マクロレンズが欲しい!
…とここしばらく言い続けていたが、このたびとうとう購入したので、簡単にレビューしてみよう。
XF60mmF2.4 R Macro
今回購入したのはXF60mmF2.4 R Macro。
以前富士フイルムスクエアでレンタルして検討したレンズだ。
同じマクロレンズであるXF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroと迷っていたが、
- 大きさ・重さ
- 描写
- 値段
で比較した結果、ちょうどいい大きさ・重さで、描写性能が高く、値段も半額のこのレンズに落ち着いた。
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroが秀でているポイントである
- 手ぶれ補正
- 等倍マクロ
- AF
- 防塵防滴
についてはまあ、基本的にマクロ撮影は三脚を使用するし、等倍が必要かは疑問だったし、マクロで速写が必要なケースはないし、雨の日に撮影しないのでまあいいか、と。
外観(外装〜本体)
一言でいうと「かっこいい」。
XFレンズ初期3モデル(XF35mmF1.4 R、XF18mmF2 R、XF60mmF2.4 R Macro)はいずれも金属フードと統一感のあるデザインで、やはり最初期にして至高のデザインだ。
描写
前回のレンタル時は遠景が多かったので、今回は主にマクロ域の作例を。
前回の記事で紹介した「Foldio3」を活用してみた。
等倍撮影ができない(0.5倍のハーフマクロ)が、やはりそこまで気になることはなかった。
スペックの数字に惑わされてはいけない…。
装着感・機能
Xシリーズのカメラにマッチするレンズ本体の大きさ。
Xシリーズに合わせるなら、やはりXFレンズはこれくらいの大きさを基準にしてほしいと思う。(最近妥協して大型化しすぎ)
付属の金属フードの質感は、やはり他のシリーズにはない魅力だ。
傷が入ったり、塗装が剥げたりするのが楽しみだ。
…と、いいところばかり書いてきたが、悪いところももちろんある。
最大の欠点は、分かってはいたけど、AFの遅さ。
それはもう盛大に迷う。
特にマクロ域で迷う。マクロレンズなのに。
で、MFにするんだけど、これがまたピントが合うまでに回転させる回数が結構多い。
まあ、これは慣れるしかないかな…。
ちなみに、絞りリング等のその他の機能は基本的に他のXFレンズと同じ。
まとめ
そんなわけで、いまさら感(2012年2月発売…)たっぷりの、XF60mmF2.4 R Macroのレビューだった。
数値的なことは詳しくないので割愛するが、このレンズに対する個人的・感覚的な感想は、
- モノとしての質感が高い
- X-Pro2、X-T2にマッチしたサイズ感が最高
- Velviaモードと相性がいい描写
- いいレンズだけど、これ1本で出かけるのは不安なのでXF18-55mmF2.8-4 R LM OISをお供にしたい
といったところだ。
今回、中古の良い出物がなかったので新品で買ってしまったが、発売日から時間が経っているレンズなので、検討している方には程度のいい中古を購入することをお勧めする。
はじめまして!
前々から定期的にこちらのブログを読ませていただいています。
X-T2とX100Fをメインで使用していますが、
使用頻度がめっきり減ったNikon D750の処分が出来ず悩んでいる日々で、
勝手に親近感を持って読んだりしていました笑
ときに、マクロレンズの候補としてTouit 50mmは挙がらなかったのですか??
80mmと違って手頃なサイズの1:1マクロですし。。。
フジノン以外は買わない主義だったりされるのでしょうか。
カスタマーさん、コメントありがとうございます!
D750もいいカメラですよね!なんか所有カメラのラインナップが似ていて、僕も親近感を持ってしまいます。
ニコン・キヤノンは信頼感が抜群なので、とりあえず手元に置いておきたい気もするし、機材を減らした方が効率的な気もして悩みますよね…。
Touit50mmのことはもちろん知っていたんですけど、ツァイスの世界を知ってしまうと戻れなくなりそうで怖いのと、デザインが近未来すぎるということで候補から無理やり外してました。
今思うと、このレンズもたいへん魅力的ですね。等倍撮影できるし、個性的だし…
いつか大きくなったらツァイスオーナーになりたいなぁ…