中望遠レンズでストリートフォトを

2023年3月、これからの写真撮影について考えた。

撮影機会が激減している。
撮りたいものがない。

自然風景を撮りにいくのは腰が重い。

仕事が気がかりで週末を楽しく過ごせない。

意欲が湧かない。
老後のためにお金貯めなきゃ。
趣味としての写真活動は縮小していかなければ。

…でも、写真を撮ることはやめたくない。

どうしようか。

…そうだ、中望遠レンズ買おう(唐突)。

なぜ中望遠レンズが欲しいのか?

写真撮影に新たな刺激を

今月で、道東生活も1年になる。

さっきも言ったが、撮影機会が激減した。

東京→札幌移動のときも大きく減ったけど、この1年でさらに激減した。

道東といえば大自然。
ネイチャーフォトには最高の環境だ。
好きな人にとっては羨ましいくらいの環境だろう。

でもなぁ。

興味ねぇんだよな…。

そんなに興味のない被写体の写真を撮りに早朝に起きて、天気がいいか悪いか賭けみたいな撮影をするのは結構キツい。

そうなると、結局市内で住宅街以外の場所を探してちまちま写真を撮るしかない。

いつも同じ場所、同じ機材で。やる気も激減だぜ!!

最近、ちょっと危機感を感じていた。
このままでは、写真自体を辞めてしまうような気がして…。

まあ、写真・カメラに興味がなくなって辞められるならいいのかもしれないとも思う。
この趣味、金ばっかりかかっていい事ないし。

でも、辞めちゃうともう、何のために生きているのかわからなくなるしなぁ。

やっぱり、辞めたくないなぁ。何とか続けられないかなぁ。

…それなら、機材で自分を釣るか。

 

新しい機材を買って、気持ちを高めて趣味を続ける。
ここを離れる日が来るまで頑張る。

 

そうだ。

これは必要経費なんだひゃっほうyeahhhhhhhhhhh!!!!!!!!

新しい視点を

一般的にストリートフォトといえば、広角レンズ。

具体的にはGRシリーズの28mmや、X100シリーズの35mm、「標準」と呼ばれる50mm。

私も先人たちに倣い、基本的には上記の画角のどれかでやってきた。
でもマンネリ化した今、自分のストリートフォトに新しい視点を取り入れたい。

具体的にはもう少し望遠側の画角での写真も撮ってみたい。

いやいや、標準ズームレンズ(24-70mm F2.8 DG DN | Art)を持っているからそれでやれって?

うるせえ!!!!俺は新しいレンズが欲しいんだよ!!!!!!!
ズームレンズデケェんだよ!!!!!!

…まあそういうわけで、まずは取り組みやすい「中望遠」焦点距離を試してみようと思った。

新しい年度に、新しいストリートスナップを。

新基軸にできたら嬉しい。

 

「切り取る画角」でのストリートフォト

「新機軸」とはいえ、今までもそういう写真を撮ってみたことはある。…すぐに挫折したが。

今後の方向性をイメージするためにも、今までの実績を見てみよう。

XF56mmF1.2 Rの作例(35mm判換算85mm)

かなり前に、札幌でFUJIFILMのイベントでレンタルしたXF56mmF1.2 R

色々撮影した結果「難しい」と感じたため結局買うことはなかった。

あと、「ポートレート用のレンズ」というイメージが強くて購入を躊躇うことになった(人は撮らない)。

 

31FUJIFILM X-Pro2 (XF56mmF1.2 R, 56mm, f/1.2, 1/17000 sec, ISO200)

 

32FUJIFILM X-T1 (XF56mmF1.2 R, 56mm, f/1.2, 1/6400 sec, ISO200)

 

33FUJIFILM X-T1 (XF56mmF1.2 R, 56mm, f/1.2, 1/4700 sec, ISO200)

 

34FUJIFILM X-T1 (XF56mmF1.2 R, 56mm, f/1.2, 1/17000 sec, ISO200)

