私のモノクロ写真歴と、これからの展望

 

モノクロ写真と、自分の写真歴を淡々と書いただけの記事だよ

あと、ちょっと機材の方向性に関するお知らせも。

 

モノクロ写真と私

私のモノクロ写真の起源

モノクロ写真を撮り始めたのはいつだったか。

Lightroomに記録された写真を振り返ってみると、2015年の後半あたりから急に興味が湧き始めていたようだ。
その頃何があったのか。
おそらく2つ。

  • 「2回目の京都撮影旅行の失敗」による、富士フイルムXシリーズへの興味
  • ドキュメンタリー映画「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」の影響で街を白黒で撮りたくなった

特に2つ目の理由から、写真を芸術として捉えて、ただの記録や記念ではない何かとして残したくなった。

そしてそのための手段が「モノクロで撮影すること」
…我ながら、なんとも安直である。

RX
FUJIFILM X-T10 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 55mm, f/4, 1/60 sec, ISO800)
仮面ライダーブラックRX

実際、当時撮影していたのは、何の工夫もない、「ただカラー写真をモノクロにしただけの写真」だったわけだけど(上の写真もフィギュアを白黒で撮ってるだけ)、そうやって色々と白黒で撮影しているうちに「日常が非日常ワールドになる」モノクロ写真というものに惹かれていった。

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印象的なモノクロ写真を撮りたい

そうやってモノクロ写真6〜7割くらいで撮影を続けていくと、「もっといいモノクロ写真を撮りたい」という欲求が湧いてくる(湧いてこない方が問題かもしれないが)。
そして2016年4月、とうとうあのカメラを手にする。

X-Pro2
FUJIFILM X-T2 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS, 39mm, f/4, 1/5 sec, ISO200)
かっこいいカメラ

X-Pro2。

フィルムシミュレーション「ACROS」を搭載する、やたらかっこいい富士フイルムXシリーズのカメラだ。

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そしてこの機に乗じてモノクロ撮影のノウハウ本「デジタルモノクロ撮影完全マスター」を手にした。

コントラスト、濃度、質感描写など、モノクロ撮影に大事な要素はこの本で学んだ。

こんなこんなでこの辺から、本格的にモノクロ撮影をカラー撮影とは別のものとして認識して撮影するようになる。

モエレ沼公園
FUJIFILM X100F (FUJINON 23mmF2, 23mm, f/11, 1/680 sec, ISO400)
ガラスのピラミッド(モエレ沼公園)

光と影を意識するようになった。

ビル
FUJIFILM X-Pro2 (XF23mmF1.4 R, 23mm, f/8, 1/480 sec, ISO200)
新宿のビル

形が面白いものを撮影するようになった。

最高のモノクロームを撮りたい!

丸の内のベンチ
FUJIFILM X-H1 (XF90mmF2 R LM WR, 90mm, f/2, 1/120 sec, ISO500)
丸の内のベンチ

東京に住所を移したことにより、モノクロ撮影の頻度はさらに上がる。
さらにX100FX-H1など、Xシリーズのカメラでラインナップを形成したことで、どんどんモノクロ寄り(ACROS寄り)の撮影スタイルになっていった。
(一時期、ダカフェ日記ブーム再到来で、「EOS 5D Mark Ⅲ×カラー写真」にはまったりもしたけど)

鎌倉
NIKON D810 (AI Nikkor 50mm f/1.2S, 50mm, f/1.2, 1/640 sec, ISO64)
鎌倉の大仏(これはD810×オールドレンズ)

とはいえ、モノクロ撮影が好きだからと言って、いいモノクロ写真が撮れるわけではない。

そんなに世の中甘くない。

立ち止まっては試行錯誤する、そして少しずつ改善していく、の繰り返し。

池袋
FUJIFILM X-H1 (XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro, 80mm, f/11, 1/75 sec, ISO1600)
池袋ウエストゲートパークのステージ

