カメラとレンズ。
写真を撮るのに必要なものは基本的にこれだけだ。
とはいえ、持っていると便利な撮影補助グッズというものが世の中にはたくさんある。
…便利な時代になったものだ。(不便な時代をよく知らないが)
というわけで、今日はぼくが使っている撮影補助グッズを紹介してみたい。
カメラバッグ
まず何よりも、カメラを入れるバッグが必要だ。
このブログでは繰り返し述べているが、別にカメラバッグメーカーから発売されている「カメラバッグ」である必要はない。
インナークッションを入れれば大抵のバッグはカメラバッグにすることができる。
ぼくはというと、最近は普通のデイバッグやショッピングトートにインナークッションを入れて使ってみたり、DOMKE × FUJIFILMのカメラバッグを使ってみたりとさまざまだ。
特にどちらが良くてどちらがダメ、ということはない。
…さて。
ここで、一つ覚えておいて欲しいことがある。
実はこの世に「理想のカメラバッグ」なんてものは存在しない。
「かっこいい」(カメラ)バッグはそれなりに使いにくいし、ちゃんと「使いやすい」カメラバッグはダサい。
これをわきまえないと、存在しない「理想のカメラバッグ」なるものを求めて延々と買い替えを続けることになる。
これを「カメラバッグ沼」という。
人々をこの沼にはめるために、あえて不完全に作ってるんじゃないかと疑いたくなるほど、カメラバッグもインナークッション使いのバッグも不完全だ。
まあ、結局カメラバッグなんてものは大なり小なり使いにくいものだ。
しょせんはただの入れ物。
そんなに買い揃えてもムダだよ。
予備バッテリー
て、気を取り直して。
予備バッテリーは絶対に必要だ。
…というか、新しいカメラを買ったら必ず最低1個は買って、カメラバッグに必ず入れておくクセを付けた方がいい。
出先で充電が切れる絶望…あれはもうどうしようもない。
特にミラーレスカメラはバッテリー効率が悪い(液晶画面を多用するため)ので、絶対に持っていた方がいい。
ブロアー
ブロアーは撮影前にレンズ前面に軽く吹いて、ホコリを飛ばすために持っていく。
せっかくならホコリの付いていないレンズで気持ちよく撮影したいからだ。
ちなみに沈胴式レンズの隙間に使いすぎると、カメラ内に埃が侵入してセンサーにホコリが乗るので吹きすぎに注意。
なお、ブロアーは各社いろいろな大きさ・形のものが販売されている。
量販店で試して、好きなものを買うと良いと思う。
ちなみにぼくは調子に乗ってお高いスイス製のやつを使っている。
レンズペン
ハクバから発売しているレンズペン。
これは最高にスグレモノである。
溶剤なしでレンズ面を拭ける。
この便利さはやはり出先で重宝する。
撮影に熱中しているとよくあるのが、間違ってレンズ表面を指で触ってしまう、というアクシデント。
この時、間違っても服とかで拭いてはいけない。修復不能な傷がつく。
そういうときはいったんブロアーで埃を飛ばしたあと、レンズペンで軽く縁を描くように拭いてやる。(力を入れないで何回か繰り返すのがコツ。)
これで何回救われたことか。
とくに悪天候下でカメラを持ち出すときは必需品である。
お得な(?)3本セット(レンズ用・フィルター用・ファインダー用)がオススメだ。
トレシー
トレシーとは、東レの超極細繊維(マイクロファイバー)を使ったクリーニングクロスのことで、汚れが取れやすくて繊維クズが出ない、クリーニングに適した布のこと。
撮影時の主な用途は当たり前だが「拭く」ことだ。
特に背面液晶は鼻の脂が付きまくるので、撮影中は定期的に拭いている。
たまにカメラボディ全体を拭く。
隙あらばiPhoneを拭く。
なお、ぼくは前からこのトレシーの大ファンで、通勤カバン、カメラバッグ、旅行用バッグなどあらゆるカバンに必ず入れている。
自宅でもiPadやiPhoneを拭くのにほぼ毎日使用している。
もはや愛しているといえなくもない。
この記事を読んだ皆さんには、ぜひこれだけは覚えて帰ってもらいたい。
「トレシーは最高だ。」
iPad + Lightning – SDカードカメラリーダー
…少し興奮してしまった。
最後はちょっと優先順位が落ちるけど、あると嬉しいオプションをひとつ。
それが「iPad + Lightning – SDカードカメラリーダー」だ。
デジタルカメラの良いところは写真を撮ったその場で確認できるところだが、実はカメラの背面液晶では詳細がわからないことも多い。
特に風景写真なんかはディテールがしっかりと解像しているかがわかりにくい。っていうかわからない。
しかし、Retina displayを持つiPadの大きめの画面なら、その場で詳細を確認することができる。
ブレていたらすぐにやり直しができるのだ。
…この辺はMacBookでもいいんだけど、なんか重くて大げさだ。
ちなみにiPhoneでは画面が小さくて微妙だ。
こういう用途にはやはりタブレットが最適だ。
っていうか、もともとぼくがiPadを買ったのはまさにこれをやるためだった。
…今となっては「家の中でネットをダラダラ見るための機材」という役割も担っているが。(むしろその用途が8割…)
なお、iPadへ写真を転送する方法はいくつかあるが、記録メディアがSDカードなら、このLightning – SDカードカメラリーダーをオススメしたい。
正直、有線接続に勝るものはない。
(「Lightning – USB 3カメラアダプタ」という直接カメラと接続できるやつもあるが、対応していないカメラがあるので注意。)
余談だが、富士フイルムのカメラにはWi-Fi接続で画像を転送する「CAMERA REMOTE」というアプリがあるのだが、この出来がとにかく悪い。
転送成功確率が2割程度では使い物にならない。(具体的には「転送できる画像がありません」みたいな警告メッセージが出て転送できなくなる)
画像転送は、やはり直接接続するに限る。
まとめ
以上が、ぼくが撮影するときに持っていくものだ。
普段から撮影を楽しんでいる人には今さら的な話だったかもしれないが、これだけ用意しておけば、撮影時はまず困らないと思う。
「三脚はどうした」とか「ストロボはいるだろ」などのツッコミが聞こえてきそうだけど気にしない。
それは毎回必ず必要なものではないし、重くて持ち歩くの大変だし。
まあ、今後はそういうもの(三脚とかストロボとか)も持ち歩きたいので、ちょっと体を鍛えようと思う。
…仕事とコンテスト写真撮影と両立できるのか心配だが…
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