![風車](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P5203702-2-675x506.jpg)
ラフモノクローム、風車。
さて、ネタがなくなってきたとき恒例、過去ログ写真館だ。
今回は、ぼくの人生初のレンズ交換式カメラにフォーカスしてみよう。
ちょっとタイムスリップ。
※以下は約7年前の話なのでご注意を。
室蘭時代
![白鳥大橋](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/PB032163-675x380.jpg)
室蘭名物、白鳥大橋。
さて、約7年前の2011年、ぼくは北海道室蘭市に住んでいた。
その前まで3年以上住んでいた函館市に別れを告げ、よくわからん地方都市へ。
ロッテリアがないという事実に
正直少し凹んだ。
そしてそんな最中、プライベートでもちょっと残念なことがあった頃、人生発のレンズ交換式カメラを購入した。
OLYMPUS PEN E-P3
![E-P3](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/R0010409-675x506.jpg)
シルバーを買った。
OLYMPUS PEN E-P3。
これがぼくが初めて買ったレンズ交換式カメラだ。
ちなみに知らない人向けに説明すると、OLYMPUSのPENシリーズは「ミラーレスカメラの未来を切り開いた画期的なカメラ」。
万人向けするわかりやすい「おしゃれな」外観でヒットしたレンズ交換式カメラシリーズ。
E-P3は初代E-P1、E-P2と続くメインシリーズの第3弾。
PEN Liteシリーズ(E-PLシリーズ)も含めて、当時のPENシリーズの集大成的なカメラだった。
公式サイトはこちら
導入
ちなみにこのカメラを買った2011年7月当時、ぼくはGR DIGITAL ⅡとⅢを歴代で使用しており、写真撮影にだんだん慣れてきていた時期だった。
で、「35mm判換算28mmの焦点固定カメラしか持っていないのはニッチだ」ということに初めて気がついた時期でもある。
写真趣味のメインストリームである「レンズ交換式カメラ」の購入は、その後の写真(趣味)人生にとって必要不可欠だったのだ。
ちなみにこの時、購入候補に挙がっていた他のカメラは
- ニコンD7100(キムタク)
- キヤノン60D(趣味なら本気で)
- ペンタックスK-5
- E-P3
といったところだ。
これらの強豪候補の中、最終的にE-P3を購入する決め手となったのは、当時(今も)CMで見た
宮崎あおい
だった。
具体的には宮崎あおいみたいに、かっこよく写真を撮影したくて買った。
…まあ、なれなかったわけが。
E-P3のよかったところ
- 一眼レフと比べ、外観がカッコいい
- 本体も交換レンズもコンパクト
- グリップ換装ができる
- アートフィルター
E-P3の悪かったところ
- GR DIGITALにはっきりと劣るUI
- ファインダー外付け(しかも高い)
- フルサイズにはっきりと劣る画質
![外付けファインダー](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/R0010705-675x506.jpg)
外付けファインダーでかい。
所有していたレンズ
- M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
- M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
![レンズ](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P4153501-675x380.jpg)
単焦点3兄弟。
こうして振り返ってみると、ニコン時代・富士フイルム時代と比べてかなりシンプル。
っていうか、経済観念がまだバカになっていない。(M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0を買うときに、吐くほど悩んだのを思い出した。)
写真
![ピングー](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/PA091803-675x506.jpg)
ピングー
PENで撮る写真は「(マイクロ)フォーサーズ」の名の通り、基本は4:3のアスペクト比である。
フルサイズやAPS-Cで標準になっている3:2と違っていて、今見るとなかなか新鮮だ。
![海](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P8130896-675x506.jpg)
ラフモノクローム+アートフレーム効果
![工場](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P7310034-675x506.jpg)
ドラマチックトーン
このカメラを買った当時、カメラ内エフェクト機能「アートフィルター」で遊ぶのがマイブームだった。特に「ラフモノクローム」と「ドラマチックトーン」を多用していた記憶がある。
![コマ](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P6243911-675x506.jpg)
姪のコマ。
![足](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P6243912-675x506.jpg)
姪の足。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8という中望遠レンズを買ったことで、その後マウントを変えても、必ず単焦点レンズを買うようになった。
あの値段(2万円代)で、ここまでインパクトのあるボケた写真が撮れるのは驚異的だった。
E-P3の最期
![E-M5](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P3103227-675x506.jpg)
こいつがもっと完成されていれば、今頃は…
購入後1年間、RICOH GR DIGITAL Ⅲ、ニコンF3と共にメインカメラとして愛用していた。
しかしこの時、「某価格掲示板」中毒だったぼくは、日課のようにそのサイトのカメラ板を覗いていたこともあり、「センサーサイズ至上主義」という病に感染していた。
それが原因でマイクロフォーサーズのセンサーサイズの小ささに不満を感じ始めていたぼくは、ある日ニコンD600の存在を知ってしまう。
頑張ればなんとか手が出そうな値段。
申し分無い性能。
フルサイズセンサー。
魅力的なFマウントレンズ群。
何よりも、新しいカメラを手に入れるという物欲。
当時発売したばかりのOLYMPUS OM-D E-M5がぼくの中では不発(ボタンのクオリティが低い)だったことも手伝って、新しいカメラ、新しいレンズマウントに、日に日に思いが募っていった。
(オリンパスのイベントにまで足を運んだのだが…)
結局フルサイズと一眼レフという新しいおもちゃの魅力に負けたぼくは2012年10月、D600購入と同時にあっさりとE-P3を下取りしてしまった。
…そして、ニコンに鞍替えしたぼくは、「レンズ沼」の恐ろしさを知ることになる…
まとめ
![道](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P4153485-2-506x675.jpg)
ドラマチック、道。
久しぶりに当時の写真を眺めてみて思ったこと。
それは「あの頃写真にかけていた情熱は、今とはまた種類の違うものだった」ということ。
カメラを操作するのが好き、携帯よりもいい写りに感動する、絞り開放で背景をボカせる…そういう「カメラ機材がくれるもの」にとにかく感動していたんだなあ、と。
それが悪いと言っているわけじゃない。
むしろ今もそういう「機材がくれる感動」は、ぼくの写真という趣味の継続や、ブログ更新の大きな原動力になっている。
でも今は一歩進んで「その機材を使って何を撮れるのか、撮りたいのか」「自分の写真とは何か」について考える段階に移行してきている。
それは試行錯誤や考察など、少し辛くて面倒なことを伴ったりするけど、次へ行くために必要な段階だし、何よりただ写真を撮るだけよりも楽しくてやりがいがあることだ。
なお、今のところ目標としているのは
- 写真コンテストで賞を取る
- ナショジオのDaily Dosenに掲載される
- 作品を販売できるようになる
なので、まずはそこを目指して頑張ろう。(…とりあえず、なんでもいいからコンテストに応募してみよう。)
あともうひとつ。
久しぶりに北海道の道を車で走りたい。あの開放感、自由感は東京ではなかなか味わえない…
![山と湖](https://ym-ph.net/wp-content/uploads/2018/05/P4083421-675x506.jpg)
ドラマチック、雄大な大自然。
コメントを残す