最近は街中の面白いパターンや模様にスポットを当てて、「モノクロ×パターン」を主軸に写真を撮っている。
好評かどうかはともかく、個人的には楽しく撮影できている。

そうやって少しずつ前進しているつもりでやってきた。

ただ、XシリーズのACROSを使うことについては少し落とし穴があった
ACROSのモノクロームとしての品質が非常に高いことで、それを「完成されたモノクローム」だと認識してしまい、自分で試行錯誤することを放棄してしまっていたのだ。
そうなるともう、モノクローム編集技術は上がらない。

X-H1
FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/16, 1/6 sec, ISO200)
X-H1物撮り

その辺がだいぶモヤモヤしていた。

そして富士フイルムの例の件(PV)を境に、事態はさらにエスカレートしていく…。

富士フイルム依存からの脱却

ギンザシックス
FUJIFILM X-Pro2 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/2.4, 1/200 sec, ISO500)
GINZA SIXへの道。

「Xシリーズにカメラを限定するのは危険だ。」
例の件で、一時期撮影モチベーションをごっそり持っていかれた経験から、本能が察知した。

別のメーカーのカメラも持っておくべきだ、そうだ、そうに違いない。

じゃあ、どのカメラがいいか。

そうだ、あのメーカーにしよう


失敗(なんか違う…)

モノクロ以外は撮りたくない(洗脳)

そもそも「モノクロで撮影するか、カラーで撮影するか。」
そんな選択肢いらないんじゃないか。

最高のモノクロ写真が撮りたいと思っている人間が、カラー撮影がメインで、モノクロ写真「も」撮れるカメラを持っていて何か意味があるのか。

そうだ、カラーフィルターなど不要…!(洗脳)
モノクロで撮影したいのに、わざわざ情報をカラーで記録して、現像でモノクロに変換する…という工程は無駄なんじゃないか?

ほら、モノクロ撮影に特化したカメラがあったじゃないか。

確か名前は…

あ、そうだ今日は美容室へ行く日だった。


以下略

「モノクロの真髄」に触れよ(宗教)

標識
FUJIFILM X100F (FUJINON 23mmF2, 23mm, f/2, 1/320 sec, ISO200)
壊れた

「モノクロ専用カメラでモノクロ写真の真髄に触れよ」

「色など不要。モノクロ写真に専念せよ」

 

 

👓「ライカはいいぞ」

まとめ

スタバ
Leica Camera AG LEICA M MONOCHROM (Typ 246) (Elmarit-M 1:2.8/28 ASPH., 28mm, f/9.5, 1/180 sec, ISO320)
KITTE裏のスタバ、乱反射。
mm
FUJIFILM X-H1 (XF60mmF2.4 R Macro, 60mm, f/4, 2 sec, ISO200)
…。

詳しくは次回以降に。

おまけ

犠牲になったカメラたちへ。

嫌いになったわけじゃないんや…

でももう、新製品に一喜一憂するのは疲れてしまったんや…

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4件のコメント

モノクロへの飽くなき邁進、素晴らしいです。

個人的にはカラー派なので、帳尻を合わせる意味で偶にモノクロを撮りますね。
昨今のインスタ、いや若者のビビッドさも30を越えると眩しい限り。

ライカ沼には…勇気がいりますね。

コメントありがとうございます!

僕の場合はカラー写真で印象的なものがどうしても撮れないと感じていて、モノクロ写真に傾倒していった…という感じです。邁進、と言われてしまうとなかなか心苦しいですね…笑

ビビッドな色使いも、淡い色使いも一長一短で、使い分けが大事なのかもしれませんね。

写真は難しいです…

あらぁ、、、ついに行っちゃいましたかぁ、、、ライカへ。
ライカのレンズ沼は、、、フジより深そうですよ、、、

モノクロ作品楽しみにしております。

ついに行っちゃいました…
やばいです、死にます

でも、カメラもレンズも高すぎるので、少し冷静に機材を厳選できるかな…?
(調べていくうちに結構安いレンズもあって、ヤバさを感じ始めていますが)

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