X-H1が発表された。
直前にリークされていたので驚きはなかったが、いくつかの新機能を搭載した一眼レフタイプのミラーレスカメラだ。
主な新機能は
- ボディ内手ぶれ補正
- フェザータッチシャッター
- フィルムシミュレーション”ETERNA”
- フリッカー低減撮影機能
である。
X-H1について思うこと
今回、富士フイルムXシリーズはとうとう「ボディ内手ぶれ補正」を搭載したカメラを投入することとなった。
これで機能的にはオリンパスOM-Dに肩を並べた…かな?
Twitterのタイムラインやブログを見ていると、「購入決定!」みたいな景気のいいコメントも多く、Xシリーズユーザーからの評価は概ね良好のようだ。
しかし、ぼくはといえば「カメラ断捨離」の真っ最中。
買えない…。
なんとなく悔しいので、今回はX-H1を買わない理由を考えてみた。
※以下は実機を見ていない人の感想(妄想?)なのでご注意を。
ボディ内手ぶれ補正
手ぶれ補正が付いた。約5.5段分(XF35mmF1.4の場合)らしい。
でも「ボディ内手ぶれ補正」って実は、さほど珍しい機能ではない。
ニコン・キヤノンこそ開発で遅れを取っているが、ペンタックス・オリンパス・パナソニック・ソニーあたりのカメラには当たり前に搭載されている機能である。
あえて言おう、いまさらであると。
富士フイルムが「画質が落ちるから、ボディ内手ぶれ補正は採用しない」と言い続けてきたのを、ぼくは忘れていない…。
ボディの大型化
そして今回、X-T2と比較して巨大化して重くなった(507g → 673g)。
ミラーレスカメラとしてはかなり大型だ。
なんと、フルサイズのα7RⅢ(657g)より重い。
他メーカーのハイスペックAPS-Cレフ機よりは軽いか、といったところだ。
(Canon EOS7D MarkⅡ:910g、Nikon D500:860g)
最近はなんかレンズも大きくなって来た(特にXF80mmマクロ)し、「カメラとレンズのベストバランスは、フィルム時代の35mm判システムの大きさ」だったのでは?
画質
あと、よく確認してみると画質周りのスペックがX-T2(やX-T20)と全然変わってない。
センサーは2430万画素のX-TRANS CMOS、プロセッサはX-Processor Pro。
フイルムシミュレーション”ETERNA”が追加されたが、これはおそらくセンサー・プロセッサが同じX-T2(X-T20)、X-Pro2(X-E3)にも追加搭載されるだろう。
つまり、画質面ではX-T20と同じである。
このことはあんまり語られていないような気がする。
機能・外観
デザイン。
これは素直にカッコいいと思う。
Xシリーズのエッセンスを残しつつ、機能を追加しているところは素晴らしい。
誰が見ても「Xシリーズだ」とわかる。
個人的にはシャッター(フェザータッチ?)がどんな感じなのか気になる。
それを理由に買い換えるのは、少し違う気がするけど。
まとめ
そんなわけで、ぼくがX-H1を買わない理由を書いてみた。
正直言って、際限なくお金があるわけでもなし、今回はスルーする予定だ。
そしてカメラを減らす。
X-H1の発表が、今後のカメラ断捨離のヒントを与えてくれたような気がする。
それはそれとして。
買う人が羨ましい。
追伸
買いました。
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