前回はかなりネガティブになってしまった。反省はしていないが、ちょっとやりすぎたかもしれない。
ひとまず、写真趣味は続けてみようと思う。
…他にやることもないので。
さて、気を取り直して。
ごく個人的なことだが、最近、新型カメラ・レンズの情報にワクワクしなくなった。
これは「写真撮影に集中するようになった!オレカッケー」的なやつじゃなくて、単純に私がカメラを買い漁っていた2010年代の状況と比較して、業界全体に「先詰まり感」というか、停滞感とか悲観的な空気が流れているような気がするからだ。
「あの頃は良かった」とか言って過去を振り返ったら終わりな気もするが、あの頃はなんか楽しかったんだよな。
ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」が発売されて、宮崎あおいとのコンビで話題をさらっていたあの頃。「なんか新しいことが始まる」「カメラとファッションを両立できる」とワクワクした。
デジタル一眼レフも面白かった。
Canon、Nikonの2大巨頭が君臨していた状況だったけど、デジタル一眼レフが元気で、交換レンズも充実、どれも魅力的だった。
APS-Cの一眼レフも魅力的なモデルが多数ラインナップしていた。キムタクのD7000、渡辺謙のEOS 60D、PENTAX K-5…。
「E-P3の次のカメラはどれがいいか」めちゃくちゃ悩んだ時間も楽しかった(結局どれも買わなかったが)。
…完全な主観オンリーの思い出話で盛り上がってしまった。
話を戻すと、そんな「わくわくでキラキラな当時(主観)」と今を比べると、悲観的な気持ちや憎悪を煽るような話題ばかりが目に入る。
あのカメラを買ってはいけない10の理由。
スマホがあれば十分、カメラいらない。
撮り鉄がまた迷惑行為、駆逐すべき。
機材マウントされた。カメクラはうざい、老害。
フィルムまた値上がり。もう続けられない…。
自分がTwitterやYouTubeでそういう動画を目にする機会が多すぎるのかもしれない。
10年前はこんなにソーシャルメディアに依存していなかったからなぁ。
ブログすらあんまり見てなかった気がする。Flickrとかはやってた。
上記の個人メディアからの発信のことはともかく、そうでなくても最近はどうにもカメラ界隈に元気がないと感じる。
新作カメラ・レンズにこれといった技術的なブレイクスルーがない。
でも機材の発売価格は異常に高騰。
さらに生産が追いつかず在庫が不足する。中古市場も枯渇していく…。
そんな3重苦みたいな状況になっている。
特に「中古機材の品不足」は趣味のカメラとしては死活問題だ。
LEICAの中古レンズとか本当にどこに消えたんだ。
どこぞの国の金持ちが買い漁っているとか、転売ヤーが暗躍しているとかいろいろ噂があるが、ほんとうに勘弁してほしい。
運良く見つかっても価格が5年前の3〜4倍くらいのイメージだし。
LEICAじゃなくても、コロナショックで値上げした機材の価格は下がる気配がない。
一度値上げしたら2度と下がらない。なんとなくそんな気はしていたが。
3年前に3万円で買えたレンズが5万円とかザラにある。
ドローンやウェアラブルカメラあたりは楽しい状況が続いているのかもしれないけど、私には少し敷居が高い(動画は難しい、撮りたい動画がない、ドローンは操縦や許可が面倒くさそう…)ので踏み出せずにいる。これが老化か…。
もっと気軽にカメラ・レンズを買い替えたい。
新しいジャンルに踏み出したい。
よし。ドローンやるか(結局本気になれずに投げ出しそう)
『最近の〇〇つまらなくなった〜』などと感じたときはたいてい自分自身がつまらない人間になってるやつ、読書でも映画でもアニメでもよく見ますね
ようは値段が高いって嘆いてるのかな?
工業製品は皆そんなもんです。何故かと言えば各社が技術ばかり競い合ってデザインや質感と言った玄人する受けする要素がなくなってしまったからです。クルマだって所詮直方体にタイヤがくっ付いているだけでしょ? ミニバンや軽自動車が全盛なのは老若男女皆さんクルマは人が大勢乗って荷物が詰めればいいとなっちゃったから!