雪の地方都市を撮る – RICOH GR Ⅲ –

仕事が納まりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

前回記事では、α7R Ⅲで冬の無人駅を撮影した。

今回はコンパクトカメラ「RICOH GR Ⅲ」を使って、北見駅のアーケード街をスナップ撮影した写真をご紹介したい。

カメラが違えば、写真も変わる。

RICOH GR Ⅲ

スナップシューターの代名詞である「RICOH GRシリーズ」。

機動力を重視した目立たずコンパクトな筐体は「道具」に徹することを極めた結果である。

操作性もとにかく「速い」ことが意識されており、ズームのない単焦点、右手だけで完結するオペレーション設計など、とにかく「速い」。そして現場で使いやすい。

久しぶりに使ったが、改めて「携帯して撮る」ことだけに特化した、ストイックなカメラだと思う。

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北見駅、駅前アーケード街。

北見市は中心であるはずの「JR北見駅」周辺があまり栄えていない。

北海道の札幌市以外の地方都市では、駅前よりも大きな国道沿いに大型のチェーン店が立ち並ぶ構造になっているところが多い。

これは車社会である北海道を象徴する構造だ。

車を持っていることが前提のまちづくりとなっているため、札幌市以外で雪が冬に車がない場合、かなり暮らしにくい。

01RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)

 

まあそれはそれとして、今日も車で北見駅前へ向かう。
そして、いつもの駅前にある駐車場で車を降りる。

カメラをポケットに入れたら、撮影開始だ。(ついでにアーケード街にあるプラモ屋にも寄ろう)

01RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/400 sec, ISO100)

 

北見駅前もすでに雪景色。

このときは気温はまだマイナス1度くらいなので、道東的には余裕だった(寒い)。
今後はマイナス15度とか当たり前のように下がるらしい。

とても不安だ。

撮影時は、手袋必須。

03RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO200)

 

04RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/1250 sec, ISO200)

 

05RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/2.8, 1/400 sec, ISO100)

 

GR Ⅲでのストリートフォトは、とにかく本能のままに、平行・水平は無視してシャッターを切るように心がけている。

人に気づかれないように振り向きざまに。

いつもより少し攻撃的に人に近づいて。

とにかく気になったら撮る。

GR Ⅲなら、それができる。

 

ところで、「アーケード街」は雪を避けて買い物ができるという人の叡智が生み出ししものなのだが、室蘭でも北見でも、そして札幌でさえ、そろそろ歴史の遺物になりそうな雰囲気だ。

シャッター街の代名詞みたいになってきている。
私としては、「昭和」を感じられる雰囲気は落ち着くのだが。

…歳とったなぁ…。

 

06RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/4, 1/1000 sec, ISO100)

 

07RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/4, 1/320 sec, ISO200)

 

プラモ屋での用事が済んだ(欲しいプラモはなかった)のでもう少し歩く。HGダリルバルデ、HGUCスタークジェガンは売り切れだぜ。やったぜ。

08RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/4, 1/1250 sec, ISO100)

 

09RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/4, 1/200 sec, ISO200)

 

09RICOH IMAGING COMPANY, LTD. RICOH GR III (GR LENS, 18.3mm, f/4, 1/640 sec, ISO100)

 

まとめ

GR Ⅲ

GR Ⅲはストリートフォトに最適なカメラだ、ということを再認識した。

実は途中までα7R Ⅲで行こうと思っていたんだけど、まあ悪目立ちした。
特に年配の方が多いアーケード街付近では奇異な目で見られた。

GR Ⅲにカメラを換えてからは、とにかくスマートに、人目を避けてシャッターを切れた。
このカメラはシャッター音もほぼゼロ、ブラックの筐体は存在感もない。

隠し撮りとまではいかないが、人に悟られることなく写真が撮れるのは本当に気が楽になる。

 

やっぱりこのカメラとX100Fは手放せないぜ。

 

そういえばGR Ⅲx…もうすぐ値上がりするらしいね。

いや特に深い意味はないけど。

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今年の総括

今年の反省点は「撮影機会の減少」に尽きる。

写真を趣味にするものとして、この機会損失は痛い。猛反省が必要だ。

もっと色々な場所へ。いろいろな撮影手法で。

来年はもっと写真を撮ろう!!

 

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2件のコメント

YMさんこんにちは。以前に道東の情景のモノクロ写真をリクエストした者です。ありがとうございます! この時期は雪,雪また雪なんですね。僕はカラスの写真が特に印象的でした。

別記事では撮影機材を色々と検討されたご様子も伺えました。ご自身にベストな機材探しの旅も楽しみながらお続け下さい。僕は普段はGXR Mount A12なのですがX-E2の中古を購入してみました(YMさんの影響です!)。お小遣いが少ないので(^-^; TTArtisan 2/25 Xをマウントしてモノクロ写真に挑戦しています(こちらもYMさんの影響です!)。

まだまだ寒い日が続きますがお身体にお気をつけて!

コメントありがとうございます!

道東の情景、ちゃんとお届けできているかわかりませんが、喜んでいただけてよかったです!

GXRが現役なのは本当にすごい…これからも末永く大事になさってください!

富士フイルムX-E2はX-Pro2、X100Fよりも前の世代のカメラですよね。また渋いところを…いいですね!レンズも渋いです!

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