突然だけど、LEICA M MONOCHROM(Typ246) とLEICA SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)をライカジャパンカスタマーケアに送った。…送ってしまった。

しばらくの間、さようなら…
なぜそんなことになってしまったのか。以下、その顛末について書いてみたい。
事の発端
札幌に移住してきてから2ヶ月以上が経過。LEICA M MONOCHROM(Typ246) での撮影にも慣れ、日常が戻りつつある昨今、屋外で撮影する機会も増えてきた。札幌は最近はいい天気(風は強いが)のことも多く、気温もちょうどいい感じで、気持ちの良い晴れた空を撮る機会も多かった。
そんなふうに青空をバックに撮影した写真を鑑賞していたときに、それは突然見つかった。というか、気づいてしまった…。
空を撮影した写真にシミ

百合が原公園の花と空(とゴミ)
複数の写真の、同じ場所に黒いシミのようなものが映り込んでいる…
これはアレじゃないか?過去何度も悩まされてきた、デジカメの宿敵「センサーゴミ」…。
いや待て、まだ結論を出すのは早い。まだ慌てる時間じゃない。レンズが汚れているだけかもしれない。ブロアーでちょちょいと吹けば、元どおりさ!
センサーゴミチェック!
白い背景を用意(白い紙とかでいい)。カメラを白い背景に向けて、「絞り最大」で撮影(ピントは合ってなくてもいい)。
それらを複数枚比較して、確認してみた。その結果がこれである。

オレンジの丸の箇所にゴミ
なんだこれ…吐きそう。
いくらなんでもこんなことは…何かの間違いだろう。もう一回、今度は白い部屋の壁紙を撮ってみよう。

悪化
あーダメだ。これは完全にアレだ。もうおしまいだ
センサーをブロアーで拭いてみた
センサークリーニングをしなくてはならない。このままの状態では撮影に行くモチベーションが保てない。今後撮影する全ての写真にゴミが映り込んでいると思いながら撮影するなんて無理。耐えられない。
センサークリーニングは通常、メーカーに修理として出すのが一般的だ。でも東京で直接持ち込めるならともかく、配送は正直言って面倒くさいなぁ。なんとか自力でクリーニングできないか…。
そうだ、ブロアーで吹いてみよう!せやな!たかがゴミくらい、風で飛ばせば案外簡単に除去できるかもしれへんしな!

少し良くなった…けど
だいぶ取れた…けどだめだ、完全には除去できない…!つまり粘性のゴミが付着しているということだ。そういうゴミを撮るにはペンタ棒が必要な気がする。
粘着剤が先端に付いている棒状のクリーニングアイテム。これでセンサーを優しくぺたぺたすると汚れが取れるのだ!(やったことはないけど)
よし、これを買ってセンサークリーニングを…。
…いやいやいやいや。失敗して傷でもついたらどうする。一環の終わりだ。ライカのセンサーに直に触るのは(主に経済的な意味で)危険すぎるのでやめておこう。自己責任という名のゲームオーバーになる。
というわけで、大人しくメーカーへ修理依頼をすることにした。
ライカジャパンカスタマーケアへ依頼

ライカへ…
センサークリーニングを依頼
よーし、修理センターへ送るか!!
…と、ここで疑問が生じた。
- どこへ送るんだ?
- 修理の依頼方法は?
- 事前に連絡とか必要?
- 値段は?
…というわけで、調べてみた。
修理・点検サービスの流れ
修理・点検サービスの流れは以下のとおりです。製品をライカカメラジャパンの修理受付窓口にお持ち込み頂くか宅配便にてご送付ください。お送りいただく際は、お名前、ご住所、電話番号(メールアドレスでも可)、故障内容またはご依頼内容(点検箇所)を明記したメモを同梱してください。
「修理・点検申込書」をこのページの下部からダウンロードして、必要事項をご記入の上、同梱してください。また、製品が保証期間内の場合は、保証期間内であることを示す書類(保証書やご購入日が明記されている納品書やレシートのコピーなど)も同梱してください。
ライカカメラジャパンでは、日本国内に限り修理の受付けおよび配送を承ります。
なるほど。大体わかった。…値段以外は。
さっそく上記ページから「修理申込書」をダウンロードして必要事項を記載(PDFなので直接入力できないのが面倒くさい…)。
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ついでにSUMMICRON-M f2/50mm (3rd)の6bitコード改造も依頼
で、ここでちょっと思いつき。せっかくだから、兼ねてから検討していた「SUMMICRON-M f2/50mm (3rd)の6bitコード改造(※)」も依頼してみたらいいんじゃないか、と。怪我の功名、転んでもタダでは起きないの精神だぜ!やったぜ!
レンズの各種情報をデジカメに認識させる6bitコード(最新のレンズにはだいたい付いているが、オールドレンズにはない)を追加し、撮影画像に各種情報を記録することができるようにする改造のこと。メーカーへ依頼するとやってくれるという噂を聞いた。
これにより撮影時のレンズ名・絞り値等がデジタルデータに反映されるようになり、Lightroomでの管理や撮影時の状況分析が非常に楽になるのだ!
カメラ・レンズを配送
6/13、「着払いでいい」という記載がどこにもなかったので元払いで配送。ライカのカスタマーケアは基本的に値段についての情報が極端に少ない気がする。
LEICA M MONOCHROM(Typ246) とSUMMICRON-M f2/50mm (3rd)、また会う日までさようなら…。
ライカジャパンカスタマーケアから依頼品受領のお知らせ
6/16、ライカジャパンカスタマーケアから「受け取りました」の連絡。
平素はライカカメラ製品をお引き立て賜り誠にありがとうございます。
宅配便にてお送りいただきましたご依頼品を本日受領いたしました。
正式受付されますまでもうしばらくお待ちください。
なお、カスタマーケアは今週より業務を再開いたしましたが
再開直後のため通常よりお預かり期間が長くなる場合がございます。
また、カスタマーケア銀座の修理受付窓口つきましては
コロナウイルス感染拡大防止のため引き続き窓口業務を休止いたします。
電話受付につきましては10~17時の時短営業にて再開しております。
ご不便お掛け致しますが今後ともよろしくお願い申し上げます。
ライカジャパンカスタマーケアから修理受付完了のお知らせ
6/17、ライカジャパンカスタマーケアから「修理受付しました」という連絡。受付票のPDFデータ添付あり。
平素はライカカメラ社製品に格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
お送りいただきましたYM様のご愛用機LEICA M-Monochrom(Typ246) [BL],SUMMICRON-M2/50 [BL]の修理受付が完了致しましたのでご連絡させて頂きます。
PDFファイルにて受付票を添付致しますのでご確認下さい。
点検完了後、再度ご連絡致しますのでよろしくお願いいたします。
…この時点でも、まだ金額の話が一切出てこないところがライカらしい。

さて、これから点検作業・改造作業が行われると思うけど、いったい完了までどれくらいかかるのか…(そしていくらかかるのか…)。
まとめ
今回は「その1」ということで、カスタマーケアへの申込から受付完了までの流れを書いてみた。果たして6bitコード改造はできるのか?そしてセンサーはきれいになって帰ってくるのか?
まあなんにせよ、早く帰ってきてほしい…。
to be continued…
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