「ズームレンズと焦点距離が被る単焦点レンズは必要?」
そんな疑問から、両者を比較することにした。
一見レンズレビュー。
実は機材整理の準備記事だ。
ズームレンズがあれば、単焦点レンズは手放してもいい?
…機材が減らない、自分への比較レビューだ。
比較方法
ズームレンズと単焦点レンズの違いとは何か。
焦点距離が違う。
画質が違う。
F値が違う。
…そんなことは分かっている。
レンズが違えば描写が違うのは当たり前だ。
今回の比較はそういうスペック的な違いを論じたいわけではない。
ズームレンズであること、単焦点レンズであることによる「撮影する写真そのものの出来」の違いについて比較したいと思っている。
ので、比較だからといって同じ焦点距離で撮り比べているわけではないのでご注意を。
同じような環境、シチュエーションで撮影した時に、撮影された写真が優れているのはどっちか。
もっと言ってしまうと自分にとってどちらの写真の雰囲気が好みか。
どちらの撮り方が自分に合っているか。
そして、作品として優れている(と、自分が思う)のはどちらか。
今後比較していく機材は以下のとおり。
ベンチマーク
XF16-55mmF2.8 R LM WR。
みんな大好き「だいさんげんひょうじゅんずーむれんず」だ。
大きい、重い、写りがいい。そんなレンズ。
比較対象
現在所有している単焦点レンズは以下の4本。
- XF18mmF2 R
- XF23mmF1.4 R
- XF35mmF1.4 R
- XF60mmF2.4 R Macro
この中から、今回はXF18mmF2 Rをピックアップする。
小さい、軽い、写りは普通。そんな評判のレンズだ。
ルール
撮りたいものを撮る
とにかく「撮りたいもの」を撮る。そのレンズで何が撮りたいのかを感じる。
同じ設定で撮影する
自分が一番撮りたい設定で撮影する。
つまり、ACROSで撮影する。そしてISOを500で固定。
同じカメラで撮影する
機材整理の結果、手元に残るレンズ交換式カメラは1台(の予定)。
同じカメラで、違うレンズにした時の影響を確認する必要がある。
今回は残すカメラの筆頭候補である「X-H1」を使用する(とか言っておいて、後半にX-Pro2が登場する)。
XF16-55mmF2.8 R LM WR
渋谷
表参道
XF18mmF2 R
立川(雨・X-Pro2)
まとめ
両レンズを使ってみて
XF16-55mmF2.8 R LM WRでのスナップ撮影時、なぜか切り取りたい衝動に駆られたので、望遠して撮影した写真ばかりになってしまった。
とはいえ、そんな衝動にも即座に答えられるのはさすが標準ズームレンズ。
これは単焦点レンズにはできない芸当だ。
一方、XF18mmF2 Rでの撮影は、後述する腕への負担が少ないこと、レンズが大げさじゃないのでカメラを向ける心理的ハードルが低くなることが特徴。
撮影する写真は(自分の場合は)パースを効かせたものが多くなる印象だ。
あと、このレンズは防塵防滴ではないので雨にはあまり強くないんだけど、傘をさしながら撮影しても負担が少ないので、むしろ防塵防滴のXF16-55mmF2.8 R LM WRよりも雨の日に持ち出しやすい気がする。
前にも言ったかもしれないが、カメラやレンズが防塵防滴でも、自分自身が防塵でも防滴でもないので、街中ではあまり意味がない気がしている。
その他
今回はストラップを使用せず、右手にずっと持って歩く、という運用にした。
というか、人気ファッションフォトグラファーのAdam Katz Sindingのマネをしてみた(彼はリストストラップをしているけど)。
結果、右腕がパンパンになった。
…きっと筋トレが足りないんだろう。
リストカールしないと。
それにしても、XF16-55mmF2.8 R LM WRは重い。
そしてXF18mmF2 R軽い。
そういう正直な感想もある。
結局、どうする?
両方必要か、と言われると…
「両方は要らない」
と思う。
では、どちらを残すのか、と問われると…
!?
なんかXF18mmF2 R 、いい。
次回
次回、XF23mmF1.4 R!!
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