モノクロ写真と、自分の写真歴を淡々と書いただけの記事だよ
あと、ちょっと機材の方向性に関するお知らせも。
モノクロ写真と私
私のモノクロ写真の起源
モノクロ写真を撮り始めたのはいつだったか。
Lightroomに記録された写真を振り返ってみると、2015年の後半あたりから急に興味が湧き始めていたようだ。
その頃何があったのか。
おそらく2つ。
- 「2回目の京都撮影旅行の失敗」による、富士フイルムXシリーズへの興味
- ドキュメンタリー映画「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」の影響で街を白黒で撮りたくなった
特に2つ目の理由から、写真を芸術として捉えて、ただの記録や記念ではない何かとして残したくなった。
そしてそのための手段が「モノクロで撮影すること」。
…我ながら、なんとも安直である。
実際、当時撮影していたのは、何の工夫もない、「ただカラー写真をモノクロにしただけの写真」だったわけだけど(上の写真もフィギュアを白黒で撮ってるだけ)、そうやって色々と白黒で撮影しているうちに「日常が非日常ワールドになる」モノクロ写真というものに惹かれていった。
印象的なモノクロ写真を撮りたい
そうやってモノクロ写真6〜7割くらいで撮影を続けていくと、「もっといいモノクロ写真を撮りたい」という欲求が湧いてくる(湧いてこない方が問題かもしれないが)。
そして2016年4月、とうとうあのカメラを手にする。
X-Pro2。
フィルムシミュレーション「ACROS」を搭載する、やたらかっこいい富士フイルムXシリーズのカメラだ。
そしてこの機に乗じてモノクロ撮影のノウハウ本「デジタルモノクロ撮影完全マスター」を手にした。
コントラスト、濃度、質感描写など、モノクロ撮影に大事な要素はこの本で学んだ。
こんなこんなでこの辺から、本格的にモノクロ撮影をカラー撮影とは別のものとして認識して撮影するようになる。
光と影を意識するようになった。
形が面白いものを撮影するようになった。
最高のモノクロームを撮りたい!
東京に住所を移したことにより、モノクロ撮影の頻度はさらに上がる。
さらにX100F、X-H1など、Xシリーズのカメラでラインナップを形成したことで、どんどんモノクロ寄り(ACROS寄り)の撮影スタイルになっていった。
(一時期、ダカフェ日記ブーム再到来で、「EOS 5D Mark Ⅲ×カラー写真」にはまったりもしたけど)
とはいえ、モノクロ撮影が好きだからと言って、いいモノクロ写真が撮れるわけではない。
そんなに世の中甘くない。
立ち止まっては試行錯誤する、そして少しずつ改善していく、の繰り返し。
最近は街中の面白いパターンや模様にスポットを当てて、「モノクロ×パターン」を主軸に写真を撮っている。
好評かどうかはともかく、個人的には楽しく撮影できている。
そうやって少しずつ前進しているつもりでやってきた。
ただ、XシリーズのACROSを使うことについては少し落とし穴があった。
ACROSのモノクロームとしての品質が非常に高いことで、それを「完成されたモノクローム」だと認識してしまい、自分で試行錯誤することを放棄してしまっていたのだ。
そうなるともう、モノクローム編集技術は上がらない。
その辺がだいぶモヤモヤしていた。
そして富士フイルムの例の件(PV)を境に、事態はさらにエスカレートしていく…。
富士フイルム依存からの脱却
「Xシリーズにカメラを限定するのは危険だ。」
例の件で、一時期撮影モチベーションをごっそり持っていかれた経験から、本能が察知した。
別のメーカーのカメラも持っておくべきだ、そうだ、そうに違いない。
じゃあ、どのカメラがいいか。
そうだ、あのメーカーにしよう
↓
失敗(なんか違う…)
モノクロ以外は撮りたくない(洗脳)
そもそも「モノクロで撮影するか、カラーで撮影するか。」
そんな選択肢いらないんじゃないか。
最高のモノクロ写真が撮りたいと思っている人間が、カラー撮影がメインで、モノクロ写真「も」撮れるカメラを持っていて何か意味があるのか。
そうだ、カラーフィルターなど不要…!(洗脳)
モノクロで撮影したいのに、わざわざ情報をカラーで記録して、現像でモノクロに変換する…という工程は無駄なんじゃないか?
ほら、モノクロ撮影に特化したカメラがあったじゃないか。
確か名前は…
あ、そうだ今日は美容室へ行く日だった。
↓
以下略
「モノクロの真髄」に触れよ(宗教)
「モノクロ専用カメラでモノクロ写真の真髄に触れよ」
「色など不要。モノクロ写真に専念せよ」
👓「ライカはいいぞ」
まとめ
詳しくは次回以降に。
おまけ
犠牲になったカメラたちへ。
嫌いになったわけじゃないんや…
でももう、新製品に一喜一憂するのは疲れてしまったんや…
モノクロへの飽くなき邁進、素晴らしいです。
個人的にはカラー派なので、帳尻を合わせる意味で偶にモノクロを撮りますね。
昨今のインスタ、いや若者のビビッドさも30を越えると眩しい限り。
ライカ沼には…勇気がいりますね。
コメントありがとうございます!
僕の場合はカラー写真で印象的なものがどうしても撮れないと感じていて、モノクロ写真に傾倒していった…という感じです。邁進、と言われてしまうとなかなか心苦しいですね…笑
ビビッドな色使いも、淡い色使いも一長一短で、使い分けが大事なのかもしれませんね。
写真は難しいです…
あらぁ、、、ついに行っちゃいましたかぁ、、、ライカへ。
ライカのレンズ沼は、、、フジより深そうですよ、、、
モノクロ作品楽しみにしております。
ついに行っちゃいました…
やばいです、死にます
でも、カメラもレンズも高すぎるので、少し冷静に機材を厳選できるかな…?
(調べていくうちに結構安いレンズもあって、ヤバさを感じ始めていますが)