 

35FUJIFILM X-T1 (XF56mmF1.2 R, 56mm, f/1.2, 1/12800 sec, ISO200)

 

こうしてみると、立体感が素晴らしい、なかなか面白い写真が撮れている気がする。

F1.2のレンズなので、必然的に開放付近の写真が多い。

このレンズは初期のXFレンズであり、コンパクトさも魅力の一つだ。

 

XF60mmF2.4 R Macroでの作例(35mm判換算91mm)

XF60mmF2.4 R Macroは、ハーフマクロレンズとしてXF初期に発売されたレンズ。

年代の割に写りがいいと評判だ。

初期レンズの割に意外と解像感が高く、色乗りもいいというのが私の感想だ。

なお、私のX-H1メイン時代、物撮りのために最後まで残ったレンズだ。

 

01FUJIFILM X-T2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/2.4, 1/800 sec, ISO200)

 

02FUJIFILM X-T2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/2.4, 1/110 sec, ISO200)

 

06FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4.5, 1/1900 sec, ISO500)

 

07FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/2.8, 1/2200 sec, ISO500)

 

08FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/5.6, 1/350 sec, ISO500)

 

12FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/2.4, 1/210 sec, ISO500)

中望遠レンズは、被写体との距離を取ることができるので、案外私のようなビビリにはいいのかもしれない。

まあ、見たまんまと比べるとかなり引き寄せられるので、撮影難易度は上がるけど。

 

XF90mmF2 R LM WRの作例(35mm判換算137mm)

XF90mmF2 R LM WR。憧れだけで終わったレンズ。

東京時代にレンタルして撮り歩いたことがある。

最終的には「望遠すぎてストリートフォトには使えない」と判断したため購入には至らなかったが、今でもあの強烈な描写は目に焼き付いている。

本当にいいレンズだ。

 

21FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/8, 1/50 sec, ISO500)

 

22FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/180 sec, ISO500)

 

24FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/320 sec, ISO500)

 

25FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/550 sec, ISO500)

 

26FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/1000 sec, ISO500)

 

27FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/1400 sec, ISO500)

 

28FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2.2, 1/300 sec, ISO500)

 

29FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/9, 1/60 sec, ISO500)

こういうストリートフォトもたまには良くない?

105mm F2.8 DG DN MACRO | Artの作例

SONYαに移行してから購入した中望遠(?)レンズ。

基本的にはマクロ撮影用に購入したこと、単焦点レンズとしてはF値が暗いので外で撮影する機会が少ないレンズ。

でもさすがはArt。ピント面の解像感は高く、何より寄れるのは魅力的だ。

…案外、このレンズで十分?

31SONY ILCE-7RM3 (105mm F2.8 DG DN MACRO | Art, 105mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100)

 

32SONY ILCE-7RM3 (105mm F2.8 DG DN MACRO | Art, 105mm, f/8, 1/60 sec, ISO1600)

 

33SONY ILCE-7RM3 (105mm F2.8 DG DN MACRO | Art, 105mm, f/3.2, 1/2000 sec, ISO100)

 

34SONY ILCE-7RM3 (105mm F2.8 DG DN MACRO | Art, 105mm, f/4, 1/200 sec, ISO100)

でも、もう少し広い方がいいかな。

…となれば、もうあのレンズしかないか。

そう、新生SIGMA Artといえばあのレンズ。

 

あれだよ、あれ。

 

まとめ

そんなわけで、性懲りも無くレンズ買う

前回までの記事では散々「機材買わない」を連呼していたんだけど、正直もう限界だった。

まあ、機材総入れ替えよりもずっと健康的なので良しとしよう。

どこへ向かっているのか、もう私にもわからない。

でももう注文したし。しょうがないし。

次回は、そのレンズで地方都市を撮影した作例を紹介する記事になる…?かもしれない。