【建築スナップ】「ANDO」建築を巡る旅 ① 〜表参道ヒルズ〜

ツタ
コンクリート×ツタ

ながいたびが はじまる ..

(ファミコンソフト「元祖最遊記 スーパーモンキー大冒険」より)

安藤忠雄氏が手がけた建築物を巡る

「ANDO」建築に触れる旅

安藤忠雄

建築物が好きな人なら一度は聞いたことがある名前だろう。
かなり有名な建築家だ。

…で、なんと私は最近までこの名前にあまりピンときていなかった。

21_21 DESIGN SIGHTで散々写真を撮っているにも関わらず、「いやーこの建築デザイン、いいなー」程度にしか意識していなかった。
で、後から調べてみたら安藤氏の設計だった、みたいな。

これはあれだ。
「建築物好き」失格だ。

なので、その怠惰な態度を反省して、安藤建築を巡ることにした

安藤忠雄

安藤忠雄とは

いちおう簡単な説明を。

安藤忠雄氏は世界的に有名な日本の建築家である。
大阪出身、1941年生まれ。

今もなお現役の偉大な建築家だ。

特徴

自分が安藤氏の作品を見て感じたのは、以下の特徴。

  • コンクリート打ちっ放しの壁
  • シンプル
  • 直線的
  • 自然光による光のデザイン
  • 大きな四角い窓

まあ、自分が感じただけなので、間違っていたらごめんなさい。

代表的な作品

かなりたくさんの作品があるけど、一部だけ紹介すると以下のとおり。

  • 住吉の長屋(大阪)
  • 表参道ヒルズ(東京)
  • 淡路夢舞台(淡路島)
  • 教会シリーズ(光・水・海・風)
  • 他、多数
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表参道ヒルズを撮影しよう

さて、記念すべき第1回。
今回は、手近なところで東京都渋谷区、表参道にある商業施設「表参道ヒルズ」を訪れた。

表参道ヒルズ

表参道ヒルズについては、だいたい以下のとおり。

  • 東京・表参道にあり、商業施設、住宅施設、及び駐車場からなる複合施設。同地に存在した同潤会青山アパート(渋谷アパート)の再開発プロジェクト(第1種市街地再開発事業)として、2006年に開業した。
  • 地下3階から地上3階は国内外の有名ブランドなどが入居する商業施設であり、4階以上は住居施設となっている。表参道の傾斜にあわせ、床をスロープ状に傾斜させているのが特徴である。本館内部は6層分の吹き抜け構造になっており、そのまわりでは「スパイラルスロープ」と呼ばれる通路がらせん状につながっている。

Wikipediaより引用)

撮影設定

なお、個人的な趣味嗜好により、以下紹介する画像はすべて富士フイルム「X-H1」で撮影した白黒写真である。
設定は以下のとおり。

  • フィルムシミュレーション:ACROS
  • ダイナミックレンジ:DR200
  • グレインエフェクト:OFF
  • ホワイトバランス:晴れ
  • ハイライトトーン:0
  • シャドウトーン:0
  • カラー:なし
  • シャープネス:+2
  • ノイズリダクション:0
  • 点像復元処理:ON
  • 色空間:sRGB

撮影した写真

外観

まずは外観から。

外観
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/7.1, 1/170 sec, ISO500)
表参道ヒルズ外観

表参道のけやきの高さにマッチする高さ(歩道橋から撮影)。

正面
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/7.1, 1/240 sec, ISO500)
ロゴとスタバ

表参道の「参」をモチーフにしたロゴがかっこいい。

駐輪場
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/8, 1/7 sec, ISO500)
駐輪場への通路

安藤忠雄建築の特徴である、コンクリート打ちっ放しの壁材
ここは駐輪場への通路。光のグラデーションがいい。

ツタ
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/1.4, 1/200 sec, ISO500)
コンクリート×ツタ

外壁に絡まるツタ。
コンクリートなのに、不思議と自然との調和が取れていると感じる。

内観

外観はひとしきり撮影したので内部へ。

今回、エントランスにあるインフォメーションで、内部の撮影が可能か確認してOKをもらった
でもそういえばブログへのアップについては聞いてなかった…。

まあいいか(ダメなら連絡ください…)

スロープ構造
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/8, 1/15 sec, ISO500)
スロープ構造

最下層から最上層まで、スロープで繋がる構造(スパイラルスロープっていうらしい)。
なので、中央部分は完全に吹き抜けだ。

階段
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/8, 1/13 sec, ISO500)
中央階段

中央の巨大な吹き抜けには長い階段がある。
確かクリスマスにはこの辺にツリーが置いてあったような気がする。

天井
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/8, 1/15 sec, ISO500)
三角形の内部構造

三角形をベースにしたデザイン。
こういう幾何学的な構造も安藤忠雄建築の特徴(だと思っている)。

階段から
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/8, 1/9 sec, ISO500)
階段から建物内部を望む

階段の入口付近から見た内部全景。
エスカレータのクロスした感じがなんかいい(語彙力)。

壁の数字
FUJIFILM X-H1 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/1.4, 1/350 sec, ISO500)
壁に表示されたアルファベットと数字

いたるところにある、このアルファベットと数字の表示はなんだろう。
階層と位置を示すものだろうか(かっこいい)。

3階から
FUJIFILM X-H1 (XF16-55mmF2.8 R LM WR, 16mm, f/8, 1/6 sec, ISO500)
3階からの景色

上からの景色もなかなかいい。
ちなみに、スロープの端やエスカレータ付近での撮影は禁止されているのでご注意を(ガラス壁に表示があるよ)。

考察

さて、今回この「表参道ヒルズ」を撮影してみて、この建築物について感じたことは以下のとおりだ。

  • コンクリート打ちっ放しの壁はやっぱりかっこいい。クールだ。
  • かなり直線を多用したデザインだ。曲線部分を探すのが大変なくらい徹底的に。
  • 使いやすさやホスピタリティが犠牲になっていない。デザインと機能性の調和が取れている。
  • 中央の吹き抜けが、ほとんど日が入らない建物内部を開放的な空間にしている。これはすごい。
  • 地味にエスカレータがかっこいい

つまり、かっこいい

機材について

この日の機材は以下。

  • X-H1
  • XF23mmF1.4 R
  • XF16-55mmF2.8 R LM WR

…そう、実は前回予告していた「機材整理シリーズ第2弾、XF23mmF1.4 R編」を兼ねていたのだ。

第1弾はこちら↓

雨と葉

とはいえ、この比較結果についてはまた別の記事で書くことにしよう。

果たして、XF23mmF1.4 Rは整理されてしまうのか…?

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まとめ

というわけで、安藤忠雄建築を巡る旅、第1弾だった。
そんなことはいいから機材整理しろ」という声が聞こえてくる気がするが、きっと気のせいだろう。

東京にはたくさんの安藤忠雄建築があるので、とりあえずはその辺りを巡ってみようと思う。

次回は…どこにしようかなー