
今回は、X-T2の話。
先日、X-T2(とX-H1)のファームウェアアップデートが登場したので、そのまとめである。
「FUJIFILM X-T2」および「FUJIFILM X-H1」のファームウエア更新のお知らせ
追加された機能等
- フォーカスブラケット
- シネマレンズ対応
- 情報表示拡大モード、情報表示カスタマイズ(EVF、LCD)
- F-Log(4K映像で、センサーの持つ広いダイナミックレンジを記録する機能のこと)に対応
- FULL HDハイスピード撮影(いわゆるスローモーション動画撮影)対応
- 像面位相差AF性能の向上
- フリッカー低減
- 他
以下、主な機能の紹介。
フォーカスブラケットとは?
”ピントの位置を少しずつずらしながら1回のシャッターで最大999コマまで撮影ができる機能”(公式ページより)。
どうしてもピントを合わせたいときに使用するモード…だと思う。
正直、あまり活用するイメージが湧かない。
最近のFUJIFILMはオートフォーカスが優秀だし、そんなに活躍の場はないような気がする。
情報表示拡大モード、情報表示カスタマイズ(EVF、LCD)
EVF、LCD(背面液晶)の各種表示(露出、ISO、絞り値、シャッター速度等)を大きくしたり、表示内容を選んだりできるようになった。
X100F、X-Pro2ではすでにできるようになっている。
…表示拡大は実際にやってみたのだが、大きすぎて常に表示させるのは邪魔だったのですぐ元に戻してしまった。
でも老眼の方にはいいかもしれない。
デフォルトの露出メーター(左端)はちょっと表示が小さすぎて見づらいし。
像面位相差AF性能の向上
以下、公式ページからの引用。
1: 低照度限界を0.5EVから-1EVへ約1.5段分拡張し、暗所でのAF速度・精度が向上。
2: 像面位相差AFが動作する最小小絞りをF8からF11へ拡大。被写界深度を深くする場合や、超望遠ズームレンズ「フジノン XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」に2倍テレコンバーター「XF2X TC WR」を装着して使用する場合等でも、像面位相差によるAFが可能となりました。
3: ズーム操作中のAF-C機能が向上し、被写体が激しく動くスポーツ撮影などで威力を発揮します。
4: 捕捉性能の向上により、野鳥や動物の毛並みのような微細なテクスチャーを持つ被写体でも精緻に撮影が可能となりました。
2: 像面位相差AFが動作する最小小絞りをF8からF11へ拡大。被写界深度を深くする場合や、超望遠ズームレンズ「フジノン XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」に2倍テレコンバーター「XF2X TC WR」を装着して使用する場合等でも、像面位相差によるAFが可能となりました。
3: ズーム操作中のAF-C機能が向上し、被写体が激しく動くスポーツ撮影などで威力を発揮します。
4: 捕捉性能の向上により、野鳥や動物の毛並みのような微細なテクスチャーを持つ被写体でも精緻に撮影が可能となりました。
あまり動きものは撮らないけど、AF性能の向上は歓迎だ。
フリッカー低減
蛍光灯や水銀灯など照明のちらつきがある不安定な光源下での連写撮影でも安定した露出を実現し、インドアスポーツの撮影などで威力を発揮します。
今度、バスケの試合でも撮影に行ってこようかな…
FULL HDハイスピード撮影とは?
つまりはスローモーション映像が撮れる、ということである。
ぼくは動画を撮らないので恩恵は特にないが、動画をメインにしている方には朗報だろう。
シネマレンズに対応
FUJIFILMの動画用レンズMKレンズを正式に使用可能となった。
あの目ん玉が飛び出るほど高いMKレンズが使える。
…意味ねぇ…
F-Logに対応
…動画やらないからよくわからない。
4K動画を記録するのに重宝する機能らしい。
まとめ
今回のファームアップで、フリッカー低減が実装されたことで、X-H1とX-T2の差が少し縮まった。
X-T2オーナーとしては嬉しいところだ。
…まあ、X-H1には手ぶれ補正やフェザータッチシャッターなど、ハード面の優位性があるので差が完全に埋まることはないけど。
それにしても、X-T2(とX-Pro2)にETERNAはいつ来るんだろう。
機能的には可能だと思うんだけども。
商業的に無理か。
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