ここ最近、写真・カメラに関する記事を書いていなかった(AirPods、椅子、カバン…)。
写真を撮影していなかったわけではなくて、この間もいろいろなところ(都内だけど)に行って写真を撮っていたんだけど、特に書くこともないかなーと記事にしていなかったのだ。
特に需要はないかもしれないけど、11月に撮っていたストリートスナップの機材レビューと、撮影した写真を掲載してみる。
丸の内・池袋 × XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
11月某日、とある用事で池袋に行くことに。
普段あまり行くことがない街だったので、ついでに撮影を楽しもうとカメラを持ち込んだ。
せっかくなので丸の内の「FUJIFILM Imaging Plaza 東京」に寄って、レンズも借りてきた。
前にも一度借りた「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」。
純正で唯一の等倍マクロレンズだ。
使用カメラ:X-H1
マイメインカメラ。
既に1世代前となってしまった「X-TRANS CMOS Ⅲ(センサー)」と「X-Processer Pro(画像処理エンジン)」世代の最上位機種(のはず)。
X-T2よりも一回り大きなボディにボディ内手ブレ補正機構を内蔵。
ボディ上面のサブディスプレイや握りやすいグリップ、堅牢なボディ等、プロの仕事道具としても通用する(はずの)完成度の高いカメラだ。
趣味製の高い「X-Pro3」を発売した最近の富士フイルムからはそこはかとなく「無かったこと」扱いされているという、不遇のモデルでもある。
使用レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
富士フイルム純正のXFレンズ唯一の等倍マクロレンズ(社外ではZEISS Touit 2.8/50M. が等倍マクロ)。
皆の期待を一身に背負って発売したはずだが、「デカすぎる/重すぎる/高すぎる」の三重苦で正直持っている人をあまり見たことがない。
…それにしても、なぜこんな大きさになってしまったのか。
本当にデカい。
常軌を逸したデカさ。
でも画質はとてもいいらしい(これで画質が悪かったら逆に意味不明だが)。
今回は「どうしても等倍マクロレンズが欲しい病」が再発したので、「デカイ重い高いを許容できるか」を実験するために再レンタルした。
写真
ここからはX-H1 × XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroの組み合わせで撮影したストリートスナップ作例を掲載していく。
…とは言えここは趣味全開の個人ブログなので、モノクロ写真の作例オンリーとなっている。
申し訳ない。
ちなみにカメラの設定は以下の2種類を使い分けた。
作例に特にどっちの設定か、みたいなことは書いてないけど、なんかやたらとコントラストが付いているやつが2番。
フィルムシミュレーション:ACROS
ダイナミックレンジ:DR100
ホワイトバランス:晴れ
ハイライトトーン:+4
シャドウトーン:+4
カラー:なし
シャープネス:-2
ノイズリダクション:0
ちなみに名前はわかりやすいように付けてるだけ。
なお、モノクロ撮影するときは画像の黒濃度を上げるためにアンダー気味(だいたい−1くらい)に撮影している。
まずは定番の撮影スポット「東京国際フォーラム」。
この日は何かよくわからない出店が出ていた。
「影」にフォーカスして撮影してみた。
あと、XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroでどのくらい立体感が出るかの実験に奥行きのある写真を撮ってみた。
結果としては、概ね満足いくものが撮れた。
もう思い残すことはない。
…ここで池袋に移動。
ここでは「質感」と「パターン」に注目してみた。
金属やコンクリートの質感描写は見事だ。
レンズがいいのか、ACROSが素晴らしいのか。
また、ボケ感もいい。
女性の像の写真、もはや背景がなんだかわからんくらいボケてる。
パターンの撮影では、直線を直線として撮影できるレンズだなぁ、と感じた。
超広角レンズじゃないんだから当たり前だろうか。
…まあ、なかなかにシャープな絵が撮れて満足だ。
カレーは飲み物。はおまけ。
まとめ
X-H1について
今回は「デカい重い高い」XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroに耐えられるカメラボディとして持って行ったが、やはり安定感は抜群だった。
X-Pro2ではなかなかに苦労していただろう(そしてビジュアル的にも不自然だっただろう)。
選択に困ったらこのボディを持っていけばなんとかなる。
安定感・信頼感は抜群な、万能型のカメラだと思う。
万能さ故に、ラインナップ上では逆に煙たがられてるのかもしれない、と邪推している…。
(X-H2を発売してしまうとX-T3とX-Pro3が売れなくなる?)
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macroについて
等倍マクロが欲しいからレンタルしたのに、マクロ撮影を一切しないで返すという離れ業を成し遂げた。
何をやっているのか。
…っていうか、街撮り用途としてはやっぱりデカすぎる。
今回のストリートスナップは不審者の疑いを掛けられないよう細心の注意を払って撮影した。
つまり、それくらい異様な外見になる、というわけだ。
XF90mmF2 R LM WRも同じく長めの鏡筒ではあるのだが、太さ・長さは更に拡大し、レベルの違う存在感になる。
それと重い。
カバンがずっしりと重たくなった。
このレンズは「家でじっくり、三脚に据えてマクロ撮影…」という用途がやはり一番合っていると思う。
その用途のレンズに10万円かけられるか。
あとは価値観(と使用頻度)の問題かもしれない…。
余談
実はここ数日、X-Pro3発表に端を発した「富士フイルムへの不信感」がMAX値を振り切ったため、マウント変更を再検討していた。
…で、結論から言えば「再保留」となったわけだが、以下に簡単に経過を書いておこう。
そのうち記事にしてもいいかもしれないなぁ…
- 富士フイルムの公式サイトで連載されていたX-Pro3に関する記事「X-Pro3 Stories #4 踏み絵」を読んで激昂する
- カメラバッグの記事を書く。結局いいカメラバッグがない。
- それならいっそ、機材を小さくしたい!欲が爆発
- RX1RⅡって実は最高なんじゃいか(錯乱)
- いやそれよりもソニーα7シリーズがいいんじゃないか
- 美容室に行く
- 美容師Aさん(自由が丘)にα7シリーズの購入について相談したら、なぜかライカM10が出てくる(洗脳)
- マップカメラの地下1階に直行
- ライカMモノクローム80万円(ボディのみ・中古美品)
- 家に帰る
- 酒をたくさん飲む
- 一夜明けて、遠い目で「やっぱり富士フイルムでいいか…」 ←今ココ
ダイナミックレンジ:DR200
ホワイトバランス:晴れ
ハイライトトーン:0
シャドウトーン:0
カラー:なし
シャープネス:+2
ノイズリダクション:0