうする?
断捨離?残留?
…
…よし、とりあえず今回は「保留」だ。
対抗のX-T2の評価も必要だし、このカメラとレンズはいまさら下取り金額が大幅に下がることもない。
ただ、富士フイルムXシリーズに一本化してしまえば楽なのは事実。
カギになるのは「カメラとしての信頼性」と「浅い被写界深度の実現」、それとやはり「メインの被写体」。
この安定感のあるカメラを富士フイルムXシリーズが打ち負かせるか。
今後の展開が楽しみだぜ!
次回
次回予告。
次回、「RICOH GR × 下町」!
お楽しみに!
…え?Xシリーズは?
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おもしろい!
x100fなんて、使わなくても
持っていたい、なんてね。